うつ病はめんどくさい気分とどう戦えばよいか
何もする気になれない時、起きることすらめんどくさい時、そんな時は誰にでもあるとは思います。けれど、もし全柄年中そんな気分だとしたら、うつ病を疑ってみても良いかもしれません。
めんどくさい気分
僕のうつ病の初期症状はこのめんどくさい気分との戦いでした。全くやる気が出ない。症状の重かった時にはお風呂ですら入れませんでした。
頑張っても1週間に1回程度。頭の中にはあれこれとやるべきことが浮かぶのですが、行動に起せない。こんな状態が1,2ヶ月間続きました。
好きだったことがどうでもよくなる
以前好きだったこと、例えば、釣りに行くとか、サイクリングに行くとか、庭いじりをするとか。そんなことがどうでも良いという気分になってしまいます。
映画を見たり、本を読んだり、そんなことですら出来なくなります。うつ病って実はこれほど重い症状を抱えている病なのです。
はたから見れば、ただのナマケモノ。ですが本人はいたって真面目なのです。少しでも何かに取り組むべきだと意識の中では必死になっています。
でも動けない。結局、一日中ゴロゴロしていました。期間的には2ヶ月間くらいだったと思います。
しかし、このめんどくさい気分との戦いですが、処方された薬を飲んでいれば、徐々に克服できるようにもなってくるのです。
ある時期からは本も読めるようになります。散歩に出かけたり、ジョギングをしてみたり、ちょっとした活動も苦痛ではなくなっていきます。
ですので医師に処方された薬を飲んでゆっくり休むこと、これはとても大切なことです。時間が経てば必ず動けるようになるのですから。
動けるようになってから
いろいろと活動できるようになってたら、この後は復職に向けて生活のリズムを整えていくことになるのですが、こんどは、めんどくさいというレベルではなく、なんとなく憂鬱という気分に襲われるようになりました。
いろいろなことは出来るけれど、なんとも表現しがたい憂鬱な気分。特に朝方は酷くこの気分に襲われました。
この憂鬱な気分は僕の中に未だに存在しています。会社を退職して隠居暮らしを始めようと思っている状況にあってさえ、憂鬱な気分は出現します。
もちろん、僕はまだ抗うつ剤を飲んでいますので、完治したわけではありません。以前に比べて症状がかなり改善されてきた、そんな状態です。
憂鬱な気分
この憂鬱な気分なのですが、これから生きていくことにどんな意味があるのか、こんな、かなり根源的な領域で苦められます。そんな答えのあるような無いような問に苦しめられてしまうのですが、最近はその解決方法はひとつしかないと思うようになりました。
それは、あれこれ考えるのを辞めること。
悩んでも考えても、一向に前に進まない問題もあります。そんな問題は一旦、いや永久に脇に置いてしまってもよいのではないか。自分の中にそんな感覚が芽生え始めています。
と言っても、言うことと行うこととは全く次元が違うということも分かっていたりします。考えるのを辞めることが出来れば、多分、今よりも楽しく生きられるはずです。
問題はそれが分かっているかどうかよりも、それができるかどうかなのですね。
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