働かない生き方、なるべく働きたくないのでお金を使わない
働かない生き方が出来ないものだろうか。
出来ることならば、なるべく働かないで暮らしたい。今思えば、ずっと僕は、そんなことを考え続けながら会社員生活を送っていたのかもしれません。
そんな自分が今、山奥住居のボロいバルコニーでこの記事を書いております。
1 働かない生活を実践している現在
会社員生活の定年までは、あと、30年、25年、20年...。その長さを常に感じながら、ついにはメンタルまで壊してしまって...。
でも、ふと気が付いてみると、いつの間にか今の自分は、あこがれていたそんな生活、働かない生活の中に身を置いていたりするのです。時折、あれれ?とタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
丸太で囲んだだけの庭でコーヒーを飲みながら、そんな自分がよく考えることは何年間も続いたあの葛藤は何だったのかということ。
定年まで苦しみ続けなければならないと、かたくなに信じ込んでいたのは何故だったのだろうか。
きっと魔法にかかっていたんだよな、と、働かない暮らしにある今、時々過去の自分のことを、そんな風に感じます。
やはり自由は良いです。生きていてこれ以上のことはないと思うほどに。
2 誰もが働かない生き方に踏み出せない理由
なるべく働かないという生き方の選択肢。その選択肢は誰にでもあるように見えて、実はそうでもないということも事実。
お金とか生き方とか、おそらくそういったことには、かなりの思い込みが働いてしまっているんじゃないかと思います。
今まで生きてきた習慣というか固定観念というか、お金は絶対的なものという、多分そういう感覚。
かく言う自分も会社を辞めるまでは長い長い葛藤がありました。生きていくには毎月30万円は必要なはず。かたくなにそう思っていました。
お金を使わない生き方など出来るわけもないし、第一、そんな生き方はつまらない。
この感覚は揺るぎのないものでした。
だから働かない生き方を可能にしてくれるベースは「働かずに稼ぐ」ことだと思い込んでいる人が大多数なのではないでしょうかね。でも、実は違う(と思う)。
「お金に依存せず楽しく」という視点。こっちの方が100倍重要。この点についてまず始めに言及しておこうかと思います。
もちろん、働かずに稼げれば最高。でもそんなことばかりに囚われていたら、あっという間に一生は終わってしまうかもしれません。と、僕は今もそう思っています。
僕は現在、月に6万円ちょっとの支出で毎日楽しく暮らしています。東京にいたころは家賃だけで7万円出ていきました。1年間で84万円。10年間だと1,000万円近くが家賃だけで出て行ってしまいます。
働かないで生きる基本ベースには、この家賃が発生しないという状況が大きく寄与しています。
もちろん、僕が今住んでいる中古別荘はお金を出して購入した家ですが、東京の家賃ベースに換算して考えれば3年半ほどで償却してしまう程度の額です。
つまり3年半経てば、後は一生タダ。
住むところがタダであれば、働かなければならない理由は大きく減少します。東京に居座りたい理由があれば仕方のないことですが、地方で自分の好きな環境を見付けて、そこに住んでしまえば、自由度の高い生活が出来るひとつの例ではあります。
2~300万円台の物件、探せば日本全国どこにでもあるのではないでしょうか。さすがにこの値段では、自分でいろいろと直していく必要があるとは思いますが。でもそれも、すごく楽しいことなのですよ。
娯楽費、交際費が毎月かなり大きな支出になっている方も多いと思います。「働いて稼いでいるのだから、使って楽しむべきだ」という感覚なのですよね。僕もそうでした。
働いて稼いで、ストレスをため込んで散財。このルーチンが何年も続きました。実に馬鹿げた働き方だったと、今になって思います。
働いているときは、そういう支出が絶対に必要なものであると思い込んでいたのかもしれません。だから月6万円での生活など想像もできませんでした。
でも、今の毎日の生活は働いていたころより何倍も楽しいのです。6万円あれば十分。
僕の場合、毎月支出は6万円です。山奥での生活を始める前に月にいくらあれば生きていけるか試算していますが、その時は3万円という結果でした。
でも3万円はさすがに無理でした。欲張り過ぎ(笑)。
半年以上、生活してみて妥当なラインは6万円というという結論に至っています。月の支出、6万円の内訳はこちらの記事に記載しています。→ 山奥で暮らす田舎への移住、隠居1ヶ月目の感想
働かずに暮らす山奥の住処は斜面に建っております(笑)
6万円ってどうでしょうか。大学生のアルバイト代。もしくはそれ以下の金額です。
この金額で楽しく生きていける基盤を確立できてしまえば、後はその金額を得るだけの労働をすれば良いということにもなります。もう無理には働かない。そう思っても良い気がしてきませんか?
「働かないで稼ぐ」なんて視点より「お金に依存せず楽しく」という視点が重要だと冒頭に書いたのは、こんな考え方が背景にあります。
毎月の支出6万円だけ収入を得れば、後は好きなことを自由に。
そして現在、本当にそんな生活を送っています。都会に暮らす人から見れば、物凄い貧乏生活を想像してしまうかもしれません。でもそんなことはないのです。欲しいものは買うし行きたいとこには行きます。
ただ単に「無意味にお金を使う世界」と決別しただけのことなのかもしれません。
山奥の中古別荘に住んでしまったが故に、毎日が趣味の世界、DIY。そして山菜や畑を楽しんで、たまに市街地へ。疲れたらネットの映画を観ながらゴロゴロ。
たまに遊びに来てくれるフォロワーさん達とバーベキュー(材料は持参してもらってます)。
どこにいてもお金を掛けないで楽しめることを見つけてしまえば良いのではないでしょうか。それが働かない生き方につながる第一ステップになるかと思います。
そんな感じで生き方そのものを少し見直してみると、お金って実はそれ程必要ないかもしれない。と、そんなことにおそらく気が付くと思います。
6万円で生活できるなら、一日の収入は2,000円で良い。こんな視点も面白いのではないでしょうか。
一日2,000円。
ちょっとアルバイトをすれば得られてしまう金額です。でもこの金額、ブログをある程度書き続けていれば達成できてしまう金額でもあるのです。←ここ、重要。
このブログは書き始めて1年ちょっと。書いたり書かなかったりという、いい加減さが出てしまっていますが、それでも既に毎月3万円の広告収入が入ってきています。
ブログで一日に何万円もの収入を得ることは不可能なのかもしれません。しかし2,000円であれば十分に実現可能です。これは感触的に強くそう感じます。
やりたいことをやりながら、自由に生きながら、ブログだけはコツコツと。目標は大きくもなく小さくもなく6万円。到達時期は2年後。3年後でも良いと思ってます。
重要なのはその範囲で生活していくということ。
人生は全て実験です。試してみる価値はあるのではないでしょうか。ダメなら2年後に何か考えればよいし。無理に働かなくても少ない消費という土台があれば、道はいくらでもある気もします。
例えばタバコ。世の流れは禁煙に向かっていますが、僕が会社員になった90年代はほとんどの男性社員が喫煙者でした。僕もかれこれ30年間にわたって喫煙しています。
でも辞めました。
会社員時代は、大げさでなく100回くらい禁煙にチャレンジしていますが、毎回失敗に終わっています。そんな自分がなんともあっさりと辞められました。
禁煙に成功した理由はとてもシンプル。それは、生涯喫煙代金をリアルに把握したから。金額の大きさにビビってしまったという理由です(笑)。それだけ。
一箱450円。毎日吸って、50歳から85歳まで35年間吸い続けると、値上がりを考慮に入れなくても、450円x365日x35年 = 574万円! なのです。今から570万円もかかるのです。
山奥の別荘なら2つ買えてしまう金額。さすがにアホ臭くなりました。そんな自分のセコさが幸いしてか、働かない生活を選んだ瞬間に、30年来の喫煙習慣と縁を切ることができたのです。
タバコは美味しいと思って吸っていることもあるとは思うのですが、ほとんどは惰性か習慣的なものです。ニコチンへの依存という面もありますが「そんなお金の掛かるものはいらん!」と思うことが出来れば、意外と簡単に辞められるんだということを理解しました。
喫煙者は要は金持ちなのです。570万円も煙に払い続けることを考えれば、普通に辞められます。ですので、辞めましょう。もったいないです。
他の趣向品も捉え方は同じ。自分の生活に分不相応なら辞める。あれこれ考えずに、これくらい単純な切り口が良いかと思います。
もう既に上述してしまった通り、住む場所を手に入れて、毎月の支出をミニマムにして
、それを補填するだけの最低限の収入があれば、貯金はほとんどいらないのではないかとも思っています。
僕の場合、ブログ収入がまだ3万円程度です。ですので収入が支出を上回ってはいません。毎月3万円程度は出ていってしまいます。
この観点から言えば、働かないで12か月生きるには貯金が36万円必要だし、5年間では150万円ちょっと必要ということになるのかもしれません。
でも大丈夫。
全然気にしてません。今のスタイルの消費や支出であれば、たぶんなんとかなります。ただ貯金ゼロでOK!と言っているわけではないです。
俗に言われている「セミリタイアには2,000万円必要」とか、そういう次元は完全に否定、という意味です。
そんなにいりません。全然。
その辺を少し紹介しておこうかと思います。
何度も触れている金額ですが、支出は6万円。そこに不足する金額なので必要な労働は最大で6万円分。
勤務時間は19時から翌9時まで、拘束時間は14時間と非常に長いですが、22時から6時までは宿直室で眠ることができます。そこに居れば良いというだけの仕事です。伊豆周辺にはこの手の仕事が沢山あります。
日当は6千円。3日に1回勤務で月額6万円。かなり安いですが、自宅で眠る代わりに宿直室で眠るだけなので勤務地が遠くなければ、良いかと思っています。
まだ真剣さが完全に不足しているので、働くことに関しては、これらくらいしか出てきません。本当に、かなり楽観的に捉えています。しかし6万円ならば、選択肢はいくらでもあるのは事実です。あくまで楽観的。
僕自身は今、人生に目標などを設ける必要もないとも思っています。けれど毎日毎日会社に通っていた人が急に働くことを辞めれば、この目標の喪失感というような感覚にとらわれるということも多いと聞きます。
しかし少数の人を除いて、いずれは誰もが働くことを辞めるのです。だから働かないで生きたいと考えている人でなくても、この点はきちんと考えておく必要があります。
労働から解放された自由時間を充実させるには積極的に行動することも必要であることは事実。
ダラダラ、ゴロゴロしながらも、やりたいことはやっていく。人とのつながりというのもそのひとつなんだと思います。
毎日が暇で暇でしょうがない。そんな愚痴を得意とする方もおられるんじゃないかと思いますが、人生の自由時間は自分自身の考え方と行動でいかようにも充実したものに変えることが出来るはずなのです。
例えばブログやツイッターを通して、自分自身や自分の生き方に関心を持ってくれる人達とのつながりを増やしていくこと。
そんなつながりの輪を広げていくということも自由時間を充実させる上でのひとつの糧になりえるということを、この山奥に住むようになって強く感じています。
誰でも何でも発信できる時代です。少しだけやる気を出せば、その先の世界は無限であるようにも思えます。山奥に住み始めてから、まだ1年ですが、連絡を取り合ったり遊びに行けたりする仲間がもう2桁以上にもなりました。
実に不思議な現象ですが、少しの行動を心がければ、いろいろな側面で充実感を得やすくなるという、ひとつの例かもしれません。
自由に、気楽に、そして楽しい輪が広がっていく世界。働かない生活を選んだが故に得られた世界とも言えるような気がします。
正しい生き方や正しい考え方などは、多分存在しないのではとも思っています。しかし、長いか短いかはよく分かりませんが、人生が一度きりであることは確かなはずです。
ですので、物凄く窮屈だと感じているのであれば、好きなように生きてみるというのも良いのではないでしょうか。
ただ、その先は各自の判断。
僕自身は働かない生活の中に心地良いリズムを見つけられたのだと思います。
要は肩の力なんか抜いてしまって気楽に生きちゃいましょうということ。思い込みや強固な習慣の中にも、自分で崩した方が良いものもあったりします。
働いている今の自分の生活が最高と感じているのであれば、それはそのまま継続した方が良いと思います。
それに何が心地よいかは人それぞれです。
ただ浪費するために苦痛な労働に身を置いているのであれば、一考も良いのではないかと思い、この記事を書かせて頂きました。
自分の心に耳を澄まして。そして是非、軽やかに。
ここからは働かずに生きていくヒントになるかもしれない(なったらいいな的な)、僕自身の現在の生活について紹介していこうと思います。
山奥の生活という特殊な環境ではありますが、お役にたてれば。
例えば自然の中に存在する食材。それらを見付けて美味しく頂いてしまうなんて行為は、節約という観点は超えてしまっていて、かなり強めの幸福感を得ることもできたりします。
山の中だから、そんな自然の食材が沢山あるとも言えるのですが、人には見ようとしないものは見えないという特性があるのも事実です。
周囲に素敵なものが転がっていても、実は見ようとしなければ、見えません。山奥に住んでいても、そういうことには一切興味なし、という方々も実に多く、このことはとても不思議。
しかし、逆に言えば、都会に暮らしていても自然の恵みに目を向ける意識があれば、かなりいろいろと得られるのではないかということでもあるのです。是非。
春夏秋、冬以外は何かしら自然の恵みにありつけます。そんな視点を持って生き始めてみると、浪費の為にあくせく働いていたことが、やはりあまり意味がなかったという結論に導かれたりもします。
ここに遊びに来てくれる人の多くは、何かしら食材を持参してくれます。とてもありがたいことです。誰かが来るから大量に食材を用意する、そんなことはしないで良いシステム。いつの間にかそんな感じに(笑)。
だからバーベキューも気軽に出来るし、無理せず楽しい時間を過ごすことができます。お互いに無理をせず気を使いすぎず、適度に。ナスや玉ねぎを焼くだけでも十分楽しいのです。
ちなみにこちらは焚火兼用のバーベキューコンロ。100円の重量ブロック18個を積み重ねただけの代物ですが、これで十分です。冬場は焼き芋も楽しめます。
天気が良くなければバルコニーでもんじゃ焼きなんていうのも定番。メイン材料は小麦粉なので材料費も激安です。
働かない生き方を通して見えてきたことのひとつは、あまり特別なイベントなど設けなくても十分楽しいし、無理にお金を使う必要もないということ。
皆が消費をして社会の経済が回ることは大切だと理解していますが、僕が回す必要もないという結論です。
他にもお伝えしたいことは沢山あります。後日、追記として書き足していこうと思います。
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もう嫌だ。人生に疲れた。ずっとこう感じているなら
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田舎暮らしのシンプルな夜の過ごし方
かく言う自分も会社を辞めるまでは長い長い葛藤がありました。生きていくには毎月30万円は必要なはず。かたくなにそう思っていました。
お金を使わない生き方など出来るわけもないし、第一、そんな生き方はつまらない。
この感覚は揺るぎのないものでした。
だから働かない生き方を可能にしてくれるベースは「働かずに稼ぐ」ことだと思い込んでいる人が大多数なのではないでしょうかね。でも、実は違う(と思う)。
「お金に依存せず楽しく」という視点。こっちの方が100倍重要。この点についてまず始めに言及しておこうかと思います。
もちろん、働かずに稼げれば最高。でもそんなことばかりに囚われていたら、あっという間に一生は終わってしまうかもしれません。と、僕は今もそう思っています。
3 働かない生き方と住居費の関係
僕は現在、月に6万円ちょっとの支出で毎日楽しく暮らしています。東京にいたころは家賃だけで7万円出ていきました。1年間で84万円。10年間だと1,000万円近くが家賃だけで出て行ってしまいます。
働かないで生きる基本ベースには、この家賃が発生しないという状況が大きく寄与しています。
もちろん、僕が今住んでいる中古別荘はお金を出して購入した家ですが、東京の家賃ベースに換算して考えれば3年半ほどで償却してしまう程度の額です。
つまり3年半経てば、後は一生タダ。
住むところがタダであれば、働かなければならない理由は大きく減少します。東京に居座りたい理由があれば仕方のないことですが、地方で自分の好きな環境を見付けて、そこに住んでしまえば、自由度の高い生活が出来るひとつの例ではあります。
2~300万円台の物件、探せば日本全国どこにでもあるのではないでしょうか。さすがにこの値段では、自分でいろいろと直していく必要があるとは思いますが。でもそれも、すごく楽しいことなのですよ。
4 働いている人の娯楽費、交際費
娯楽費、交際費が毎月かなり大きな支出になっている方も多いと思います。「働いて稼いでいるのだから、使って楽しむべきだ」という感覚なのですよね。僕もそうでした。
働いて稼いで、ストレスをため込んで散財。このルーチンが何年も続きました。実に馬鹿げた働き方だったと、今になって思います。
働いているときは、そういう支出が絶対に必要なものであると思い込んでいたのかもしれません。だから月6万円での生活など想像もできませんでした。
でも、今の毎日の生活は働いていたころより何倍も楽しいのです。6万円あれば十分。
5 働かない生き方のミニマムな支出と収入
5-① 働かない生き方と支出、収入
僕の場合、毎月支出は6万円です。山奥での生活を始める前に月にいくらあれば生きていけるか試算していますが、その時は3万円という結果でした。
でも3万円はさすがに無理でした。欲張り過ぎ(笑)。
半年以上、生活してみて妥当なラインは6万円というという結論に至っています。月の支出、6万円の内訳はこちらの記事に記載しています。→ 山奥で暮らす田舎への移住、隠居1ヶ月目の感想
働かずに暮らす山奥の住処は斜面に建っております(笑)
6万円ってどうでしょうか。大学生のアルバイト代。もしくはそれ以下の金額です。
この金額で楽しく生きていける基盤を確立できてしまえば、後はその金額を得るだけの労働をすれば良いということにもなります。もう無理には働かない。そう思っても良い気がしてきませんか?
「働かないで稼ぐ」なんて視点より「お金に依存せず楽しく」という視点が重要だと冒頭に書いたのは、こんな考え方が背景にあります。
毎月の支出6万円だけ収入を得れば、後は好きなことを自由に。
そして現在、本当にそんな生活を送っています。都会に暮らす人から見れば、物凄い貧乏生活を想像してしまうかもしれません。でもそんなことはないのです。欲しいものは買うし行きたいとこには行きます。
ただ単に「無意味にお金を使う世界」と決別しただけのことなのかもしれません。
山奥の中古別荘に住んでしまったが故に、毎日が趣味の世界、DIY。そして山菜や畑を楽しんで、たまに市街地へ。疲れたらネットの映画を観ながらゴロゴロ。
たまに遊びに来てくれるフォロワーさん達とバーベキュー(材料は持参してもらってます)。
どこにいてもお金を掛けないで楽しめることを見つけてしまえば良いのではないでしょうか。それが働かない生き方につながる第一ステップになるかと思います。
そんな感じで生き方そのものを少し見直してみると、お金って実はそれ程必要ないかもしれない。と、そんなことにおそらく気が付くと思います。
6万円で生活できるなら、一日の収入は2,000円で良い。こんな視点も面白いのではないでしょうか。
一日2,000円。
ちょっとアルバイトをすれば得られてしまう金額です。でもこの金額、ブログをある程度書き続けていれば達成できてしまう金額でもあるのです。←ここ、重要。
このブログは書き始めて1年ちょっと。書いたり書かなかったりという、いい加減さが出てしまっていますが、それでも既に毎月3万円の広告収入が入ってきています。
ブログで一日に何万円もの収入を得ることは不可能なのかもしれません。しかし2,000円であれば十分に実現可能です。これは感触的に強くそう感じます。
やりたいことをやりながら、自由に生きながら、ブログだけはコツコツと。目標は大きくもなく小さくもなく6万円。到達時期は2年後。3年後でも良いと思ってます。
重要なのはその範囲で生活していくということ。
人生は全て実験です。試してみる価値はあるのではないでしょうか。ダメなら2年後に何か考えればよいし。無理に働かなくても少ない消費という土台があれば、道はいくらでもある気もします。
5-② 働かない生き方と趣向品への依存
趣向品への依存。働かない生き方を考えている人にとっては非常に大きな課題になるかもしれませんので、ここで少し触れておこうかと思います。例えばタバコ。世の流れは禁煙に向かっていますが、僕が会社員になった90年代はほとんどの男性社員が喫煙者でした。僕もかれこれ30年間にわたって喫煙しています。
でも辞めました。
会社員時代は、大げさでなく100回くらい禁煙にチャレンジしていますが、毎回失敗に終わっています。そんな自分がなんともあっさりと辞められました。
禁煙に成功した理由はとてもシンプル。それは、生涯喫煙代金をリアルに把握したから。金額の大きさにビビってしまったという理由です(笑)。それだけ。
一箱450円。毎日吸って、50歳から85歳まで35年間吸い続けると、値上がりを考慮に入れなくても、450円x365日x35年 = 574万円! なのです。今から570万円もかかるのです。
山奥の別荘なら2つ買えてしまう金額。さすがにアホ臭くなりました。そんな自分のセコさが幸いしてか、働かない生活を選んだ瞬間に、30年来の喫煙習慣と縁を切ることができたのです。
タバコは美味しいと思って吸っていることもあるとは思うのですが、ほとんどは惰性か習慣的なものです。ニコチンへの依存という面もありますが「そんなお金の掛かるものはいらん!」と思うことが出来れば、意外と簡単に辞められるんだということを理解しました。
喫煙者は要は金持ちなのです。570万円も煙に払い続けることを考えれば、普通に辞められます。ですので、辞めましょう。もったいないです。
他の趣向品も捉え方は同じ。自分の生活に分不相応なら辞める。あれこれ考えずに、これくらい単純な切り口が良いかと思います。
6 働かない生き方に必要な貯金額
もう既に上述してしまった通り、住む場所を手に入れて、毎月の支出をミニマムにして
、それを補填するだけの最低限の収入があれば、貯金はほとんどいらないのではないかとも思っています。
僕の場合、ブログ収入がまだ3万円程度です。ですので収入が支出を上回ってはいません。毎月3万円程度は出ていってしまいます。
この観点から言えば、働かないで12か月生きるには貯金が36万円必要だし、5年間では150万円ちょっと必要ということになるのかもしれません。
でも大丈夫。
全然気にしてません。今のスタイルの消費や支出であれば、たぶんなんとかなります。ただ貯金ゼロでOK!と言っているわけではないです。
俗に言われている「セミリタイアには2,000万円必要」とか、そういう次元は完全に否定、という意味です。
そんなにいりません。全然。
7 収入が足りないなら少しだけ働く
ブログ収入などの少額の不労所得ベース、そんな形での働かない生き方にひとつのストーリを見立てているのですが、それが不可能だった場合、つまりは、いつまで経っても必要な支出に収入が追い付かない場合、どうするか。その辺を少し紹介しておこうかと思います。
何度も触れている金額ですが、支出は6万円。そこに不足する金額なので必要な労働は最大で6万円分。
①介護施設や老人ホームなどの宿直
勤務時間は19時から翌9時まで、拘束時間は14時間と非常に長いですが、22時から6時までは宿直室で眠ることができます。そこに居れば良いというだけの仕事です。伊豆周辺にはこの手の仕事が沢山あります。
日当は6千円。3日に1回勤務で月額6万円。かなり安いですが、自宅で眠る代わりに宿直室で眠るだけなので勤務地が遠くなければ、良いかと思っています。
②農作物の収穫時期だけの手伝い
お米やイチゴなどの農家で繁忙期だけ働いて、日当8,000円、年2か月で30万円ちょっと。単発のアルバイトとして良いのではないかと思っています。まだ真剣さが完全に不足しているので、働くことに関しては、これらくらいしか出てきません。本当に、かなり楽観的に捉えています。しかし6万円ならば、選択肢はいくらでもあるのは事実です。あくまで楽観的。
8 働かずに何を目標に生きるか
僕自身は今、人生に目標などを設ける必要もないとも思っています。けれど毎日毎日会社に通っていた人が急に働くことを辞めれば、この目標の喪失感というような感覚にとらわれるということも多いと聞きます。
しかし少数の人を除いて、いずれは誰もが働くことを辞めるのです。だから働かないで生きたいと考えている人でなくても、この点はきちんと考えておく必要があります。
労働から解放された自由時間を充実させるには積極的に行動することも必要であることは事実。
ダラダラ、ゴロゴロしながらも、やりたいことはやっていく。人とのつながりというのもそのひとつなんだと思います。
毎日が暇で暇でしょうがない。そんな愚痴を得意とする方もおられるんじゃないかと思いますが、人生の自由時間は自分自身の考え方と行動でいかようにも充実したものに変えることが出来るはずなのです。
例えばブログやツイッターを通して、自分自身や自分の生き方に関心を持ってくれる人達とのつながりを増やしていくこと。
そんなつながりの輪を広げていくということも自由時間を充実させる上でのひとつの糧になりえるということを、この山奥に住むようになって強く感じています。
誰でも何でも発信できる時代です。少しだけやる気を出せば、その先の世界は無限であるようにも思えます。山奥に住み始めてから、まだ1年ですが、連絡を取り合ったり遊びに行けたりする仲間がもう2桁以上にもなりました。
実に不思議な現象ですが、少しの行動を心がければ、いろいろな側面で充実感を得やすくなるという、ひとつの例かもしれません。
自由に、気楽に、そして楽しい輪が広がっていく世界。働かない生活を選んだが故に得られた世界とも言えるような気がします。
正しい生き方や正しい考え方などは、多分存在しないのではとも思っています。しかし、長いか短いかはよく分かりませんが、人生が一度きりであることは確かなはずです。
ですので、物凄く窮屈だと感じているのであれば、好きなように生きてみるというのも良いのではないでしょうか。
ただ、その先は各自の判断。
僕自身は働かない生活の中に心地良いリズムを見つけられたのだと思います。
要は肩の力なんか抜いてしまって気楽に生きちゃいましょうということ。思い込みや強固な習慣の中にも、自分で崩した方が良いものもあったりします。
働いている今の自分の生活が最高と感じているのであれば、それはそのまま継続した方が良いと思います。
それに何が心地よいかは人それぞれです。
ただ浪費するために苦痛な労働に身を置いているのであれば、一考も良いのではないかと思い、この記事を書かせて頂きました。
自分の心に耳を澄まして。そして是非、軽やかに。
9 働かない生き方とは、こんな日常
ここからは働かずに生きていくヒントになるかもしれない(なったらいいな的な)、僕自身の現在の生活について紹介していこうと思います。
山奥の生活という特殊な環境ではありますが、お役にたてれば。
9-①働かない生き方--自然を食す--
繰り返しになりますが、お金を稼ぐことよりも楽しく生きる、このことに視点を持っていった方が、全てにおいて上手くいくという確信があります。例えば自然の中に存在する食材。それらを見付けて美味しく頂いてしまうなんて行為は、節約という観点は超えてしまっていて、かなり強めの幸福感を得ることもできたりします。
山の中だから、そんな自然の食材が沢山あるとも言えるのですが、人には見ようとしないものは見えないという特性があるのも事実です。
周囲に素敵なものが転がっていても、実は見ようとしなければ、見えません。山奥に住んでいても、そういうことには一切興味なし、という方々も実に多く、このことはとても不思議。
しかし、逆に言えば、都会に暮らしていても自然の恵みに目を向ける意識があれば、かなりいろいろと得られるのではないかということでもあるのです。是非。
春夏秋、冬以外は何かしら自然の恵みにありつけます。そんな視点を持って生き始めてみると、浪費の為にあくせく働いていたことが、やはりあまり意味がなかったという結論に導かれたりもします。
9-②働かない生き方--持ちよるという形--
ここに遊びに来てくれる人の多くは、何かしら食材を持参してくれます。とてもありがたいことです。誰かが来るから大量に食材を用意する、そんなことはしないで良いシステム。いつの間にかそんな感じに(笑)。
だからバーベキューも気軽に出来るし、無理せず楽しい時間を過ごすことができます。お互いに無理をせず気を使いすぎず、適度に。ナスや玉ねぎを焼くだけでも十分楽しいのです。
ちなみにこちらは焚火兼用のバーベキューコンロ。100円の重量ブロック18個を積み重ねただけの代物ですが、これで十分です。冬場は焼き芋も楽しめます。
天気が良くなければバルコニーでもんじゃ焼きなんていうのも定番。メイン材料は小麦粉なので材料費も激安です。
働かない生き方を通して見えてきたことのひとつは、あまり特別なイベントなど設けなくても十分楽しいし、無理にお金を使う必要もないということ。
皆が消費をして社会の経済が回ることは大切だと理解していますが、僕が回す必要もないという結論です。
他にもお伝えしたいことは沢山あります。後日、追記として書き足していこうと思います。
関連記事
もう嫌だ。人生に疲れた。ずっとこう感じているなら
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田舎暮らしのシンプルな夜の過ごし方