騒音が気になるうつ病での聴覚過敏
都会の騒音にはもう耐えられそうにない聴覚過敏のshigeです。
もう2年以上前のことになりますが、うつ病がかなり酷かった時の話です。このころ24時間、ヘッドフォンをしていました。音楽を聴くためではありません。音を遮断するためです。
こういうヘッドフォン。射撃場で装着するやつです。
50メートル先に線路があったのですが、ここを通過する電車のゴーッという音、それもかすかに聞こえるだけなのですが、うるさく感じてどうしようもなかったのです。
聴覚過敏もいいところで、こんなゴツイのを一日中頭に付けているなんて、かなりイカレテますね。でも本当にずっとつけていました。
ピアノ殺人事件なんていうのが昔あった気がしますが、こういう状態だととんでもないことを仕出かしてしまうのも分かる気がします。音を止めてくれ~という切実な思い。
しかし休職中に会社を辞めてしまおうと決断した頃、この症状は劇的に改善したのでした。高かったヘッドフォンも捨ててしまうほどに。何でこんなものをしていたのだろうという不思議な気分でした。
そして今、この静かな山奥にいます。山は静かです。音には敏感ではなくなりましたが、この静かな中にあるかすかな鳥の鳴き声、木々の擦れる音、小川が流れる音...こんなかすかな音を聞き分けて楽しんでいます。音に心が洗われている、そん気がしています。
ストレスを貯めることで出現する身体的な現象。不眠であったり、うつであったり、過敏な聴覚であったり。環境も大切だし決断も大切。
苦しくなったら逃げ出す。
多分、親からも学校からも会社からも、その逆をずっと教えられてきたと思います。でも、もうそんなに競い合わなくてもよいのじゃないかな。
僕は今、静かな環境に身を置くことに幸せを感じています。
僕自身まだうつの完治とは言えないのですが、うつや自律神経、そして減薬に役立ったものの話もまとめています。こちらも参考に。→ うつと自律神経に効果のあったもの。
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私も電車の音が怖かったり、蛍光灯など強い光でくらくらした時期がありますのでよくわかります。
返信削除昔の考えでは、体が動くうちは働かないともったいないとか怠け者だとかあったと思います。
親の世代はそうだったんでしょう。
しかし、江戸時代とかは若いうちに楽隠居したりは普通にあったそうですし、時代とともにそのあたりの認識は変わってくると思いますが、今は、これからはどうなんでしょうか?
50まで働いて税金納めてんだから十分だと思います。
まあ、世は65歳定年、安倍総理は終生現役とか言ってますが、私は死ぬまで働くのは嫌です。
me jiさん、こんばんは。コメありがとうございます。症状が酷いときはいろいろなことが起こりますね。さて今の隠居生活ですが、実に楽しくすごしています。もともとこういう生活があっていたのだと、今頃わかりました。ですので働いていないことに関しても全く苦に感じてません。ただ収入は欲しいのでどうにかしようとは思っていますが。
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