2017年11月29日水曜日

デパス、抗うつ剤の減薬と断薬の最終段階

デパス、抗うつ剤の減薬と断薬の最終段階



うつ病の薬、デパス類も含め自身の減薬と断薬の過程を紹介しようと思います。



心療内科に通い始めてかれこれ4年半間。うつ病の為に服用していた薬の量は去年の夏ごろにピークを迎えました。この時の量は今思い返してみれば尋常ではない量でした。




ジェイゾロフト、セルトラリン、ルジオミール、デパス、エビリファイ、ジプレキサ、レンドルミん、デパケン、マイスリー....薬は頻繁に変わっていったので同時期に服用していたか定かではないですが、とにかく名前も覚えきれないほどの量。



茶碗一杯の薬を飲んでお腹一杯というような描写がよく漫画にありますが、本当にそんな感じでした。しかし頼れるのは薬しかなかったのでとにかく服用し続ける以外の道はなかったのです。



このピークは半年ほど続いたのですが、ふとした切っ掛けで少しずつですが、減薬出来るようになったのです。



ふとした切っ掛け

会社を辞めるという決意、田舎暮らしを始めたいという思い、そんな考えが浮かんできたことが減薬の切っ掛けになりました。



少しずつでも減らしていかなければ、この先自由が無くなってしまうという危機感からです。都会では心療内科がそこらじゅうにありますが、田舎、それも山奥にはあるはずもありません。



自分を少しでも自由にするため、減薬、そして断薬。そんな決意が固まり始めたのでした。



心療内科との相談

過去に勝手な断薬で、ものすごく恐ろしい体験をしたことがありました。これは心の底から後悔しています。というのも、この時は自分の命を絶っていたとしておかしくないほどの状態になっていたからなのです。



心療内科の先生に自分の意思を告げました。1年半後、薬が完全にゼロに出来るように努力したいこと。その方向で減薬の調整をしていって欲しいということ。



一番長く飲んでいた薬はジェイゾロフトでしたが、まずこの分量を減らしていくことから始まりました。100mgから75mg、50mg、25mg、そしてゼロへ。



他の抗うつ剤も徐々に減らしていきましたが、始めの3ヶ月程度でゼロにできたのはこの薬だけです。もしかするとですが、この薬は最も長く服用していたにも関わらず、自分には全く効いていなかったのかもしれません。



デパスの乱用

しかし減薬の過程で、頓服として処方されていたデパスを、ほぼ全錠剤を使い切るようになってしまいました。もはや頓服ではなく常用。



減薬を進めていってもデパスがある。この時はそう思っていました。事実この薬は即効性があって僕には非常に効き目があるのです。しかし....。



後で知りましたが、このデパス、かなり依存性が強い薬なのです。抗うつ剤の断薬に成功した後でも、デパスの服用は続きました。



不安で落ち込んでいるときにその不安をぼやかしてくれる感じに依存してしまっていたようなのです。だからなかなかやめられない。



デパスへの依存を減らす

これはかなり意識して進めました。一番依存している薬ですが、なるべく一日一錠までと決めて残りをストックするように心がけました。



と言っても、一日に4~5錠をぼりぼりと食べてるように服用していたのですから、一錠というのはなかなか厳しいものがあります。



不安な気持ちや変な気分になった時の確実な逃げ道。



ここで考え方を少し変えたのです。自分は確実にこのデパスに依存している。では少しでも多くこの薬をストックしておくべきだと。




デパスをストックする安心感

いわば、お守りのような感覚です。デパスが後100錠ある。この後も少しずつ貯めていって200錠くらいはストックとしいて持っておきたい。それだけあれば山奥へ移住してもなんとかなるだろう。



こんな風に、お守りだと思うようになってから本当に必要だと感じるときだけ服用するようになりました。減薬というよりもケチ根性



しかしかえってこのケチ根性が良い結果につながりました。



完全な依存状態から、持っていれば安心というお守り的な存在に変わりつつあるのですから。



減薬の最終ターゲット

減薬を進めていくと、自分に本当に効いている薬というのが分かってきます。かなり薬の種類が減ってきた状態では、それを減らすと急激に体調が悪くなることがハッキリしてくるからです。



最終ターゲットとなったのはアモキサン。元々50mgを飲んでいましたが、25mgに減らし数ヶ月、かなり時間がかかりました。減らすと体調の悪さがハッキリと現れるからです。



しかし一進一退をくりかえしながら昨日ついに10mgへの減薬になりました。元の量からすれば1/5になります。これはとても嬉しいことなのですが、何故か今日とても不安になりました。



現在の僕の状態はアモキサンで維持できているという感覚があります。最後の最後の薬を最終段階に減らすということがとてつもない不安になってしまうのです。



またいきなり絶不調になりはしないかと、余計な事に思考がグルグルとうずめきます。



うつ病もさることながら、小さなことを大きな不安に捉えてしまう自分がいます。減薬をここまで進めてこられたのに、最後の一歩で恐ろしくなってしまう。しかしここまで来たら最後まで頑張るつもりです。



東京のこの地で心療内科に通えるのも最大であと4ヶ月。なんとか目標に向けて進んでいきたいと思っています。




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