2019年1月10日木曜日

お金を使わない生活、節約生活は辛いのか?

お金を使わない生活、節約生活は辛いのか?


昨日、僕が尊敬している、そして僕に勇気をくれたBライフの先輩さんが久しぶりにブログを更新しました。山梨に120万円で土地を買って自力で小屋を建ててしまった方です。


お金を使わない節約生活を実践している先駆者的な存在。


初めて記事を読んだ時、閃光のようなものが頭の中を突き抜けました。うつ病で寝込んでいた時のことです。




会社を辞めて何もない土地にテントを張りながら半年間掛けて小屋を製作していく工程はまさに冒険と自由、そんな感じでした。



多くの人が影響を受けたことと思います。僕の知る限り(ツイッターのフォロワーさん)でも3名、同じように山奥の土地を購入して自力で小屋を建てています。


そして彼らもまたブログを書き、ツィートをし、田舎暮らしのBライファーとして他の人に影響を与えていくのかもしれません。




そんな先輩Bライファーさんの今回のブログの内容は衝撃的なものでした。


文末からの抜粋の転記:

"Bライフを始めてからの三年間はとても辛かった。この先どうなるかは知る由もないが、これからはBライフのための人生ではなく、自分のために人生を送りたい。Bライフについて、僕は勘違いをしていたのかもしれません。"



辛かった


辛かったというコメントがとても衝撃的でした。ここ最近の1年は、うつ病で心療内科に通っていることも知っていました。しかし生活そのもの、Bライフそのものが辛かったというのは、語られたことがなかったのです。



何が辛かったのか、その詳細は述べられていませんが、虚無感とか人生の意味とか、そういう点だとは想像が付きます。



人生の大半を快適な環境で暮らしてきた人が、何もない、そして全て自力でまかなわなければならない環境の中で生きていくには、それなりの苦悩が付きまとっても不思議ではないのかもしれません。



小屋暮らし。二泊三日のキャンプではないのかもしれません。その場所で、その環境でずっと生きていかなければなりません。



この点は小屋暮らしに憧れている多くの方が留意すべき点のように思います。



山奥別荘での暮らし


僕自身も小屋暮らしに憧れていましたが、踏み出す勇気がありませんでした。逃げ道を用意しておきたいと、そう感じていました。辛く感じてしまった時、それを回避する手段がどうしても必要になるような気がしていたのです。



うつ病で何年も苦しんできたこともあって、自分が何に苦しさを感じるだろうかが、良くわからなくもなっていました。冬も本当に恐れていました。有り余るであろう時間も怖い気がしていました。



農作業もDIY的な作業もやるべきことは今でも沢山あります。でも何もやりたくない時もあるのです。そんな時はひたすら映画を観ています。



光回線の存在に助けられたことは何度もあります



人には調子の良いときも悪いときもあって、それらは自分では上手く選ぶことが出来ないようにもなっています。だからただ横になって映画を観続ける時間というのも本当に大切。



自然環境という開放感だけに依存して生きていこうと思っていても、うまくいかない時もあるのです。



日々快適に生きていける生活環境があってこそのBライフなのかもしれません。



次の記事
いつもの山奥に帰ってきた



是非、こちらの記事も→

Bライフをブログで再考







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2 件のコメント:

  1. shigeさん
    お久しぶりです。明けましておめでとうございます。
    shigeさんもこの彼のブログの読者だったんですね。私もこの記事は読みましたが実質的な最終回という印象を受けました。彼が、辛いと感じたことは何なのか、彼のブログを踏まえた私の考えはこうです。
    それは単純に「努力したけど自分の思った通りの生活にならなかった」ということだと思います。彼は、自作小屋に拠点を確保して生活費をおさえる、そして旅行サイトを運営し世界を旅して現地の情報を発信しながら広告収入を得て生活しようとしていました。それが軌道にのらなかった、思うような結果が出せなかったというのが、彼が辛いと感じたことなのではないかと思います。
    彼は元々SEでしたが激務でうつ病になった経験から仕事に嫌悪感がありました。しかし小屋暮らしを含めた3年間で雇われて働くことに抵抗が薄くなったそうなので回り道でも意味があったのではないでしょうか。
    彼もうつ病が快復していないそうなのでShigeさんのにんにくの記事などが参考になりそうですね。

    ところでShigeさんに今後の記事のリクエストがあります。今回の取り上げた彼のように、次は「長野県に別荘地を購入し小屋を建築したK」のことを記事にしてほしいのです。2018年夏からBライフ界を盛り上げたKですが、蓋を開けてみると出来上がった小屋は屋根はルーフィングで外壁は防水シートで完成とし、トイレは室内でコンポストなど異彩を放ちます…。居住地はShigeさん同様別荘地ですが借金があるのでフルタイムで働く必要があると思うのですがはたして片道20kmを通うのか。などなど「Kが小屋暮らしを持続していけるのか」を記事として考察してみてください。よろしくお願いします。(余談ですがKは、借金は滞納したらローン会社は延滞金でもうかると発言したり性格にも癖があり、5ちゃんではアンチだらけですwその辺も記事で触れてもらえると面白いです)
    長文失礼しました。今年もよろしくお願いします。

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    1. Bライフライフさん、こんばんは。ご無沙汰です。Tさんの事情はその通りなのかもしれませんね。でもあまりに立派な小屋を建てきってくれて、その詳細をつぶさに紹介してくれたおかげで、僕自身が救われたことは間違いないのです。今でも感謝感謝です。ツイッターでもたまに話をさせてもらっています。

      Kさんですが、現在進行形で頑張ってますね。作りも何もかもめちゃくちゃかもしれませんが、寒冷地でよく頑張っていると思ってます。きっと芯が強いのだろうと思いますよ。ブログも毎回長文を書いていて、凄いパワーだと思います。僕ごときが何かコメントできるとは思えません。ツイッターのフォロワーさんに小屋作りの方が3名います。みなさん、それぞれの世界観を持ってのチャレンジじゃないでしょうか。

      一緒に応援しましょう!でも記事には書いてみたいと思います。ありがとうございます。

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