2018年6月16日土曜日

山奥で暮らす田舎への移住、隠居1ヶ月目の感想

山奥で暮らす田舎への移住


伊豆の田舎、伊豆の山奥へ移住してから約1ヶ月。移住直前までは「ここに住民票を移すのか」などという不安な思考の中を行ったり来たりしていたのですが.....。



全て杞憂でした。住めば都ということを今、実感しております。こんな感じで富士山も見えたりします。




田舎や山奥といった場所への移住に際しては、不便さ不都合さ、寂しさ、フラストレーション、そんなものをよく耳にしたりもしますが、そういうのは皆無です。僕が変わり者なのでしょうか(笑)。



今回は、そんな自分が、ここで暮らすようになって分かったこと感じたことを、いくつか紹介してみようかと思います。



1 田舎とも少し違う山奥という移住先の環境


俗にいう田舎への移住であれば、村の長へのあいさつや、隣近所への気遣い、そんな人間関係の問題が、まず初めに出現するかと思います。



しかし、ここにはそういうわずらわしさがの一切ありません。



木々に囲まれ周囲に誰もいない環境。その中で一か月過ごしてみると、東京で蓄積された心の中のモヤモヤのようなものが、日を追うごとに薄れていく感覚を覚えます。




鳥のさえずり小川の流れる音。それら以外、無音の世界です。旅行や観光で訪れたどんな場所よりも静か。そんな場所に住んでおります。



朝の一杯のコーヒーも、過去に飲んだものとは全く違って感じます。今までと同じ安いコーヒー豆なのですが。



2 移住先の田舎山奥の気温と湿度

2-①山奥の気温

ここの標高は400メートル程あります。ですので計算上、気温は地上よりも2.4℃低くなるようです。



2.4℃の差。冬場は結構寒く感じるとは思いますが、その分、6月の今の時分はとても過ごしやすいです。



日向に出れば暑いですが日陰はとても涼しい。避暑地に使われていた別荘のはずなので真冬以外は快適に過ごせる気がします。真冬への対策は、今の時期から少しずつ。



2-②山奥の湿度

何となくジメジメしているような気はしていたのですが、数週間で水取りぞうさんが満杯になったのを見て、急遽、除湿機を購入することにしました。




かなりパワフルな除湿機なので数時間程度で2リットルのタンクが満タンになります。何もしないと物凄い湿度という証明でもありますね。


アイリスオーヤマの超パワフルな除湿機



湿度も目に見える方が良いので湿度計も購入。80~90%の間をうろちょろしています。
1,000円の温湿度計



ここを購入した6ヶ月前、一番やっかいだと感じたのはカビ臭さでした。高湿度の環境で3年間程、人が住んでいなかったのだから、原因は明確なのです。目に見えないカビだらけだったということ。



いろいろと試行錯誤した結果、現在はカビの臭いは全くしません。これからもカビの発生は気をつけていこうと思います。カビ臭さへの対策はこちらを参照ください。
→ 古い家特有のカビ臭さを撃退



3 移住先での地域住民との関係

別荘地には1400件ほど家があってその半分くらいは定住しているようですが、この家の周辺では、滅多に住民に遭遇しません。散歩している人が一日に数人。なので近所付き合いというものは全くありません




本当に静かです。たまに宅配便のクルマが通ったりするとビクッとしてしまったり(笑)。



人付き合いが不要という点も気に入っているのですが、聴覚過敏に悩まされていたこともあって、今のこの環境はほんと快適。



4 移住先から街までのアクセス

標高は400メートルなのですが、街までは意外と近くて、大きなスーパーまでクルマで12分です。あと5分も行くと大きな国道につながっていて普通に栄えてます。馬鹿でかいパチンコ屋があるのが気に入りませんが...。



5 田舎で暮らす生活費

まだ出費にいくらかかっているか計算したことはないのですが、おそらく、なんとかノンビリやっていけると思います。来月から集計しようと思ってますが、ここでの生活にかかるお金はざっくりこんな感じです。


(1ヶ月換算)
・管理費   4,500円
・固定資産税  550円
・水道    2,000円
・電気    7,000円
・ガス    4,000円
・携帯    5,000円
・ネット     5,200円
・食費    15,000円
・ガソリン  5,000円
・自動車保険 1,800円
・軽自動車税  600円
・がん保険  1,900円
・娯楽    5,000円
・健康保険      6,000円
---------------------
計       63,550円


*国民年金は免除中です。今年度は払いなさいという指令がくるかもしれません。
*除湿機など初期投資で必要となったものは含めてません。



移住直後は36,000円というエイヤぁ~的な見積もりをしていたのですが、実際には6万円ちょっとかかっています。



今後もプラスマイナスはあると思いますが、6万円以内での生活というところをキープしていければ上々。これならBライフ+αくらいと言えるかもしれません。



6 田舎の山奥に住んで不便なこと

街までも大した時間はかからないし、なんだろう....。不便と感じることが今のところ何も思いつかないのです。多分ですが、住めば都なのですよ。どこであっても自分で探して手に入れた住処は都。



そうそう、もし別荘地に住むなら、道路は非常に重要なので、きちんと舗装された二車線の道がある場所を選んだほうが良いと思います。これは本当に重要!




この快適な道のおかげ危険遭遇度も格段に下がります。


7 移住先の山奥周辺でのお仕事

こちらに来ても失業保険の受給でハロワに通っていますが、週に2,3日の仕事は結構ありあそうです。今のところ全く働く気はありませんが、お金が無くなってきそうならハロワで仕事を見つけるのも可能。



知人は、この近くで3日置きに老人ホームみたいなところで宿直をやっていて、拘束時間は長いけれど、一晩寝泊まりするだけで6,000円のアルバイトをハロワで見つけたそうです。


ラクな仕事で月額6万円。こういうのもなかなか良いかもしれません。


8 田舎に移住して何をして楽しむか

僕にとっての娯楽は古い家を改造していくこととくらいですが、特に光回線が通ったことでAmazon Primeや音楽を一日中楽しむということもしばしばあります。



また山を降りれば、温泉も沢山、海へも30分程度なので、飽きることって、もしかするとないかもしれません。そう願いたいです。



9 田舎への移住とうつ病の状況

東京にいたころよりかなり良いです。たまに頓服としてデパスは服用してますが、抗うつ剤は飲んでません。睡眠剤も無しで十分眠れてます。すごい変化です。



と、ざっと書いてみましたが、今のところ順調です。




田舎暮らしのスタイルはいろいろあると思いますが、僕はこの山奥暮らしを、かなり気に入ってます。



ただ長く生活していれば、想像していなかった悲惨場面に遭遇することもあるかもしれません。悪いことも良いことも、これから少しずつ紹介していけたらと思います。



まずは一か月間、とても順調、とても快適。




山奥別荘を探し始めたころの話はこちら↓
熱海に移住するブログになるだろう隠居用別荘探し



自己紹介はこちら→ shigeの自己紹介



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家の周りに自生する食べられる野菜


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2 件のコメント:

  1. 別荘地って税金が高いって聞いたんですがそうでもないんですね。定住しちゃえば安いっていうも聞きますが・・・
    しかし、めんどくさい近所づきあいがないのはいいですね。田舎でアーリーリタイヤすると地域のお祭りとかなんとか保存会みたいな付き合いがひどいって話も聞くしいい選択でしたね。

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    1. me jiさん、コメントありがとうございます。ここは管理費も固定資産税もめちゃくちゃ安いので維持費はほとんどかかりませんよ。温泉なんかをひいてしまうと大変な金額が発生しますが。近所付き合いが無いのは本当に最高です。それでメンタルを壊してしまっている人を何人か知っています。移住するなら別荘地。鉄板ですよ。

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