2018年9月10日月曜日

いらないものは即捨てる山奥断捨離

いらないものは即捨てる山奥断捨離


この家を譲り受けた時に家電製品や棚類など生活に必要なものはほとんど揃っていたので、結構喜んでいたのですが、結局のところ、3ヶ月でそのほとんどを捨てしまっています。山奥断捨離(笑)。


今日は衣類乾燥機が壊れました。ゴゴゴッっという轟音がし始めたかと思うと、爆発するのではないかというくらいに振動し始めて非常に恐ろしい状態。10回くらいしか使ってないです。ああああ....。こんな馬鹿でかいものを捨てなくてはならないのか。




この洗濯機の上に設置されていましたが、外してみると30キロくらいあってかなり重いです。木材のようにそこら辺に捨てるわけにはいかないし、粗大ゴミとも違うだろうし、廃棄のことを考えると気がめいります。でも洗濯機の上にかなり大きなスペースが出来たので棚を2段くらい作れそうです。これは嬉しい。



しかし馬鹿でかい乾燥機。運ぶのも気がめいる。本当に気がめいってしまったのでバルコニーから庭にほうり投げてみました。ドスンっという鈍い音と共に着地。





なんか気分がすっきりしました。もちろん、ここに放置するわけではなく、下にある倉庫にしばらく置いておこうと思いますが、30キロをいちいち運ぶ手間がはぶけたので、なんか少しすっきりだぁ。ふぅ~。



古い電化製品はいけませんね。エアコンと冷蔵庫、テレビ、ウォシュレット、この辺は比較的新しいものですが、やがて壊れて使えなくなる時がくるのでしょう。まあ買い替えなら量販店に来てもらって古いのはお持ち帰りしてもらえるのでラクだとは思いますが。



それからこちらは、バルコニーに一週間ほど放置しておいた棚類。白い方は食材などを置くための棚でしたが、みごとに朽ち果てています。雨ざらしにすると一週間ほどで朽ち果てるのですね。ダンボールで出来ているのかい?いやぁなんともBライフに相応しい。




こういうのを見ると家の外に使う木材類が高額なのもうなずけます。防腐剤も塗りますが10年以上もちますから。



そしてこの朽ち果てた棚。この状態から家の前に捨てても問題なしと判断できました。1ヶ月もすれば土になるでしょう。粗大ゴミとして出しに行く手間も省けました。



ということで、ゴミとの格闘の日々が続いています。
多分まだまだ続きそうです。


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高血圧に食事療法などナンセンスだそうだ



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2018年9月8日土曜日

山奥定住での食料の備蓄

山奥定住での食料の備蓄



山奥へ移住したらなるべく多くの食料をストックしておいて災害時にそなえようっとずっと思ってました。でも実際に移住してみたら大きなスーパーまでは12分で行けてしまうし、ストックする意欲が全然高まらず、置いていたのはカップラーメンくらい。


しかーし、キッチンカウンターを設けてみたところ、ストック意欲がどんどん高まってきて、現在は缶詰類や麺類を中心に、そして米も、大量にストックするようになりました。




小屋暮らしに憧れていたこともあって非常時には庭で自炊できる体制も整いつつあります。まあボンベ式のコンロと水があれば数日はしのげると思いますが、折角なので焚き火でも自炊できるように薪もコツコツ貯めております。




北海道で大きな地震があったばかりですが、今回の地震、季節的には幸いだったのではないかと、少し不謹慎ですが、そんな気もしています。当事者でない自分が言うのはおこがましいとは思いますが、真冬の電力停止はそれはそれは恐ろしい。エアコン、ファンヒーター、電気ストーブ....。どれも働いてくれません。



電気を必要としない昔ながらの石油ストーブか暖炉、そういったものが家にないと、もしかしたら凍死もありえるかもしれません。僕が住んでいる地域は温暖な伊豆地方ではありますが、山奥ゆえに冬はかなり寒くなります。暖房器具が一切使えなくなったらと思うと怖いです。



そこで暖炉の設置をずっと考えているのですが、中々良いアイデアが浮かびません。設置する場所と煙突の出し方。寒いのも怖いですが火事の方がもっと怖いので。ですので一冬を越してみてどうしても暖炉が必要だと判断したら、それなりにお金をかけて設置しようと思います。



先ほどピンポーンと誰かが来ました。宅配しか来ないので宅配なのですが(笑)。




壁紙です。壁紙屋本舗でまたもや買ってしまいました。まだ玄関、トイレ、手洗い場、もう一つの寝室、これらが手付かずです。ちょっとずつやっていくしかないので、来週やります。


今回もまたコンクリート調の柄ですが、少し目の粗いイメージのコンクリ。サンプルを取り寄せて事前に確認できるのですが、一番右側の柄にしました。




今年中にこの家はコンクリの要塞になる予定です(笑)。


作業を始めたらまた写真をアップします。



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いらないものは即捨てる山奥断捨離


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2018年9月1日土曜日

自作のキッチンカウンターをデコレーションしてみた

自作のキッチンカウンターをデコレーションしてみた



少し前に1,000円のカラーボックス2個を使ってキッチンカウンターを作ってみたのですが、これ、実用性が非常に高くとても気に入ってます。食料を大量にストックできるし、調理後の料理も置けます。そして見栄えもかなりGood(自分言うなって)。




全面をホワイトのリメイクシートで覆っているのですが、最近どうもこの真っ白というのがイマイチだなっと思うようになり、Amazonでウォールペーパーを入手することにしました。中国が発送元なので届くまで7日間ほど掛りましたが、安い割りにクオリティがかなり高いです。


こちらのシート。こんなに大きなシート2枚で400円。激安。




さてこのシートをこの純白なキッチンカウンターにデコレーションしていきます。





まずは一番大きな部分から。面積が大きいと、粘着面同士がくっつかないように広げながら持つので、結構大変です。端からはってみましたが、こんな感じ。まだよくわからないですね。




次のシート。枝がつながってなんか少し見栄えが良くなってきました。





こんな感じでパーツパーツにわかれているシートを1枚1枚貼っていきます。このシートは一応ウォールステッカーなので接着力は強力でないため、嫌になったら剥がすこともできます。一応完成図があるのですが、自分のセンスを取り入れてみたくなって、貼り付ける場所に結構悩みます。



そして完成図。じゃじゃ~ん。





零れ落ちる葉っぱの間を2羽の野鳥が羽ばたいています。なんだかいい感じじゃないですか。リビングがパーッと明るくなりました。下地が白というのも良いですねぇ。



ウォールステッカーは300円くらいから売ってますので、本当に手軽でおススメですよ。ちょっとアクセント(この場合、ちょっとじゃないですが)欲しいところに貼ると雰囲気が変わったりします。



ちなみに寝室の壁にはこんな激励の言葉をはってます。
良いことがおこりますよ~に。





以上、手軽で格安なウォールステッカーの紹介でした。


田舎暮らしのBライフですが、まだまだ貼りますぜぃ。


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山奥定住での食料の備蓄


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2018年8月31日金曜日

騒音が気になるうつ病での聴覚過敏

騒音が気になるうつ病での聴覚過敏


都会の騒音にはもう耐えられそうにない聴覚過敏のshigeです。


もう2年以上前のことになりますが、うつ病がかなり酷かった時の話です。このころ24時間、ヘッドフォンをしていました。音楽を聴くためではありません。音を遮断するためです。


こういうヘッドフォン。射撃場で装着するやつです。





50メートル先に線路があったのですが、ここを通過する電車のゴーッという音、それもかすかに聞こえるだけなのですが、うるさく感じてどうしようもなかったのです。



聴覚過敏もいいところで、こんなゴツイのを一日中頭に付けているなんて、かなりイカレテますね。でも本当にずっとつけていました。




ピアノ殺人事件なんていうのが昔あった気がしますが、こういう状態だととんでもないことを仕出かしてしまうのも分かる気がします。音を止めてくれ~という切実な思い。



しかし休職中に会社を辞めてしまおうと決断した頃、この症状は劇的に改善したのでした。高かったヘッドフォンも捨ててしまうほどに。何でこんなものをしていたのだろうという不思議な気分でした。



そして今、この静かな山奥にいます。山は静かです。音には敏感ではなくなりましたが、この静かな中にあるかすかな鳥の鳴き声、木々の擦れる音、小川が流れる音...こんなかすかな音を聞き分けて楽しんでいます。音に心が洗われている、そん気がしています。




ストレスを貯めることで出現する身体的な現象。不眠であったり、うつであったり、過敏な聴覚であったり。環境も大切だし決断も大切。



苦しくなったら逃げ出す。



多分、親からも学校からも会社からも、その逆をずっと教えられてきたと思います。でも、もうそんなに競い合わなくてもよいのじゃないかな。


僕は今、静かな環境に身を置くことに幸せを感じています。



僕自身まだうつの完治とは言えないのですが、うつや自律神経、そして減薬に役立ったものの話もまとめています。こちらも参考に。→ うつと自律神経に効果のあったもの



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自作のキッチンカウンターをデコレーション



2018年8月27日月曜日

山で暮らして海で泳ぐって最高

山で暮らして海で泳ぐって最高


今日は8月27日。もうすぐ夏が終わってしまう。そんな予感がして海に泳ぎにいくことにしました。夏が終わる、といっても気温は34度もありますが...。




今日で3回目となる、らららサンビーチ。働かない生活をしていて日々暇をしていますが、一人で来るのは初めてです。駐車料金は1,000円。入場料だと思えば高くない。



このビーチには無料の大きな更衣室とシャワーもあります。ですのでお金が掛るのは駐車場だけ。海水浴場はいつまでやっているのか、駐車場のお嬢さんに聞いたところ、一年中だそうです。やった~。



駐車場料を徴収するのが8月31日までで、それ以降は無料になるということかな?でも海水温は気温とのタイムラグが1ヶ月ほどあるはずなので、9月一杯は泳げるんじゃないだろうか。まだまだ来ますよぉ。



海で泳ぐときには、こんなカプセルを首からぶらさげてます。中にクルマのスペアキー、それと小銭を少々入れてます。ビーチに貴重品を持ってこられないので、クルマの中にいれてキーを持ち歩くのが一番ラクです。





この海水浴場の透明度はいつ来ても非常に高いです。泳いでいる魚が沢山見えます。砂浜の砂も沖縄の砂のよう。小瓶に入れておみあげ屋にでも置いておけば300円くらいでうれるのではないかと本気でそう思います。






波の穏やかなビーチです。海にプカプカと浮かんでボーっとしていると本当に気持ちが良い。2年ほど前のことですが、うつ病の症状が酷かった時期にタンキングという準医療器具を使用したことがあります。何かの濃度の濃い水溶液の中にプカプカと浮かぶ器具です。



このタンキングの中は浮力がすごくあって、身体が完全に水面に浮かびます。そこで何も考えず1時間。ただボーっと全身の力を抜いて身を委ねる。とても爽快な気分になります。海で海面に浮かんでいると同じ作用があるはずなので、今日もゆったりと長い時間浮かんでいました。



ただ気を付けないと真っ黒に日焼けしてしまうので長時間は危険。




東京に住んでいたころは江ノ島、茅ヶ崎、湘南...海水浴と言えばこんなところでした。だからこの、らららサンビーチは僕にとって画期的な場所なのです。沖縄に行かなくてもセブ島に行かなくても、すぐ近くにこんなに綺麗なビーチがあります。



移住してから知ったビーチですが、こんな場所があって本当にラッキーでした。1,000円ならお金を使わないBライフでも楽しめます。



沼図、三島近辺に来られる方は、是非、らららサンビーチ、おすすめです。人工の大きな吹き溜まりもあって子魚も沢山います。お子さんのおられる方には絶好の遊び場になると思いますよ。



帰り道、海岸沿いには釣り人がポツリポツリ。そう、思いだしました。僕は釣りがしたかったのです。涼しくなって泳げなくなりはじめたら釣りを再開することにしよう。



現在15:20、田舎暮らしの山奥でも気温は30度あります。
コンクリやブロックでの作業は当分出来そうにないです。



残暑にお気を付けください。


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うつが酷かった時--ヘッドフォンをしていた



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2018年8月25日土曜日

山屋の家の土砂の流れ出しを防ぐ

山屋の家の土砂の流れ出しを防ぐ


ここはバーベキューなんかが出きるこんな庭があって、かなり広い敷地面積なのだけど、土地代はめちゃくちゃ安い(と思う。正確には知らないので)。何故かと言えば、山林であり、傾斜地だから。この庭も前のオーナーがものすごい量の土砂を削りだして広場にしたのだと思う。





切り出した大木で土止めを作っていて、本当よく出来てます。こんな大木、一人じゃ動かせないです。ピクリともしません。どうやって作ったのか謎ですが、人力だけじゃないことは確かです。



傾斜地での問題

家も傾斜地に建てられています。完全に平地にしてから建てたのではなく、基礎部分で水平をとっています。見た感じ2階建ての家のように感じますが、平屋です。一階部分に相当する場所は傾斜を残したままの倉庫。何の施工もされていないので倉庫というよりは床下です。





話を戻しますが、傾斜地の問題。何が問題かというと土砂の流れ出しです。各所に土止めを作ってっはありますが、バルコニーの下の柱部分の土砂がかなり流れ出してしまっています。前回リビングの床を張り替えたのですが、若干傾斜があったのは、これが原因ではないかと思っています。土砂の流れ出しで柱が沈降しているのだと。





40数年で2cm程なので、1年間で0.4ミリくらいかと思いますが、放っておけば毎年0.4ミリ沈降していってしまいます。まあ気にならない量だとは思いますが対策を打っておこうと思います。



ブロックとコンクリで土止めを作る

高さにして調度ブロック2段分。長さにして7,8メートル。この領域にブロックを固定し土を盛った後に砂利を引き詰めようと思います。かなりの量の土が必要ですが、冒頭で紹介した庭からもってこようと思います。庭も完全な水平でなく傾斜が残った状態なので、今回の作業で水平にしてしまおう。たいへんじゃ~。





と、ここまで構想を練りましたが、この作業量、はんっぱないです。10日間くらい掛るのではないかと思い、今ぞっとしてます。でも家が傾いたら嫌なのでちょっとずつ作業していこう。


あ、10日間というのは、僕が一日に3時間ほどしか作業できないぐうたら者だということが前提の見積もりです。



ブロック30個、セメント10袋、鉄棒50本ほど入手してますが、足りるかどうか....。




まだ残暑が...。日中の暑さが、やる気をそがいてくれます。今日は構想だけにしよう。




その内に誰かが助けに来てくれる、かもしれないので。




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山で暮らして海で泳ぐって最高



2018年8月22日水曜日

Bライフ小屋暮らしブログ--まとめ--

Bライフ小屋暮らしブログ--まとめ--


Bライフ?あまり聞きなれない言葉かもしれません。普通の社会生活を送っている方にとっては、なんだそれっ?て感じかもですね。



しかし僕にとっては、このBライフという造語、とてもとても素晴らしい言葉なのです。ここ数年間、物凄く勇気をもらってきた言葉です。



うつ病で休職、退職、離婚までしてしまった人間にとって決して大げさではなく、一筋の光明を与えてくれた強力な言葉。



そして僕自身も山奥での質素な暮らしへのシフトを始めてしまったこともあって、今一度、このブログでBライフについて再考してみようかと思います。





1 Bライフという言葉の出所


Bライフとは寝太郎こと高村友也氏が自身のブログで使い始めて広まった造語です。主に小屋暮らしを始めた方々が自分の生活を表現する形で用いられている言葉。




今の山奥での田舎暮らし自体も、このブログ自体も、Bライフという言葉から多大な影響を受けております。



僕のセカンドライフそのものが、どっぷり、この言葉に依存して成立しているような感じです。故に当然、貧乏ではあるのですが、今、心はとても穏やか。



さて、どんな意味かをもう少し詳しく。高村氏の言葉を引用すると以下になります。

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安い土地を買って、そこにテントを張るなり、ダンボールハウスを作るなり、自分で小屋を建てるなりして住んでしまおうというライフスタイルです


ホームレス以上、一般市民以下、......誰にも文句を言われずにいつまでも寝転がっていられるローコスト生活....


....ベーシックライフ....B級ライフ....ビギニングライフ....
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ここで重要となるキーの部分がこれ。「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる」というところ。惹かれませんか?質素とかローコストとかいう点も重要ですが、第一目的ではないのです。それらは実現手段。



もう一度繰り返すと、目的は「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる環境を構築すること。



だからこの怠惰な生活をどうやって実現していこうかというのが、Bライフの醍醐味なのだと勝手に解釈しています。




2 Bライフ的に生きるとは


生きていくためにはお金が必要になります。しかし生きていくためだけに必要なお金は、Bライフ的な視点、つまり「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる生活の確立」という視点に立てればたいしたことはないということに気が付くことが出来るように思えます。



月に20万、30万も必要ないのです。



東京のアパートに住んでいた時は家賃と駐車場だけで毎月勝手に7万円弱が出ていきました。そこに光熱費と通信費、交通費、食費、娯楽費などを加えるとやはり15万円くらいは必要だったかもしれません。



15万円必要ならば働く以外選択の余地がないのかもしれませんが、もし6万円くらいで済むのなら無理して働かなくても良いのかもと、僕自身は思い始めるようになりました。



うつ病で休職していた時にこのことをよく考えていました。出来るなら、これからは無理して働くよりも、より消費の少ない生活を選びたいと。



Bライフをブログで再考




3 Bライフの形態


Bライフの形態は自作の小屋暮らしに限られることはありません。ここでその数パターンの形態について触れておきたいと思います。



要は土地と建屋をローコストで手に入れられれば良いわけです。ランニングコストという視点もありますが、ここに関しては後述したいと思います。



パターンはざっと以下の5つの形態。費用は100万円~250万円。中には10万円で土地を買って20万円で小屋を建ててしまうというツワ者もおりますが、平均的には100~250万円とみておいた方が良いかと思います。


①自作小屋
②コンテナハウス
③トレーラーハウス
④中古別荘
⑤田舎の古民家


僕自身は④中古別荘でBライフを実践中です。中古別荘でのBライフ生活を考えている方は別荘を選ぶ上での注意事項をこちらにまとめていますので参照してみてください。→別荘生活、別荘ライフでの注意点


3-1①自作小屋


土地を手に入れて自分で小屋を作るため最も初期投資が安くすみます。土地50万円、建屋30万円、計80万円程度で完結。しかし電柱、井戸、などのライフラインも最低限必要になるのでプラス20万円。やはり最低ラインは100万円程度かと思います。



ただ、そんなライフラインも不要。すべて自力で!という方々もおられます。おそらくはこの姿が究極のBライフかと思います。



Bライフの名づけ親である寝太郎さんは自作の小屋暮らしです。10万円かそこらで建ててしまったというツワモノ。だからそれだけ人気があるのでしょうね。


そんな寝太郎さんの名著はこちら↓

      



その後に続け!と多くの方々がBライフを目指して小屋を建ててきたことは数多くのブログが証明してくれています。



ただ続いているのは数件ということも事実ではあります。


3-2②コンテナハウス



中古のコンテナ自体は20万円程度から手に入ります。搬送料が多少かかりますが、トータルは①の小屋と同程度、計100円程度になります。



自作小屋と比較した場合のメリットは小屋は製作期間に3~6ヶ月程要するのに対して、コンテナは始めから完成している箱ということでしょうか。この製作工程がないの点がメリットかと思います。



ただ格安の中古コンテナは腐食が激しいことは当たり前なので、購入以降腐食がどんどん進んでいくことを前提にいろいろと策は練っておく必要はあるかと思います。



枠組みだと割り切ってDIY前提で購入される方が良いのではないでしょうか。



3-3③トレーラーハウス



トレーラーハウスの場合、ある程度居住空間が出来ていますので直ぐに住めるのがメリットです。ただし写真のようなかなり古いものでも70~100万円くらいはしますので、①②に比べて50万円以上は掛ってしまいます。



また車両扱いにすれば固定資産税も不用というメリットもありますが、実のところ小屋の固定資産も微々たるもの(5000円/年)ですのでメリットとは言えない感じもします。



僕は中古の別荘に住んでいますが、固定資産税は6,000円/年間です。別荘でもそんなものですので気にする額ではありません。



3-4④中古別荘




土地、建屋こみで100万円程度から手に入ります。①~③と大きく違うのは、極々普通の住宅と同じ生活が送れるという点です。



トイレもあるし風呂もあります。ライフラインは全て揃っています。ただその分ランニングコストは掛ります。電気、ガス、水道で計9,000円/月くらいが最低ラインかと思います。また管理費として4,000円/月程度が必要にもなります。



少し余談になりますが、東京のアパートに住んでいる知人がガスをあまり使わないのに基本料金が取られるのはイヤだと言って昨年、ガスを解約しました。



料理が必要な時はボンベのコンロ。風呂に入るときは近場のスパに通っていたようなのですが、それで月にいくら浮くようになったのかと尋ねたところ、チャラだと言っていました。



プロパンガスは料金が高めではあるのですが、代替手段にきりかえたところで、不便になるだけで、お金はまったく浮かないということだと思います。



それに、例えBライフであっても風呂ぐらい自宅でゆっくりはるべきだとも思います。今日、明日のキャンプではないという認識も重要かもしれません。



3-5⑤田舎の古民家



こちらも土地、建屋込みで100万円程度、もしくはもう少し安く手に入ります。しかし④の別荘地と違って、その地域の情報を手にいれることはほぼ不可能です。ですので、住んでみないと何が起こるかわからないという不安は残ります。



田舎というのは現代社会でも完全なムラ社会のようです。そこには長がいてその言いつけに従わないとムラ八分という...。



僕の知人にも古民家を手に入れた後、村八分にあって苦しんだ方がいます。そちらの話はこちらを参照ください→ 田舎暮らし、移住での村八分の現実



以上の5つのパターンがBライフを実現するために実現可能な形態かと思います。




4 小屋暮らしBライフの意外な盲点


小屋暮らしで有名なブロガーさんが千葉に小屋を建てて住んでいます。Bライフに詳しいかたなら知っているかもしれませんが、この方の生活は一見たくましく、メデイアへの露出も派手で感化された方も多いのではないでしょうか。



小屋暮らしを開始してもう4~5年になると思います。多くの小屋暮らしの方が2年ほどで消息を経ってしまう(ブログの更新が突然止まってしまう)中で、この点、本当にたくましいと思います。




彼のブログを読んでいると長く続く秘訣がなんとなくわかります。



それは、無理をしないこと



夏場の暑い時期は実家の盛岡の実家に帰省する。冬場の寒い時期も帰省。



要は春と秋の数ヶ月しか小屋では暮らしていないのです。この点はこれからBライフや小屋暮らしを始めようと考えている方は深く考えておくべき点かと思います。



小屋暮らしが長く続いている人は、二重拠点や旅に出るなど、夏冬の辛さを回避する手段を持っているのです。こうなると実は非常に狭き門だとも言えるかと思います。



ローコストで暮らしたいから小屋暮らしを始めるのに別の拠点が必要になってしまうのですから、結局ものすごくお金が掛るような気がします。




5 結果として僕が選んだBライフのパターン


小屋暮らしには憧れていた時期がありました。しかし作りきれるかという点と、やはり上述した点、生活の持続という点で断念しました。



ボロくても土台ができている中古の物件、それも思いっきり値段の安い別荘地物件を僕は自分のBライフ実践の場として選びました。



現在は山奥に移住してまだ3ヶ月なので、家の改修や改造に多少のお金を使っています。でも、これもあと数ヶ月で収束する予定です。その後は月に6万円程度の支出で暮らしていけるという感触も持っています。



6万円の支出では一般的なBライフではないかもしれません。でも都会での15~20万円の暮らしに比べたら十分にBライフなのだとも思っています。それに「誰にも気兼ねなく一日中寝転んでいられる」という点は完璧にクリアしてますから。




6 Bライファーと地域住民とのいざこざ


市街地に小屋を作っても、田舎に古民家を手に入れても、絶対に避けるべきは地域住民とのいざこざではないでしょうか。



寝転んで暮らすためのBライフが、毎日ビクビクしながら不安と共に暮らすことになるかもしれません。



小屋を住宅街に建てて住民に総スカンを食ったり、結束の固いど田舎に越して村八分にされたり、こういう問題で悩んでいる方は本当に多いのです。



折角の移住先が試練の場、苦行の場となってしまいます。



そこでやはり強くおススメしたいのが中古の格安別荘。別荘地では地域住民との付き合いなど一切ありません。ただ例外として、住宅が密集している例外的な場所はありますので、その点はご自身の判断。



また毎月の管理費もゴミ収集や草刈、道路整備などに使われますので、寄り合いのように集まって何かしないといけない、ということも一切ありません。実に快適なのです。




7 持続可能な生活とは


話が重複しますが、Bライフは、2泊3日のキャンプではないということを再度念をおしておきたいと思います。



つまりは「持続可能な生活」という視点。エアコンも必要だし風呂も必要。携帯もネットも必要。水道もガスも電気もクルマも。そういった現代のライフラインを備えながら、いかに節約していくか。ここがカギなのではないかと感じています。



全て排除してしまえば、月2万円の生活も可能だとは思います。そういった苦行をあえて好む方がいても不思議ではありませんが、思い付きや刹那的な憧れだけで踏み出すべきものではないと僕自身はそう思っています。







8 先輩Bライファさん達の小屋での生活


ここに越してきて良くわかりましたが、急な冷え込みや、猛烈な暑さへの対処方法の存在は、かなり重要です。温暖な伊豆ではあるのですが、標高400メートルともなると、冬は氷点下まで気温が落ちます。




もし氷点下0℃の場所に自作小屋を建てたなら小屋の中に薪ストーブでもない限り寒くて眠りにつくこともできません。実際、薪ストーブを導入されている方もいますが、1万円程度の安価なものでは耐久年数が1,2年とも聞きます。



常に高熱にさらされていると薄い鉄板にはいとも簡単に穴が開いてしまうそうです。



ですのでキャンプ的なノリであれば1万円程度の安価な薪ストーブでも良いと思いますが、住み続けるならば数年間は持つものを手に入れる必要もあります。自分自身もかなり調べていますが耐久性が数年以上あるものは20万円以上します。




9 暑さへの対処


寒さに対しては応急処置的に安価な薪ストーブを導入することでしのげるかもしれません。しかし夏場の暑さへの対応は自作小屋であっても、多少お金をかける必要があるのではないかと思います。



エアコンを設置するには20Aほどの電力契約は必要となりますが、多くの小屋くらしの方は5A~10A。またはソーラーパネルでの自家発電という形態。



自作小屋という自負が20Aを引きたくないという気持ちにさせるのかとは思いますが、小屋であっても十分な電力とエアコン。夢を壊すようで申し訳ないですが、必須だと思います。




10 どこに土地を見つけるか


別荘、古民家以外を選択した場合、土地を購入して住む場所を自前で確保していくことになるのですが、土地をどの地域にするかという点も非常に重要なファクターになります。



ツイッターのフォロワーさんに某地域に土地を購入して昨年小屋を建てた方がいました。技術も根性もあって動画の配信も素晴らしい内容だったので毎回全て観させてもらっています。



ところが、その土地はというと、標高1,500mに位置する場所なのです。この標高だと0mの地域に比べて10℃近く気温がマイナスになります。



11月の秋ごろ。東京では最低気温が9度ほど。でもここでは既にマイナス1℃になっていたのです。あまりの寒さに12月には作業を中断し半年間放置となっているようです。



1年の内、11月~4月までの半年間は作業も出来ないし、もちろんそんな環境なので住み始めても辛くて仕方がない状況になるであろうことは容易に想像できます。



Bライフということで安い土地を求めがちですが、気温は重要なファクターです。冬場でも自分が耐えられる、いや、快適に暮らせる場所であって始めてBライフが開始できると思った方が良いと思います。




11 小屋自体の耐久年数


小屋を製作される方は、その材料に高価な木材は使わないのが普通なのですが、ホームセンターで手に入るような一般の安価な木材は防腐剤を毎年塗りこんだとしても直接雨に当る外壁部に関しては5年が耐久年数と言われています。



外壁部分が腐食してくれば中にも侵食してくるでしょうし、何の補強もしなければ6,7年で倒壊する恐れもあります。



こういった点を考慮して耐久性のある高額な木材を使用していれば良いのですが、小屋の製作過程ではとにかく安く済ませるという点に視点がおかれがちでしょうから後々大きな課題になります。



以上、雑多な内容になってしまいましたが、Bライフに生活をシフトしていくために考慮すべき点を、実際に山奥に住み始めた上で、感じている点のまとめとして紹介させて頂きました。




12 最後に


最後になりますが別荘地にはこんな感じの古い家が100万円程度から売り出されています。土地と家をあわせて100万円。いろいろと直したとしてもプラス50万円。少ない消費で暮らしていきたい方には本当におすすめですので是非一考を。




そしてこれからもこのブログでは中古別荘でのBライフ+α的な生活を紹介していきますので、是非是非、参考に。



伊豆の山奥別荘地への移住もお待ちしておりますよぉ。


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