会社員生活を辞めて自由に生きたい
2017年9月末日のことなのですが、会社員生活を辞めて自由に生きたいという思いを、ついに形に変えてしまいました。
会社員生活を辞めることと離婚と移住、普通に考えたらとんでもない事を一度にしでかしてしまったわけなのですが、今現在の自分のメンタルの良さから考えれば会社員生活を辞めたこと、そして自由に生き始めたことは大正解だったと感じています。もちろん貧乏ですが。
移住に踏み切ったのは2018年5月27日。伊豆半島の熱海と三島の中間地点に位置する山奥のとある別荘地に移住し、それ以降現在まで働かない生き方を継続中ではありますが、不思議なことに何の焦りもありません。
会社を辞める=自分で仕事をする?
会社員生活を辞めるということは自分で何か仕事をすると誰もがそう考えるのだとは思います。しかし、このブログに何度も書いていますが、お金を使わないという選択肢も本当にあったりするのです。自由に生きたいという思いを具現化する方法として僕が取った方法はただ単に消費を少なくして、働かなくてよい期間をなるべく延長してくというだけのものです。
別の言葉でいうと単なるプー太郎。
しかしこのプー太郎の月の支出は合計で6万円。年間にして70万円ほどなのです。350万円あれば5年間は自由に生きられます。
そんなテキトーな考え方です。もちろん何かしらで収入を得られればその期間はもっと延長できると思っております。
会社員生活を送っていた時には、たまの休日にはお金を沢山使わないと気がすまないような感じでしたが、僕の現在は毎日が休日。
ですので、そんな強迫観念めいたものはもはや存在しません。お金を使わない生き方というのも本当に心地の良いものです。
何時でも自由に寝て、何時でも自由に起きて、夏は天気が良ければ海に泳ぎに行って、普通に考えれば超ナマケモノの生活で全くうらやましくないと思いますが、僕自身は今それが最高っと感じております。
もちろん人との付き合いもいろいろとあるので終始暇というわけでもなく、いろいろな面で調度良い感じ。ここに労働が少しでも入ると、ちょっとなぁと、まだそんなことを思っております。
ブログの更新頻度
東京でもがいていた時期から一年しか経っていないのに今は悠々自適に生きている感じがしていて、そんな感じになってしまったのでブログの更新もまばらになってしまっているような感じだったりします(ちょっと言い訳)。
ブログを読んでくれている方には本当に申し訳ないことなのですが、ブログを書いている自分って、内容の違いはあれ、不安な自分を払拭したいという要素が大きかったような気がしているのです。
しゃにむに何かを作ってみたり、ぶっ壊してみたり。もちろん快適な住処を手に入れるためなのですが、慣れない環境の中で早く自分のアイデンティティを確立しておきたい、というような感覚だったのかもしれません。
そんな感じではあるのですが、まだまだやるべきことも沢山ある中で、現在は、今日一日快適に過ごせればそれでいいかなぁというような感覚になってきているのは確かです。
のんびりと、ゆったりと、それでいて毎日ちょっと楽しい、そんな日々を送れるようになって、波はあるものの以前のようなうつの状態とは完全に決別できた気がしています。
会社員を辞めて自由に生きはじめてしまって一年間。少し振り返って、所感のようなものを紹介しておこうかと思います。
家に関して
ボロい家を買ってしまったために未だに何かしらの作業途中です。家の値段をこのブログに書いたことはないのですが、そろそろよいかなっということで公開しますが、300万円台です。こちらが間取り。こんな小さなお家。
固定資産税が年間6,500円なので察しはついたかとは思いますが、不動産としては超安物の物件に分類されると思います。ただ、元々土地だけ買って自作の小屋を建ててみたいとも思っていたので、それから比べれば高額な物件なのかもしれません。
この別荘地のお隣に少々高級な別荘地が、そちらの別荘地を通ると、やはり自分の住処のボロさ加減を再認識することになります。
しかしながら僕は、この家がとても気に入っているのです。大好きだったりするのです。
大好きなので引きこもりには拍車がかかっております(笑)。
毎日の生活に関して
特に大きなイベントが無くても普通に楽しく暮らせるようになってしまいました。そんな自由きままな生活を可能にしてくれたのはここに来てあらたに出来たお友達の御蔭だと強く感じています。ここまで遊びに来てくれるツイッターのフォロワーさん、ブログの読者さん。そして山奥別荘のちょっと離れた隣人の方々。
烏骨鶏のピヨ子を介して鶏つながりの友人も仲良くしてくれております。山奥喫茶店のママさんもね。
みなさんには心から感謝しています。こんな自分ですが、これからも、どうぞよろしくお願いします。
お金に関して
さて、一番の難題。しかしこの件に関しては全く動こうとしておりません。Bライフと言えども月に6万円前後の支出はありますが、まぁ焦らなくてよいかぁという思考のままでおります。おそらくは後2,3年、働きに出ることはないだろうし、その後もそのままかもしれません。その時に考えることにしようと思います。会社員生活にだけは戻ることはないと思います。
病気に関して
何の病気もしていないのですが、病院に関しては結構心配していました。山奥から病院に行けるのか?という点。しかし住んでみれば病院もスーパーも何もかも、クルマで15分程なのです。無用な心配でした。高血圧で長年苦しんでいたため、近くの診療所で高圧剤を出してもらっています。血圧は上が165もあったため、ずっと締め付けられるような頭の痛さを感じていたのですが現在は125。快適快適。
余計なお世話だと思いますが、高血圧の人は早いとこ医者に行った方が良いですよ。物凄くラクになりましたから。ちなみに高圧剤のお値段は2ヶ月分で2,000円程度です。高額なサプリなど飲まないほうが絶対に良いです。
夢とか将来に関して
ここの暮らしがとても心地良いので、このままのスタイルで継続していけるならそれが一番だと思っています。何かを成さなければとか、職に付いていなければ、というような義務感的な思考は今は一切ありません。それだけ、穏やかに過ごせているということなのかもしれません。最後に
東京のアパートに住んでいた休職時期は、とてつもなく長い日々でした。そう感じていました。毎日が葛藤と自己嫌悪、不安、焦燥の連続だったような気がします。自分で勝手に作りあげてしまったそんな幻想のような呪縛なのですが、そういうものは、この山奥での一年間ですっかり消え去りました。
そのことだけでも自分にとって良い選択だったと思っています。僕の場合はうつ病での休職期間が4年半にも及んだこと、年齢ももう既に50代に突入していたという背景があるのですが、30代でも40代でも、病気でなくてもあまりかわらないのではないかとも思っています。
会社員生活をやめて自由に生き始める選択肢は誰にでもあるはずです。ただ、当然貧乏な生活にはなります(笑)。
でも、それよりも大きなものが得られるのではないかな。僕はこれからも大好きなこの家とこの山奥で、自由に生きていこうと思っています。
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