2020年6月10日水曜日

ブロック、コンクリート、鉄芯で階段を自作DIY

ブロック、コンクリート、鉄芯で階段を自作DIY



ブロック、コンクリート、鉄芯...。こやつらで頑丈な階段をDIYしてしまおうと思い立ち、4月の終盤からコツコツと作業を続けておりました。



作業早々に地中の水道管を壊してしまうというトラブルに見舞われたのですが、くじけずにあれから1か月ちょっと。



そして1ヵ月経って完成したかというと...まだです。まだ。現在もなおコツコツと続けております。



丸太の階段


2年半前にこの家を手に入れた時点では、既存の丸太階段が腐食していて、かなり危険な状態にありました。滑って転んで泥だらけになったこともあります。



そこで当時、応急処置のつもりで新しい丸太を斜面にひき詰めてくい打ちをして暫定的な階段を作ってます。まだ東京に住んでいたため、泊りに来た時の突貫作業でした。



こちらが2年間使っていた丸太くい打ちの階段。ボロさ加減が半端ないです(笑)。その時の記事はこちら→ ボロ別荘の崩れ落ちた階段を丸太でDIY



移住後はきちんとした階段を作ろう!そう思ってはいたのですが、階段の優先順位がどんどん落ちていって、あっという間に2年が過ぎてしまいました。



やりたくても....


いつもいろいろなことが頭の中にあります。木を倒そうとか、庭を整備しようとか、ウッドデッキを張り替えようとか、壁にペンキを塗ろうだとか、畑を拡張しようとか、家を増築しようとか...。



頭の中にはやりたいことが常に一杯あって、いつも何かをやっているのですが、階段のコンクリート化だけは手を付けるのが怖かったというのが実のところです。途方もない作業量を想像できてしまったから...。



しかし、手を付けてしまいました。



作業量と材料費


見積もりもせずに始めてしまった階段作りなのですが、まだ完成していないものの、材料とその費用を始めに紹介しておきます。なんとなく大変さが伝わるかもです。



・重量ブロック
 5個x18段=90個x118円、計10,620円。

・セメント
 2袋x18段=36袋x406円、計14,616円。

・アンカー用鉄心
 2本x5個x18段=180本x40円、計7,200円。

・砂利
 10袋x198円、計1,980円

・大型の石と土
  無料。

合計:34,416円


長いこと作業をしていたので、もう少し費用はかかったような気もしていたのですが、3万ちょっとでした。僕にとっては大きな出費ですが、コンクリ階段は一度作れば、ずっと使える物なのでOK~!丸太階段は数か月で泥斜面になりましたから(笑)。



工賃はすごいですよ~。実労1ヵ月。一日3時間作業として、90時間。自給1,000円で9万円!彼女にもかなり手伝ってもらっているので、実作業費は15万円分くらいかもしれません。


外注に頼んだら、デザイン料、設計料、基礎工事とか、別の因子も入ってくるかもしれませんね。どれくらいの金額になるのか知りたいところです。




具体的な作業


基本、肉体労働の地味な作業です。古い丸太階段を外し杭を引き抜いた後は、上から一段づつ不足している土と砂利を運び入れて、削りながら水平出しをして重量ブロックを埋めていく。





ブロックに水平が出たところで鉄芯アンカーを打ち込んで、地面に固定。一段5個、同じように出来たところで、セメントを練って流し込む。




強度が必要となる箇所には拾ってきた1m以上のこんな鉄棒を十数本打ち込んで頑強にしています。



あとは土と砂利。ブロック階段が耐えられる構造にするには圧倒的に土と砂利の量が不足していました。ベースとなる土、砂利の埋め込みは、結構大変だった気がします。



ビフォー、アフター


まだ作業の途中ですが、ビフォーとアフターはこんな感じになります。

        ビフォー

        アフター


玄関からみたところ。



美しい螺旋(らせん)が出せました。かなり上出来。そして頑丈。




この後、各階段の土面に10~20mmの厚さでコンクリを流し込む予定です。作業途中に、地中から大量のレンガが出てきたので、これらを装飾に使うかもしれません。



土地ばかり広くてボロい家を手に入れてしまったことで、2年経ってもやることは全く尽きません。これからも、この先も、こんなことで充実感を味わいながら生きていくのだと思います。



ただ、さすがに疲れたので、今週はもう作業せずゴロゴロしますが(笑)。



次の記事→


12 件のコメント:

  1. 特迷元所長2020年6月11日 7:21

    初コメします。
    何時も拝見しております。
    地元より東京へ無理な転勤を強いられ本日の最終面談で退職が確定します。
    実家暮らしの独身43歳、少し蓄えが有り、これも神様が与えてくれた休暇、チャンスと受け取る様に努めてますが…
    SHIGE様みたいに楽しめる様に頑張ります!

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    1. 特迷元所長さん、こんにちは。43歳、多少の蓄えあり。最高じゃないですか!ずっと働いてきたのでしょうし、1年2年、やりいたいように、のんびり生きてみるのも良いのではないでしょうか。僕はもう2年以上、テキトーに生き続けちゃってますが(笑)。

      この生活に入ってみて思うこと。月日が経てばたつほどに、今が最高と感じることです。

      コメありがとうございます!

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  2. お疲れ様でした。
    ビフォーアフターの写真を見比べれば大成功ですね。
    これら材料の荷卸しやコンクリの手練りなんかを想像するとかなりの作業量ですね。梅雨前になんとか工事完了して良かったですね。これからは本格的に暑くなりますから今週はゆっくり休養してくださいね。ブログ更新楽しみにしています。

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    1. トピアさん、こんにちは。ブログの更新がまた滞ってしまいました...。でも階段は進めておりました。もう少しです。書きませんでしたが、資材の買い出しもかなり大変でした。街に降りる度に、120キロほどは毎回載せて帰るということの繰り返し。

      今週は雨。のんんびりしております。
      良い一日を。

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  3. 初めまして。もうすぐ50歳になりますが、今までずっと人が怖くて信用できなくて殻を被って生きてきました。残りの人生は、苦手な人付き合いをせず仙人のような暮らしがしたいと伊豆への移住を考えています。事業の失敗などしてきましたので、貯えもなく、別荘購入は夢の夢です。憧れの生活をされていて、羨ましいです。今までのブログ記事を読ませて頂きます。

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    1. コメントありがとうございます。ここは自然豊かな山奥ですが、そんな環境の中に生きていても、気持ちや気分というものの多くの部分は、自分の在り方にかかっているのだとも感じています。そんなことに気が付いてからは、のんびり、ゆったり、時々DIY、で生きています。どこにいても、気持ちはゆったりと生きることが大切かもしれません。

      良い一日を。

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  4. すごすぎます。なんでも自分でできちゃうんですね。私は、アーリーリタイヤにあこがれていますが、怠け者なのでとてもとてもコンクリで階段作ったりできません。
    そうすると費用が掛かりアーリーリタイヤも遠のくということなんでしょう・・・
    将来は田舎で隠居したいなあ・・・などと思っていますが、別荘地ってこれからの時期、虫とかすごくないのでしょうか?
    虫はそんなにダメでないのですが、この前家の中にアシダカグモがいてビビりました。あいつを東京で見たのは子供の時以来です。
    東京に住んでいると田舎にあこがれますが、不便だとか、近所の付き合いがすごいとか、刺激がないなどと聞くとどうかなと思ったり、かといって東京に住んでいても中心地にはせいぜい仕事で行くくらいで、私生活では東京の利便性は活用されていないし・・・
    いろいろ考えちゃう自分にとってこのブログは大変参考になります。
    楽しみに見ていますので、これからも続けていただけると嬉しいです。

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    1. mejiさん、こんにちは。DIYはやればやるほどに、残っていくので誰でもだと思うのですが、やり始めたら楽しくなること請け合いです。小さなイスや机を自作するところから始めて、少しずつ。プラモデルを作るような気持ちで、楽しんでしまえばいいんですよ~。

      東京の利便性は若者のものではないかとも感じます。僕にはもう不要。

      自分の内側の声に耳を澄ませて、心地よい方向へ進んでいけばよいのかもしれませんね。
      良い一日を。

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  5. 初コメです。
    qwertyと申します。
    50歳独身で、こちらのブログで『Bライフ』の存在を数日前に知り、本気で調べ始めたところです。
    伊豆方面って、魅力的ですね!
    DIYもとても参考になるので、更新楽しみにしています。

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    1. コメントありがとうございます。返信おくれてすみません。伊豆方面は楽しいところばかりですよ。是非。
      ブログ更新が滞ってしまってますが、また再開しようと思います。

      ありがとうです!

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  6. 初めまして。
    田舎暮らしには20代の頃から憧れており、いろいろ調べていて、こちらのブログを知りました。
    1964年生まれ、もうあと4年もすれば定年になります。

    shige様のブログは、私にとってあまりにも面白く、共感する内容だったため、数日かけて
    最初から全部読ませていただきました。ピヨ子ちゃんの章では、思わず涙がこぼれてしまいました。

    やはり私も、心の中では優しく穏やかな日常を送りたいと願って止まないことを、改めて
    気付かされました。でも現実は…

    ここ数年間、田舎暮らしのことは忘れていたのですが、どこか頭の片隅にはあったように思います。
    相方(カミさん)もいますし、住宅ローンも絶賛支払い中ですので、今すぐ実行に移すことは叶わぬ
    夢ではありますが、いつか、実現したいと思っております。

    田舎暮らしに憧れてはいますが、いわゆるムラ社会に身を置くつもりは毛頭ありません。
    今住んでいる場所(神奈川です)の町内会でさえ、面倒で億劫に感じるので、とてもじゃ
    ありませんが、私には無理です。

    そういった視点で見ると、別荘地ってとても良い環境に思えてきます。いや、私にとって、
    今現在の時点で理想の場所だとさえ思えます。

    そうかと言って、お金持ちがウジャウジャしているような別荘地は遠慮したいです。
    (そもそも私の所得では購入できませんが)

    またちょくちょく覗かせて下さい。暑いのでお体にはお気を付けて。

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    1. コタロウさん、こんにちは。このブログを始めから読んでくれたとのこと、嬉しい限りです。自分で読み返すことはあまりないのですが、「うつ病」から始まって、ここに至っていいるということを、たまにですが、考えることがあります。思考が定まらぬ中、最良の選択をしたと今でもそう思っております。

      まず、人生の主導権が自分に戻ってきたこと。環境も趣味も時間も全て。そのことは何事にも代えがたいと感じています。


      ピヨ子の死によって自分のもろさが意識面に露呈しましたが、そんな時でも手を指しのべてくれる方々がいるということも、同時に再認識することができしました。いろいろありますが、良いところです。

      これからもどうぞよろしくお願いします。

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