山奥に住むと都会のに行くのが怖いし人込みが怖くなる
うつ病の症状や焦燥感もほとんどなくなってきたため、実家に顔を出す目的で半年ぶりに東京へ行ってみることにしました。
この山奥の田舎へ移住してから初めての都会。でも本当に大丈夫だろうか。でも本当は都会に行くのが怖いし、人込みが怖いと思っています。
普段はクルマで動き回っていますが、この地から電車で出かけるのも初めてのことです。かなりドキドキ。
とは言いながら東京の実家までは東海道線経由で3時間程。実のところたいした旅でもないのです。出不精になっていただけのことかもしれません。
実家に一泊だけして、後の数日、池袋や新宿あたりの安いホテルを転々としながら滞在してみようと思っていました。しかしたった一日で体調がとても悪くなってしまった....のです。
東京に滞在したのは30時間ほど。
夜になり新宿から高速バスで急遽、山奥へ帰宅しました。
特に行きたいところも行くべきところがあったわけなのですが、美味しいものでも食べたいと思っていました。
しかし何を食べても美味しく感じないのです。実際には多分美味しいはずだとは思いますが、味がよくわからなくなってしまいました。
人の多さと圧迫感のようなもので体調がおかしくなってしまったのかもしれません。
ホテルに泊まってゆっくりすれば良いのではとも思ったのですが、また翌朝に同じような感覚になるのでは、という不安感から滞在を取りやめました。
予想外のことでした。
東京に住んでいた時はこんなに息苦しく感じたことはなかったように思います。しかしとても辛い場所。今の自分には留まることが出来ませんでした。
この半年間は体調がとても良く、うつ病も、もしかしたらもう過去のものかもしれないと感じ始めていた矢先のことです。
頭が重くなり、肩も重くなり、身体全体から冷たい汗が吹き出てきました。以前頻繁に出ていた症状のひとつと同じ。
この後、気分がどんと落ちて動けなくなるのです。とても危険な前兆のようなものを感じたのでした。
まだ治ったわけではないのかもしれません。この山奥の環境の中にいて、毎日DIYやら何やら好きなことをやって過ごしているうちに調子が上向いていたということなのでしょう。
今朝、自分のほんわかとしたベットで目が覚め、ルーフバルコニーでコーヒーを飲みました。すると、おかしく感じていた体調が元に戻っていることにも気が付きました。
働かない生き方とかBライフとか言う以前に、純粋にここが好きなようなのです。気持ちが開放されるというのでしょうか。実にラク、快適そのものなのです。
東京に滞在した30時間。抗うつ剤も久しぶりに飲んでしまいました。直ぐには効かないとわかりつつも、以前の恐ろしい状態を思い出してしまったのです。にんにく卵黄もいつもの3倍の量を飲んでみました。
抗うつ剤を飲み続けながら都会に滞在するというのも実におかしなことですね
。
これでまた、しばらく都会に行くのが怖いと思い続けてしまうだろうし、人込みも怖いと思い続けてしまうと思います。
田舎のネズミと町のネズミ— shige@うつ病で隠居Bライフ (@TommyLeeJonesA) 2018年11月6日
ご馳走を前に大喜びした田舎のネズミだったが幾度も危険を感じそそくさと田舎へ帰っていくのであった。
数日前の自分のことじゃんかぁ〜。
イソップ童話っていいねぇ〜。
次回どこかへ行くとしたら、やはり自然の多い場所がいい。
もう52歳。でも、こうして自分自身のことが少しずつ分かっていくかもしれません。
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