バルコニーのウッドデッキをSPF材で修復する
こんにちは。山奥で一人暮らし貧乏生活を送っているshigeです。今回は貧乏ながらも広いバルコニーの話。
この家のバルコニーは元々は横長の8畳ほどだったものに前のオーナーさんが12畳ほどの領域を拡張しているとのことで全部で20畳ほどあります。
バルコニーを下からみたところです。右側が増設部分。
巨大なウッドデッキです。家の中とバルコニーが同じ面積くらいだったりするので笑えたりしますが...。
さて広くて快適なバルコニーなのですが、ウッドデッキが組まれてから恐らくもう10数年。痛みの激しい箇所が各所にあります。
移住してきてから10箇所ほど家の軒下に余っていた木材で張替えをしたのですが、もう余分な木材もない状況です。まだ痛んでいる箇所が各所に。
痛んでいる箇所を思いっきり踏み込んで割ってみたらこんな感じです。キケンキケン。
木材のサイズ
とりあえず傷んでいるヶ所だけを交換しようと思っていました。そこで木材を数本買うために現在のウッドデッキに使われている木材のサイズを測ってみるたのですが、なんと一般的な2x4(ツーバイフォー)の木材よりも幅が1mmほど小さいという事実に遭遇したのでした。2x4材がはまらない...という悲劇。
1mmくらい隙間を空けて組んでくれていればなんとかなったのですが、木材と木材の隙間ゼロ。2x4材は嵌まらない..のです。特殊なサイズの木材のようです。
解決方法
2x4材が嵌まらないことを回避する解決方法は3つ。
①張り替える2x4材の側面を1mmカンナで削る。(体力的にムリです。)
②幅が1mm狭い板材を探す。(探しました。ありませんでした。)
③一度全てのウッドデッキの板を外して貼り直す。
結果、僕のとりうる策は③しかありません。でも全て外すくらいなら新しい板で全面を打ち直してしまった方が良いという気持ちにもなってきてきたり。
しかしながら体力的にも資金的にも全面の張替えはキツイのです。ほんと。
ウッドデッキの材料
ウッドデッキは雨ざらしになる場所なので、通常はウエスタンレッドシダーのような腐りにくく丈夫な木材が使われます。でもですね、えらく高いのですよ。
1.8メートルの2x4材で1本1,100円~1,400円もします。20畳のウッドデッキで考えると、恐らくこのサイズで100本は必要になります。ざっくりですが、14万円!どひゃ~!
それに近所で手に入るものではないので、送料を考えると細かく何度も注文できません。一発注文なんていうのは、かなりの決意が必要です。どうしようか...となります。
14万円は高額過ぎるし、作業途中で気持ちが萎えて、全面張替えは辞めてしまうかもという不安もあります。安い木材でちっとずつ。数枚剥がして数枚貼る。こんな感じでいきたい。
SPF材(スプルース、パイン、ファー(もみの木))
ホームセンターなどで売られているSPF材ってご存知でしょうか。1本390円くらいで売っているDIY用の木材。でもSPF材は耐久性がないので雨ざらしになる場所には向いていないのです。
しかしです。しかし。
このSPF材でウッドデッキを作っている人がいないか、ネットで調べてみたところ、結構いました。防腐剤を半年毎に塗布してメンテし続けたところ、なんと15年間ももったという話も出てきました。朗報!朗報!
やるしかないです。390円のSPF材を10本単位で買って防腐剤を塗布して貼りかえる。これを10回繰り返せば全面張り替えられるし、やる気が萎えたら桐の良いところで一時中断してもよし、です。
15年持たない箇所が出てきても近所で買えるSPF材ならその都度張り替えれば良いというメリットもあります。
ということで、弱っている周辺5,6枚を剥がしてそこにSPF材を載せかえる作業に着手することにしました。手始めにSFP材を25本。
買っちゃったのでボロイ部分の板を剥がしちゃいます。
7本剥がして6本張ります。何故なら、1mm大きいので7本はまらないからです(笑)。
長さは1.8メートルしかないので、端の部分は30cmくらい継ぎ足してネジを打ち込んで防腐剤を念のためにもう一度塗って(貼り付ける前に3回塗布してます)、こんな感じに完成。
古い板を外したり、新しい板に防腐剤を塗って、長さを加工して打ちつけて、この作業で3時間ほどでした。
かなり良い感じにもなるので、このまま全面をオニューにしてしまおうと思います。と書いておきながら、いつものことですが完成は年内中、くらいの感じかもしれません。
SPF材のウッドデッキでどれくらいの期間維持できるかに関しては、1年後2年後の劣化を含めてこのブログでまた紹介しようと思います。
以上、貧乏一人暮らしでの格安SPF材料を使ってのデッキ改修作業についてでした。
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