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2019年9月8日日曜日

伊豆の別荘100万円ポッキリ

伊豆の別荘100万円ポッキリを見てきたぞ


伊豆の別荘地へ移住した後も100万円前後の別荘を興味本位ではあるのですが不動産屋さんのホームページにてたまにチェックしております。



自分が住めそうかという観点で見てしまうと、やはり相場は2~300万円以上にはなってしまいますが、近場に100万円以下の激安物件があったりすると、ちょこっと見に行ったりもしています。



そこで今回は伊豆の別荘ジャスト100万円の物件を実際に見てきましたので簡単にですが紹介致します。



築年度はなんと平成2年。まだ30年も経っていない新しめな物件。実際の概観はこちら。





固定資産税は2.25万円/年になってます。固定資産税がこれほどの金額なので市の評価価格は300~500万円なのかもしれません。ちなみに僕が今住んでいる家の固定資産税は6,500円/年です(笑)。市から見た試算価値はほとんどなし。



伊豆の別荘で何故100万円か


住んでみないと中々ピンとこないことなのかもしれませんが、中古の別荘に関しては、家そのものよりも重視すべき点がいくつかあります。それはというと、①採光、②駐車場、③道路への隣接。この3点。



その辺は以前にこちらの記事にも書いています。→ 別荘生活、別荘ライフでの注意点



実際この100万円の別荘の建屋はとても素晴らしいです。えええ!これ本当に100万円!ってなると思います。しかし自分が暮らせるかという視点で見てみると厳しいと感じるかもしれません。



まず一つ目の採光ですが、別荘地では年中陽が当っている家の方が珍しい方ですので、ある程度樹木で覆われていることは仕方のないことでもあります。



しかし一日中全く陽が当らないとなると体内時計も上手く働かなくなってしまうかもしれません。メンタルにはとても悪いはずなのです。



ボロい家でも陽の当る家。暮らすなら、こちらの方が正解です。



二つ目、三つ目の駐車場とその位置に関して。別荘地では道路沿いにクルマを置いても駐車禁止をとられるようなことはありません。ですので、そこ辺に置いても大丈夫です。ただ、自分の家の横に駐車場が無いのは非常に、非常に不便です。



今回視察したこの100万円の別荘の場合、交通量はほとんどない場所なので道路に置くのも可能です。しかしその道路から家の玄関までは歩数にして70歩ほど。その内、40歩はキツイ階段の登り下りという位置関係にあります。



1分程の短いビデオを撮ってきましたので、こちらをどうぞ。

  


買い物をして5キロのお米を持って帰るだけでヘトヘト。冬になって18リットルの灯油を運んだりしたら倒れるかもしれません。これは冗談ではなく真剣に。


結論として


家の状態からすれば100万円は激安ですが、住めそうにない...。という結論。ただ、年に何回か別荘として使う程度ならアリかもしれません。


別荘としての使用


別荘としての使用でも骨休めにくるのですから、陽の光は必要だとは思います。ただ秘密基地的に、もしくは地下室的な感覚で使うのであれば、人によっては大丈夫なのかもしれません。



ただし、固定資産費、管理費、水道料、電気ガス基本料、これらは必ず必要になります。この別荘の場合、合計月額で1.5万円、年額で18万円はかかります。安いからといって安直に手を出すのは要注意かもしれません。



18万円あれば、年に4,5回は旅行に行けますから。4,5回はホテルに泊まって美味しい食事が出来る金額であるということもお忘れなく。



今後も安い物件が近くに出れば視察してこようと思います。



以上、100万円の別荘の視察でした。



次の記事→
山に自生する野菜、植物を食す


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お金を使わない生活、節約生活は辛いのか?

2019年3月16日土曜日

別荘地の管理費の使い道

別荘地の管理費の使い道


少し前の記事に「別荘地の管理費は安ければ安いほど良いですよ」ということを書いたのですが(こちらの記事 → 別荘地の管理費の使い道 )、今回はその根拠を紹介しておこうかと思います。




僕は現在、周囲に誰もいない伊豆山奥の別荘地に住んでいるわけなのですが、僕の周囲に人影がないだけで、別荘地全体だと700軒強の方が定住しています。別荘として使っている方は同数程度。合計で1,400軒



この1,400軒と、その他に土地だけを所有している方がいるのですが、その方々が管理組合に毎月4,000~5,000円の管理費を払っています。詳細は省きますが、合計で毎年約1億円が管理費として発生しています。




1億円の使い道


会計報告が届くため、お金の使い道は割と透明ではあるのですが、透明であるだけで、無駄がないわけではありません。管理組合や管理費の仕組みは何十年も前から決まっていることなので、ここで騒ぎ立てるつもりも全くないのですが



ただ、使い道を紹介することで、管理費なるものがどれだけ無駄なものかを理解して頂けたらと思っています。働かない生活、お金を使わない生活の中にいると、こういうものが割とクリアに見えてきたりもします。



冒頭に結論を書いていますが、管理費など安いに越したことはないのです。仕組みを変えることなど出来ないので、できるだけ安いところを探した方が良いという点も再度強調しておきます。



それでは使い道に関して紹介します。

①職員費

12名4,500万円
ここで注目したいのは、1名の給与の高低ではなく、この12名という人数。管理組合の建屋がありますが、そこで12名が働いています。



小さな町の郵便局を思い浮かべてみてください。窓口、奥の事務、合計で何名が働いているでしょうか。だいたい4~6名だと思います。



郵便局には多種多様な業務があり割と多忙だと思いますが、それでも4~6名で全業務を回していることが多いはずです。




比べて、管理組合には12名もの職員がいます。12名で対処する仕事ってかなりの仕事量だと思います。



僕はこの別荘地に移住して来た時に一度だけ定住者届けを出しに行きましたが、直接関わったのは、そのわずか5分程度です。しかも僕以外には誰もいませんでした。



誤解の無いように繰り返しますが、仕組みを変えるとか人員を削減するとか、そういうことを望んで、この記事を書いているわけではありません。



管理費というのは、こんな形で世襲されていく特権的なものなので安いところを選ぶべきだと言いたいだけです。実際この別荘地も安い方です。しかし中身はこんな感じなのです。


②役員費

役員は4名。計400万円。これも前述した職員費と同じです。


①と②を合わせて、交通費なども計上されて計6,000万円。



1億円の管理費の内、6割があまり実態のなさそうなところに給与として支払われています。おそらくどの別荘地でも6~7割を人件費と称して消化しているのではないでしょうか。



道路や樹木の伐採


僕は当初、この管理費というものの大半は、陥没した道路の補修だとか、飛び出している木の伐採などに使われているんだろうと勝手に思っていました。



しかし環境整備費として使われているのはわずかに400万円。おそらく、そういう仕事は「市」の仕事なのです。





どうでしょうか。



かなり辛口な内容になってしまいましたが、別荘地の管理費に月額8,000円も徴収されるところを選ぼうとしているなら一考かもしれませんよ。



以上、別荘地の管理費の使い道ってこんなものという話でした。



次の記事→
ブログで自分をさらけ出すことについて



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働かない生き方、働きたくないのでお金を使わない



2019年2月28日木曜日

別荘での二拠点生活にはお金が掛る

別荘での二拠点生活にはお金が掛る



二拠点生活に憧れる方も多いかと思いますが、山奥の格安別荘をサブ的な生活の場にしてみた場合、それは成立するのかという点について自分なりの考えを紹介したいと思います。




中古の別荘は100万円を切る値段で売りにだされていることもあって、中には80万円で購入したというような記事を見かけることもあります。実際に不動産屋のホームページを覗いて見るとそんな値段で売りに出されているのでこれ自体はウソではないと思います。




ただ、安いからといって住むつもりもないのに購入するは、ちょっと待った!とも言っておきたいのです。つまり二拠点生活のようなイメージで手を出すのは要検討ということです。



まずお金の話なのですが、表示価格が80万円だとすれば、不動産屋の手数料に25万円ほど。実際には100万円は超えてしまいます。そしてガス、水道、電気、これらの基本料金で月額1万円弱、管理費で4,000円(合計で年間17万円)。



イメージとしては100万円で購入して年間の維持費17万円程度で別荘を持つような形かと思います。お金を使わない生き方とは真逆にも感じられますね。



年間17万円の維持費は住むとすればBライフとしても成り立つ格安な住居なのですが、別荘として考えてみると決して安くはないと思うのです。



二拠点をもつことへの憧れはあると思いますが、使用頻度を考えてみれば、その所有が自分にあっているかどうかは明確にもなってきます。



例えば10年間使うとして年に5回ほど各2泊3日滞在するケースで考えてみると、



毎年10泊程使用することになると思うのですが、この場合、一泊あたりに換算してみた金額は、(100万円/10年間+17万円)/ 10泊 = 2万7千円




一泊が2万7千円にもなってしまいます。使用頻度をもっと上げて年10回(ほとんど毎月一度は使う)としてみても、1万3千円



年に10回別荘に来て20泊する。これだけ泊まってもまだ旅館に泊まる方が安いのです。旅館なら美味しい料理も沢山食べられますし。



もちろん週末に使うような頻度の高い用途であれば問題はないと思います。




複数人で所有したらどうか

では複数人、例えば3人ほどで別荘を所有したらどうでしょうか。1万3千円/3人 = 4千300円(一泊)。これで何とかペイしそうなギリギリのラインような感じかもしれません。ただ毎年20泊もするかどうかは少々疑問ではありますが。



実は僕がまだかなり元気だったころ、頻繁に伊豆へ釣りに来ていたのですが、その時、数人の仲間でこんなことを真剣に考えていた時期がありました。




しかしそのころでも年に5泊もすれば多い方で、金銭的にはまったくペイしないという結論になったことをよく覚えています。



複数での所有は自由度が下がる

それと、この山奥の別荘に暮らしてみて明確に分かったことなのですが、家を所有する目的ってただ寝泊りができるということではないと思うのです。



東京のアパートを窮屈に感じていた理由のひとつに、何一つ改造、改装してはいけないということがありました。



何ひとつやりたいように出来ない。それはアパートを退去するときは元の状態にもどさなければならないから。だから棚を一つ作る程度でも躊躇してしまいます。



ここはそれが完全に自由です。自分の好きなように改造して構いません。大きな穴を開けても良いし、ドアをぶち壊してもいい。場合によっては部屋を増設しちゃっても誰からも文句を言われることはありません。




こんな改造欲をかき立ててくれるのも格安中古別荘かと思います。そして実際、それはとても楽しい工程でもあるのです。


だからもし複数人で所有してしまうと、自分の好きなように、好き勝手に改造するなんてことも難しくなってしまうかもしれないのです。割と、いや、かなり窮屈な選択のように思えます。



長期不在にする問題点

山奥の別荘を本当に別荘として使用する場合、一番問題になると思われるのが湿度です。この湿度によってカビが発生します。僕が今住んでいるこの家は3年間ほど人が住んでいなかったと聞いています。



前のオーナーは近くのマンションに住んでいるので頻繁に来ていたようなのですが、とにかくカビ臭くてしかたがありませんでした。カビ臭さというのは1,2時間くらいの滞在ではなんとかなるものなのですが、一日中いると本当に気持ちが悪くなってしまうものです。




人はたいていの臭いには慣れてしまうものですが、カビ臭さには慣れることが出来ません。ですので始めの3ヶ月間くらいはこのカビ臭を取り除くための戦いとなりました。カビ臭さはカビそのものを取り除かない限り消えないのです。



ですので、数ヶ月に一度しか滞在しない場合、まず、必ずカビが発生します。そしてその臭いは数日滞在して掃除をしたくらいでは取れません。ですので自然と足も遠のいていってしまうのではないかとも思います。


カビ臭さを撃退した話はこちら→ 中古物件、古い別荘特有のカビ臭さの撃退方法


結論

そこで結論なのですが山奥の格安別荘を年数泊の使用頻度二拠点用手に入れることは辞めておいた方が良い、ということになります。



格安別荘は住んでこそだと思います。もしくは将来的に住む。住む予定がないのであれば、安いからといってうかつに手を出さないことをおススメします。



最適な二拠点の形

別荘を二拠点生活の対象にすることに関してはいささか否定的な内容になってしまいましたが、二拠点自体には僕も今だ憧れを持っています。



そこで一番良いと感じているのが1ヶ月単位で滞在できる簡易的な滞在スペースを確保すること。



ツィツターのフォロワーさんに、ぐっさんという方がいるのですが、この方が沖縄の那覇で開いている下宿屋は個室30,000円/月です。保証金、清掃代、光熱費等のよけいな費用は一切かからないとう優れモノ。一日換算では驚きの千円です!




僕自身はまだ行く機会がないのですが、いつか滞在させてもらいたいと思っています。



ホームページはこちら→沖縄下宿屋 うちげ 那覇店  (残念ながら現在は満室のようです = 人気があるということ)。



年に1~2ヶ月。こういう形での二拠点生活であればお金も掛らないし理想的だと思います。二拠点を考えている方は是非こんな形も一考を。



関連記事
別荘地の廃屋事情について考えてみた
働かないで生きる、お金を使わない生き方



次の記事→
急な傾斜地でも段々畑なら野菜を育てられる



2019年2月16日土曜日

別荘生活、別荘ライフでの注意点

別荘生活、別荘ライフでの注意点


少ない支出で暮らす、いわゆるBライフ的な生き方の場として別荘生活を選んでしまったわけなのですが、住んでみて事後に気付いたことも含めて、これから格安中古別荘を探そうと思っている方へ、別荘ライフの注意点、チェックポイントなどをお伝えしておこうかと思います。




以下、別荘の購入前の注意重要度の高い順に列挙しています。



ただあくまで私見でして個人の趣向も当然入っていますので、そんなのどうでもいいという方もいるとは思います。その辺はご容赦ください。



①家への採光

別荘は山の中、森の中に立っていることが多いため、樹木に囲まれているケースは極普通のことなのですが、360度方向を10メートル以上の樹木に囲まれていたりすると流石に気がめいるように思います。



以前180万円の別荘を視察に行った時に遭遇したのがまさにこんな感じ--360度の全方向が樹木に覆われている--だったのですが、別荘地に住んでみて改めて思います。




採光の問題は自力では全面的には改善できません



業者に頼めば一本の倒木で3~5万円かかることもあります。つまりたった20本で100万円。100万円で所望の採光が取れればまだましかもしれません。40年も50年も経ってる別荘地の樹木は非常に手強いことをまず念頭に置くことをおススメします。



そのために、まずは光がある程度入る立地を選ぶこと。これはかなり重要だと思います。とは言いながら、僕の住処も半面は樹木に覆われています。完璧な彩光の立地はかなり高額になると思いますので、自分が住める程度で。



特に留意すべきは季節での差。夏場に陽が入っても冬に近づくにつれて、陽の昇る高さは下がってきます。高い樹木の上に顔を出していた太陽も冬には樹木の高さを超えないかもしれません。



ですので、夏場の彩光よりも冬場の彩光。季節によって太陽の昇る高さが大きく異なることにも留意することが大切。



②管理費(共益費)の月額

土地にも家屋にも管理費がかかります。法的な徴収の根拠は存在しませんが、これは一応払うべきとされているものですので普通は払います。が、管理費の発生は別荘生活のデメリットと考える方もいるかとは思います。



僕の住んでいるところは月額にすると4,600円(土地=1,800円、家屋=2,800円)。土地は二区画分(160平米)の為、他のところの2倍になっています。家屋は2LDKですが床面積としては少し小さめなのでこちらは若干安くなっています。




この別荘地での80坪程の平均的な2LDKであれば月額3,800円程度くらい。



平均的な坪数(80坪程度)の場合に各別荘地の管理費にどれくらいの開きがあるのかを(伊豆方面の別荘地限定の話)紹介しておきますと、


最安値:3,500円
最高値:8,000円


あまり大きな差はないように感じるかもしれませんが、これは月額ですので年間で54,000円の開きになります。20年住むとすれば100万円以上の差額になります。



この管理費は住んでいる別荘地内で何らかの用途として使われるお金ですが、実のところそれは、はっきりとはしていません。道路整備だったり、樹木の伐採だったり、落ち葉の清掃だったり。もしかすると大きなプールの維持費だったり。



どこでも同じかと思いますが、管理組合なる場所で働いている人や役員などへの報酬が大きいのでは、と思っております。本当のところは知りませんが。



ということで、これは別荘地別に用途は異なっていて、結局のところよく分からないものなので安いにこしたことはないと思います。



8,000円/月払う別荘地だからといって特別良いことが起こるわけでもないのです。


別荘地の管理費がどんな用途に使われているかはこちらの記事を参照してください。→別荘地の管理費の使い道


③駐車場の有無

敷地内に駐車場が無い場合でも、市街地と違い、その辺にクルマを駐車してしまうことは可能です。ただ敷地内に駐車場を設置できなかった理由はそれなりにあると思いますので注意は必要です。




駐車場の無い別荘の多くは、道路から細い歩道に入って何十段もある階段を登ったり降りたりする位置に家があったりします。



クルマを使う主な理由は買い物ですので、毎回重い荷物を持って運ばなければなりません。住むとなればかなり辛いと思います。別荘にこもりっきりというライフスタイルの方でも灯油など重量で必須な買い物もあります。特に大変な思いをすると思います。



敷地内に駐車スペースが確保されていることは重要。




④光回線の有無

まだ④番目なのですが、この位置にもう光回線がきてしまいます。中古の別荘には物理的な問題はろいろあるとは思うのですが、お金と労力を割けばどれも何とかなってしまうものです。ただ光回線だけは個人の力ではどうにもなりません。



電気、水道、ガス。例えばの話ですが、もしこれらのインフラが無かったとしても、業者に依頼すれば何とかなってしまいます。しかし、光回線は個人の力、個人のお金、あと何でしょうか、個人の熱意?、例えどんなに要望しようが、無理なものは無理なのです。




ここを手に入れた時点では光回線の開通予定を聞いてはいたものの確定ではありませんでした。もし回線が通らなくてもADSLやWiMaxなどで何とかなると当時は思っていたので、それほど重要視もしていなかったのです。



しかし、暮らしてみて感じることは、物凄く重要ということ。



山奥でのBライフ暮らし、お金を掛けない生活と言えば、畑やDIY、山菜取り、海に出て釣り...そんなことばかりをやって暮らすイメージが強いと思います。



確かにやっていますが、それらは平均にしてみると一日数時間程度なのです。ですので一日の内の残り10時間以上、お金をかけずに楽しいと思える何か別のものは必要になってきます。



光回線は月額5,000円程度。一日にすれば160円。たったこれだけで、山奥にいながらほぼ無料に近い膨大な数の映画、ドラマ、一般の方の投稿動画、その他もろもろ、ストレスなく観続けることが出来ます。





都会の方には普通のことなので、ちょっとピンと来ないかもしれません。しかし山奥でお金を使わないBライフ的生活基盤を構築する上では、かなり重要なアイテム。遠方の友達とSkypeでテレビ電話的な会話を楽しむことも出来ます。




重要度を④番目にしましたが、もしかすると①番目のような気もしています。後々、どうにもならないことなので、ここは是非重要視することをおススメしておきます。



ちなみに、今住んでいる別荘地は2つの市にまたがっているのですが、先に僕の住んでいる市側に光回線が開通しました。反対側の市は来年の4月に開通が予定されています(おめでとう!!)。



別荘地のホームページからこんな情報を収集しておくことも大切なことかと思います。


⑤道路事情


家から街へ出るための道路の状況もかなり重要だと思います。山奥の別荘地。どこでもぐにゃぐにゃ道だとは思うのですが、未舗装(アスファルトで舗装されていない)の道が主要の通路の場合は、候補から下げた方が良いと思います。




僕自身は働かない生活を実践中ではあるのですが、それでも週に何度かは街にでます。長く住むのであれば、キケンなところは避けるにこしたことはないのです。



⑥両隣の有無


広い別荘地。膨大な敷地面積にも関わらず、たまに数件の別荘が密集して建っている場所があります。現在は別荘として使われている場合であっても将来的には移住し、定住者となる可能性もあります。密集している場所は避けた方が良いと思います。


都会のアパート暮らしのように、物音を立てずに暮らしていかなければならないとしたら、この暮らしの価値は半減してしまうかもしれません。



⑦気温


これこそ個人の主観になってしまいますが、なるべくなら暖かいところが良いと思います。つまり標高が高過ぎないところ。1,000メートルクラスの山奥になると冬場はかなり寒いと思います。ここは400メートル。今年の冬は最低気温がマイナスになった日は数日だけでした。



伊豆を選んだのも寒さに弱いことを認識しているからです。



⑦電波状況

携帯電話の電波、テレビの電波が入るかどうかは気になるとは思いますが、これは③に上げた光回線が通っていれば解決してしまいます。山間部は10メートル移動しただけで突然電波の入らない場所になったりもします。天候にも影響されます。


けれどネットが通っていれば携帯の電波塔を無料で家の中に設置(auフェムトセル)することも出来ます。僕はテレビはほとんど観ませんがネット経由で観ることも出来ます。ですのであまりこだわる必要はないと思います。



⑧市街地までの距離

これは⑤の道路状況が普通であれば、特に問題視する必要もないと思います。ここはたまたま街まで20分程度で出られる位置にありますが、多分30分でも問題だとは感じないと思います。



欲しいものはネットで注文できる時代です。それに好んで山奥に住み始めたのですから頻繁に街を徘徊する必要もないのです。



以上、雑多になりましたがBライフ用の別荘探しでのチェックポイントを並べてみました。個人的な趣向も含まれていますが参考にして頂ければと思います。



別荘そのものは築年数や見た目、立地、そして値段、いろいろと探す条件が異なると思いますが、上述した内容は落とし穴であったりしますので、少しだけ気にかけてみてください。



また未登記物件の購入はとても危険ですのでくれぐれも気を付けてください。
こちらの記事も参考に→

未登記の別荘地物件の恐ろしい話





次の記事→
広告収入だけでBライフを成立させる



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山奥で暮らす田舎への移住1ヶ月目の感想


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2018年9月27日木曜日

未登記建物の売買での問題点、恐ろしい話

未登記建物の売買での問題点、恐ろしい話


別荘地の格安物件を購入してもう既に住んでしまっているわけですが、未だに別荘地の不動産サイトで物件を眺めることがあります。するとたまに、これは安いっとビックリする物件に遭遇します。築15年、坪数80、2LDKで250万円など。





なんでこんなに安いのだろうと詳細をよく読んでみると、最後の方に「建物は未登記建物です」などと普通に書いてあったりします。




普通に書いてあるのでふ~んと読み飛ばしてしまう方も多いと思いますが、この未登記建物、手を出したらとんでもないことになりそう。



ということで今回はこの未登記建物の問題点、恐ろしい話について、物件探しの際に知ったことを紹介しようと思います。



そもそも未登記建物とは

不動産の登記法上、所有者は工事完成後の1カ月以内に建物の表題登記申請を行う義務があります。法律でそう決められています。


しかし登記をしなかったからと言って罰せられることもないため、極まれですが未登記のまま住んでしまう人もいるようなのです。




自宅などはその建物自体を担保にしてローンを組むことが多いため登記が不可欠(登記されないと担保に出来ない)ですが別荘などは現金で建てることも多いようなので稀にこの未登記状態が存在しているとのこと。



未登記建物を買った場合に起こりうる問題点

そもそも未登記ですので売買の対象にしたとしても、第三者が所有権を主張した場合に対抗する手段がないのです。


登記がない以上、第三者から見れば誰が所有しているかわからない建物。売主が二重売買をするおそれが無いとは言えません。


売買後、売主が建物を売主名義で登記し他の誰かに再度売られてしまったら、いくら権利を主張し裁判を起しても勝てないそう、です。借地権が発生し賃貸料を払うはめになるかもしれません。



建物は別の人のもの。土地だけ自分のもの。未登記物件にはそんなことも起こりえるのです。



まあこんな詐欺まがいなことは稀でしょうが、こういうことも起こりうるため、未登記建物を買う人は少ないのです。ということなので買ってしまったとしたら同じように売ることも難しくなる、売れなくなる、のです。実に恐ろしい話。



では買った後に直ぐ登記すれば良いのでは?

登記にはいくつかの必要な資料がありますが、それは売主側しか持っていないため、売主の協力なくして登記はできません。「建築確認書」「建築図面」「工事人からの引渡し証」「支払いの完了証明となる領収証」...。



そもそもこういう書類をもし売主が持っているとするならば、売りに出す前に登記するはずなのです。ですので、持っていないのか、または何か悪いことを考えているのか、のどちらかなの可能性が濃厚。



いずれにしろ買った後に買主が登記するのは相当難しそうです。



不動産屋の役割

不動産業務というのは売主、買主の仲介に立って安全な売買を成立させることがその役目のひとつにあるはずです。



しかし未登記物件を安心に安全に売買できる気はしません。この未登記物件の取り扱いに関しては一度、不動産屋にその立ち居地的な話を聞いてみたいとも思っています。



今ここに僕が書いたことが当っているのか、それとも何かこんな不安を払拭できる策を持っているのかという点について。



ただ、今の時点ではやはり未登記物件には手を出さない方が良さそうという結論になります。



自作小屋暮らしのBライファーの方達も自分で作り上げた後にきちんと登記していますからね。



以上、未登記の物件は怪しい、という話でした。



次の記事
トイレのDIY、壁紙リメイクの続編


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登記簿謄本を取って別荘を個人売買する



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2018年7月4日水曜日

別荘地の廃屋事情について考えてみた

別荘地の廃屋事情


タイトルを廃屋事情としてみましたが、実のところ事情を知っているわけではありません。この山奥で田舎暮らしを始めてみたら、そこらへんにゴロゴロと廃屋がころがっているので勝手に想像しているだけです。


別荘の廃屋



廃墟を見ていつも思うことは、
実にもったいない...ということ。





屋根や壁が朽ち果て再起不能になっています。ここに至るまでにはかなりの年月を要していると思うのですが、そうなる前に格安で賃貸に出すとか、貸し別荘にするだとか、売ってしまうとか、いろいろと方法はあったように思うのです。





家は人が寄り付かなくなると朽ち果ててしまいます。でも、どんなボロ屋でもちょこちょこと手を入れてさえいれば現状を保つことが出来ます。現状どころか、どんどん住みやすくなっていったりもします。



今この別荘地、東京ドーム57個分の敷地には1,400棟の家が立ち並んでいるとのことですが、建物は立派でも数年間誰も来ていない感じの家が沢山あります。多分、廃墟予備軍....。





売り出しもされておらず、数年間放置されている別荘。こういう別荘をどうにか出来ないものか、と最近よく考えます。


うまくハンドリングできれば別荘地は活性化されるだろうし、格安で住居を手に入れたいというBライフ好きの方達、田舎暮らしをしたい方達のニーズにも答えられるはず。



使われていない別荘を廃屋にしないプロジェクト。



これからそんな活動もしてみたいなぁ、なんて思ってます。



まずは自分の家を直すことが優先ではありますが....。

 
次の記事
auフェムトセルで山奥田舎暮らしの携帯電波が最強に!


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2018年2月27日火曜日

中古別荘の問題点、カビ臭さを撃退

中古別荘の問題点、カビ臭さを撃退


田舎暮らしを始めるにあたって築40数年の山奥の中古別荘を手に入れて一番悩んだのは「カビ臭さ」でした。おそらくこれが中古別荘の最大の問題であると思います。



たいていの臭いには身体が慣れてしまうものですが、カビ臭さには一向に慣れません。消臭剤をまいても10分でまた臭いを感じてしまいます。



こんな家で田舎暮らしなどできるのだろうか....。


ネットで対応を調べるも

家に入った瞬間に感じるカビ臭さには本当のところかなり閉口しました。どうしたらこの臭いが取れるのか?ネットでもいろいろと調べてみましたが、調べれば調べるほど決定打となるものが無いことが分かってくるのです。



ああ、もうこれは田舎への移住と共にこのカビ臭さと同居するしかないのかとも諦めの気持ちになりましたが、やれることは全てやろうと思い2ヶ月間奮闘しました。



すると3ヶ月目、突然、臭いが消えたのです。全くの無臭。感激でした。



何が決定打になったのかは今だわかりませんが、この3ヶ月間でやってきた、カビ臭撃退の対策を紹介しておこうと思います。




やってきたこと

①無香料の消臭剤を置く
 大き目の消臭剤を数個、各部屋に置きました。



②湿気を取る
 山奥なので冬でも湿気がかなりあります。そこで使い捨ての湿気取りを、これも各部屋に置きました。



③不要なモノは全て捨てる
 前のオーナーがかなりの物持ちだったのですが、古い机や布団、毛布、食器.....自分が使うもの意外は全て捨てました。



④掃除を徹底する(←おそらくこれが決定打)
 床は勿論、タンスの中、押入れの中、食器棚の中....可能な限り家全体を徹底的に掃除しましました。特に換気口は空気の通り道なので、バラバラにして清掃。



⑤砂壁に壁紙を貼る
 壁自体に臭いがあるかどうかは分からなかったのですが、壁紙で全面を覆いました。



⑥カビ臭専用の消臭剤を置く
 スプレータイプと置きタイプを購入しました。バイバイキーンという商品。



⑦柱の隙間をパテで埋める
 ちょっとした隙間も含め、全てにパテを埋めて密封しました。寒さ対策にもなるので、これは結構徹底しました。



⑧床全面を塗装する
 色落ちしていたのでキレイにする目的も含め塗装しました。




これで、やれることは全部やった感じです。いろいろなことの相乗効果で臭いが消えたのかと思いますが、徹底した清掃がやはり一番の対策だったのではないかという感触はあります。



中古の家を購入してカビ臭さを感じたら、まずは家の中全て、見えないところも含めて、綺麗に清掃しましょう。



目に見えないカビも拭き取りによって排除することができます。効果を感じるまでタイムラグはありますが効果は必ず現れるはずです。



臭い、温度、湿度、音.....。生活していると不快に思う外因は沢山ありますが、うつ病と上手に付き合いながら移住に向けて、ひとつひとつクリアして快適にしていきたいと思います。



次の記事
うつ病で都会から田舎へ移住した結果



2017年11月28日火曜日

別荘地の土地の値段

別荘地の土地の値段


Bライフを始めるには安い土地か安い住居を手に入れる必要がありますが、いくらぐらいだったら買う気になりますか?このページでは別荘地の土地の値段について紹介したいと思います。


全て誰かの土地

前のページでも書きましたが、枯葉とか木材だとか、腐食して自然に帰ってくれる物は山の中に捨てていいとのことです。ただし別荘地はどの土地でも必ず誰かの所有地です。そう、ゴミを捨てちゃいましたが、そこも必ず誰かの所有地なのです。




土地の一区画(一筆というらしいです)はだいたい、80平米くらいのようですが、この間隔毎に誰かの名前で立て札が立っています。これは管理費を払ってますという証拠でもあり、その管理費はというと土地だけだと毎月1,000円くらい。



高くはないですが使わないのに、何十年も毎月1,000円を払い続けているってちょっともったいないですね。ですので使わないのならば売ってしまえば良いと思うのですが、その土地を売ったらいくらぐらいになると思いますか?これは場所によってかなり差があるようなのです。


土地の値段


急斜面、平地、北向き、南向き、等の条件でピンきりです。安いところは80平米で30万円くらいで手に入るんじゃないかと思います。たまに10万円なんて立て札が建っているところもあります。でも不動産屋のホームページを見てみると、だいたい60万円くらいしてます。


この10万円~60万円の開きのある土地の値段ですが、10万円の土地というのは前述した条件以外に、ものすごい条件が付いています。


それはモロに山林ということ。



土地の科目はもちろん山林ですが、不動産屋が手がけている土地は一応、木が切られていて家を建てようと思えば立てられそうな土地です。


しかし、10万円なんんていう立て札が立っている土地は自分で木を伐採することが前提になっています。


自分で倒木できれば良いですが、業者に頼めば、50万円くらいは掛ってしまいます。


と、いうことで結局60万円っくらいになってしまうのではないかと思います。


注意すべきこと

10万円の土地。確かに安いです。木々の伐採にお金が掛ったとしても安い。しかし、ここで注意しなくてはならないことがひとつあります。


接道義務というものがあります。


都市計画区域内では認定された道路に2m以上接していないと家が建てられません。 土地を視察しに行った時に、一見道路に見える道があった場合でも、この「認定」がされていない道路が時々あるため注意が必要です。


要は土地を手にいれても家が建てられないということ。それは小屋でも同じです。小屋を自力で建てる場合でも、許可が下りないところには建てられません。


この認定ですが、調べるには役場に行くことが必要です。
見掛けは立派な道路でも認定外ということもありますし、 ある地点から先は認定されてないというようなこともあります。


個人売買で10万円の土地を買った場合に起こりうる問題です。


ですので、土地を買う場合にはきちんと調査をしている地元の業者を利用した方がよいかもしれません。

初期のころの土地の値段

どこの別荘地でもそうだと思いますが、山が開拓されて道路、水道が整備され始めたころは、今では考えられないような値段だったそうです。


別荘地ブームとなった昭和の時代には一区画200万円、300万円がザラだったらしい。それらの土地が所有者が亡くなり遺産として相続され、使われずに放置されている状態が今です。実にもったいないです。



あと、別荘そのものが放置されているものもかなりあります。ボロ屋敷化していて人が住めないであろう廃墟がところどころに。DIYが好きな人であれば、そんな廃墟をタダ同然で手に入れて自分で修復していくというのもBライファーには良い方法かと思います。




僕も3、4回の別荘視察の中で多くのボロ屋敷を見てきましたが、土地、建物含めて、だいたい30~50万円です。あとは本人のやる気次第。自分でどこまでやれそうか、という点です。平地にゼロから自力で小屋を立てるよりは、はるかに労力は少ないと思います。



僕も非力ではありますが、自分の家の修復は自分でやっていくつもりです。掃除だけで体力の無さに驚いてしまったところではありますが.....。



格安別荘を求めてその内にBライフ仲間が増えてくることを密かに期待しています。



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