働かない生き方の指南書
ブログの読者さんから薦められて、ある本を読んでいるのですが、退職した自分が感じていることと同じことが、この本に書かれていたりして、ちょっと驚いたのと、かなり嬉しかったので少し紹介しておこうと思います。働かない生き方を模索している人にもおすすめの本です。
まだ半分ほどしか読んでいないので読後には全体を通したレビュー的なものも書いて紹介する予定です。
その本は、というと
「働かないって、ワクワクしない?」というタイトルのアーニー・J/ゼリンスキー著の本。
僕は退職して現在も暇で暇でしょうがないという知人を知っていますし、絶望に近い感覚を持っている知人も知っています。そして僕自身も退職後の数ヶ月間、東京のアパートでくすぶっていた期間には、非常に強い焦りを感じていたのも事実です。
とにかく自分は働かなくてはいけないという義務感に常に襲われていました。
働くことは美徳
まず、働いていないことへの焦りや不安はどこから来るのかというと、「働くことは美徳」であるという信念を誰もが持っているからだということらしいです。それは強固な固定観念で、ちょっとやそっとでは崩せないというツワモノ。
その通りかと思いました。これは無職になって1,2ヶ月すると誰もが感じることだと思います。経済的に困っていれば焦るのは当然ですが、裕福な人でもほぼこんな感覚に囚われると思われます。
そのために、まずこの美徳という考え方をあらためて、人はもっと自分の自由な時間を大切にするべきだと考えてみることがこの本の第一の観点です。
ただそこには落とし穴もあって、例え考えを改められたとしても、この時間を使いきれなくなってしまう人が多いという点。そのためには準備が必要とのこと。
そこで、定年を迎えたり、早期に退職した人達がその有り余る自由時間をどのように捉え、どのように謳歌していくべきかというところがこの本の第二の観点です。
自由時間や人生全体を楽しむには
では、自由な時間、自由な人生を楽しむには何が必要不可欠かというと、まず結論を言ってしまいますが、それは「プラス思考の生活」ということです。
「暇でしょうがない。なにもやることがない。」と嘆くのではなく、何事も実現できる「プラス思考」を育てていくことが大切だと筆者は言っています。
要は、楽しいことはそこらじゅうに転がっているけれど「なんでも実現できるのだ!というプラス思考」が備わっていなければ、新鮮な方法で人生を経験したり自由時間を味わうことができないというのです。
僕自身の話しになりますが、僕はこの山奥の家を手に入れて半年ちょっとの間、家の改修をしたり、本を読んだり映画を観たり、料理を楽しんでみたりと、退屈などすることなく毎日を楽しく過ごしてこれたように思います。
自分自身がプラス思考かどうかはわかりませんが、ここでやりいたいこと、やるべきことはまだまだ山のようにあります。でも、そう感じているということを考えると、やはりプラス思考なのだとは思います。
このブログを書いていることもそのひとつかもしれません。そんな風に、自分のやれることをどんどん取り入れて楽しんでやってしまう思考こそが大切なのだということかと思います。僕も著者の考え方に完全に同感です。
もちろんボーっと寝転んでいても良いのです。そういう時間も大切だし、そういう生活をしたいがために、ここに来たともいえます。
自分の興味、能力を利用
この本の中には、自由時間に楽しめる活動の具体例が沢山記載されています。それもやろうと思えば今すぐやれそうなことばかりです。しかしここで重要になってくるのは、やはりそれらを楽しんでいくためのプラスの思考。
ワクワクしながら楽しそうなことをやっていく。折角の自由時間を人生の冒険と捉えて成功させるには、自分の能力や興味をきちんと知って、それらをうまく利用していくことが大切なのだとも本の中で著者が言っています。この点も本当にその通りかと思います。
まだこれから後半部分を読むところですが、これからの自分の人生の指標にもなりそうだと感じました。
「働かないって、ワクワクしない?」っと誰かにつぶやけるようになるためにも、これから自分自身がワクワクした時間を過ごす工夫をどんどんしていこうと思っています。
続きは後半の読後。
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