2019年3月6日水曜日

将来の夢は隠居と言っていた小学生

将来の夢は隠居と言っていた小学生


小学校の時の卒業文集に「将来の夢は隠居」というタイトルの陰気臭い内容を淡々と綴っていた子がいたことを思い出しました。確か高木くんという頭が良くてスポーツも出来る人気者でした。




「社会に出てお決まりの仕事をこなして少しお金を貯めて草々に隠居。庭の盆栽でもいじりながら、毎日平々凡々と暮らして生きたい」という内容だったと記憶しています。



この時はもちろん僕も小学生で、その内容には全く理解も共感も出来ませんでした。アホな事を書いているっと思ったくらいだったと思います。



ただ他のクラスメイトとは異質だったということと、彼のポジティブなキャラクタとのギャップが大きかったのでよく覚えています。


今朝のツィート



隠居とはそもそも何?


隠居ってそもそも何なのでしょうかね。隠居という言葉を多くの人がマイナーなイメージとして捉えているかと思います。まずは表舞台というものがあって、そこから退くというようなイメージ。



と、いうことはきっと、人はこの世界に対して「社会での活動や労働、努力、根性、成功、お金儲け、出世」というようなものを自分のメインストーリーだと観ているということなのかと思います。




高木くんは小学生ながらにして、このメインストーリーを見切っていたのかもしれませんね。そんなの別にどうでもいいやぁ的に。



今僕自身、Bライフと称した働かない生き方、お金を使わない生活という隠居の身にあるわけなのですが、小学生高木くんの語った夢は実は、これはこれでありなんじゃないかとも思っています。



ただ、学校の先生がこの作文を読んだら、きっとこんなことを言うのではないかとも思います。



「これからもっとやりたいことが見つかるはずだよ。チャレンジすることこそが人生なんだし、誰かを目標にして頑張ってみようよ」



良く出来た回答なのではないでしょうか。まだ小学生くらいなら、これくらいでイケるとも思います。特にチャレンジすることが人生なのだというフレーズ。これは絶大です。これさえ信じていれば、大抵のことはやれてしまいます。



チャレンジこそが人生


思考はポジティブであるべきだと思います。チャレンジもどんどんした方がよい。出来なくて元々。失敗してもいい。これは今でもそう思っています。でも人にはそういう言葉のイメージを全く受け付けつけられくなる時もあるとも思うのです。




チャレンジ、チャレンジと言われても苦しいだけで何の力も沸いてこないかもしれません。それならばむしろ、隠居みたいな世界もあるよぉ~、別にみんながみんなチャレンジしなくてもいいんだよぉ~っと言ってあげた方が、元気になるような気もするのです。



無理なチャレンジなどしなくても良い。これからは小さなチャレンジにしていく。そしてこの状態を一旦、小さな隠居と考えてみたらどうでしょうか。物理的に隠居の構えをするのではなく、隠居的なものの見方に切り替えてみる。



大きな目標や人生の意義。そういう小難しい考えを一旦捨ててしまって、こころに過負荷のかからないような人生の捉え方をし始めてみる。すると何かが変わるかもしれません。



自分のこころを軽く出来れば、生きていることへの楽しさも増すようにも思います。そんな風に生きていたら、その内、自発的に大きなことにチャレンジしてみたくなることがあるかもしれません。もしそんな時が来れば是非チャレンジしてみてください。



そしてそれでもなお、物理的にも隠居が良いのだっという感覚が強まっていくようであれば、その時はそれも選択肢のひとつだと考えてみてもよいと思います。実際隠居Bライフは結構楽しいですから。



ただ、まずは大きなチャレンジなどしなくったって良いのだということ。ここを押さえてみてはどうでしょうか。



隠居の身ながら少し提言してみたくなりました。



そんな隠居者の本日の小さなチャレンジは畑作業。作りかけの段々畑にジャガイモとアスパラガスを植えただけ。たった20分の作業でしたが、これで十分。十分疲れました。


ボールみたいのがジャガイモ

薄気味悪いモジャモジャがアスパラの根

隠居と家族

隠居したことで得られたものは端的に「自由」です。何をしても良いししなくても良い。この世界は本当に甘味な世界で、まぁ別の言葉で言えば自堕落な世界。


しかしこの心地良い世界に身を置くには前提条件があるような気もしています。それは独り身であること。


僕は結婚をしていたし成人している子供も二人います。もしその家族の形を保持したまま隠居という形を選択していたとしたら、アウトだったのではとも思っています。




これからもあまり根詰めずに出来ることだけ。軽く軽く生きていこうと思います。




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働いていなくても社会とのつながりは持てる




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働かない生き方、お金を使わない生活



2019年3月4日月曜日

軽自動車のナンバーを自分で変更する

軽自動車のナンバーを自分で変更する


昨年の5月に伊豆の国市の山奥へ移住してきたわけなのですが、移住後に必要となる諸所の変更手続きは全て速攻で片付けております。住民票、郵便、国民健康保険、国民年金、ハローワーク、免許証などなど....。



ただ、ひとつだけ放置していたことがありました。それは軽自動車のナンバープレートの変更4月1日付け時点の届出済み住所で自動車税の請求がくるはずなのですが、今更、東京の日野市に軽自動車税を納めるのもなぁという感じなのです。




先月e-taxで確定申告をしたところ、伊豆の国市へ納める住民税はゼロ円ということでした。なんだか申し訳ない気もしていて、軽自動車税くらいは伊豆の国市へ納められるようにと思います。だからさっさと手続きに行かねばならないのです。



と言っても、軽自動車税って7,200円なのですが。



しかし、軽自動車税は1万円だなどと言っていた人もいたので、少し気になり調べてみました。確か7,200円だったはず。すると驚くべき事実が!なぁんて、多分知らなかったのは僕だけでみなさん知っているのでしょうね。



平成27年3月31日以前に登録されたクルマは7,200円。それ以降のクルマは10,800円だって!



新車だと当然10,800円。中古車でも平成28年4月1日以降の登録だとこれもまた10,800円。知りませんでしたよ。危ない危ない。



7,200円と10,800円って随分と差があるように感じるのは僕だけでしょうか。ふぅ~。でもお金を使わない生活を目指す者としては極普通の感覚。



ということで新たな事実も知り、軽自動車のナンバー変更ができる軽自動車検査協会 沼津支所に行ってきました。必要な書類は3ヶ月以内の住民票と印鑑。費用は1,400円(ナンバー代)。



ちなみに、車検時にディーラーに代行を頼むと2万円取られるそうです。これもまた、びっくり価格。車検は次の11月なので、今回放置していたら、おそらくこの2万円パターンになっていた気がします。あぶない、あぶない。超あぶない。



代行料2万円もふんだくられる代行手続き。折角なのでこれを自分でやった場合の具体的な流れを紹介しておこうと思います。まあ、あまり必要とされる方はいないとは思いますが。




変更に必要な手続きの概要


①手続き案内 順番待ち   15分(今日は少し混んでいたようです)
②説明を受けた書類に記入 10分
③担当者が記入内容を確認  5分
④次の書類を渡され記入  10分
⑤またもや記入確認     5分
⑥ナンバーを自分で外す   5分(ドライバー持参)
⑦ナンバーを返却      0分
⑧新ナンバー交付      5分
⑨新ナンバー取り付け    5分
-------------------------------
            計60分


始めの待ち時間が少々長かったですが、それ以降はパッパと進みました。どうでしょうか、これ。軽自動車協会の事務所までの距離がわりあることを考慮しても、ガソリン代はたかがしれています。



記入する項目が沢山あって分かりずらいのですが、車検と住民票に書いてあることが全てです。その内容を指定された書類に埋めていくだけのことです。



これで2万円。う~ん、なんて美味しいお仕事なのでしょうか。そういえば、事務所には50人ほどこの手続きをしている人がおりましたが、ツナギを着ている人がほとんどでした。



旧住所の軽自動車税課税停止の連絡


ちなみに、もうひとつ面白いことがありました。今回のナンバー変更手続きに伴い、以降は伊豆の国市から軽自動車税の通知が来るようになるのですが、旧住所の日野市へは自動的には連絡がいかないらしいのです。



そのため、そちらを停止させる手続きも必要だそうで、その手続き代行に1,000円かかると言われたのでした。むむむ?1,000円。それはいったいどんな作業なの?なんだか怪しいので聞いてみましたところ



所定の用紙に記入し日野市役所へ送るだけ



とのことでした。確認して本当によかったです。その用紙をもらい自分で記入し投函しました。82円ですみました



なんだか、世の中には代行という名の怪しい仕事が蔓延しているようです。自分で出来ないことなんて、そうそうないので、なるべく自分でやってしまいましょう。働かない生き方にはこういう点がとても大事。



発行されたナンバー

お好きなナンバーを指定すると5,000円らしいのですが、全く興味がないので、出されたものを受け取りました。それがこちらです。少し隠してますが、なんだかパチンコが大当たりしそうなナンバーです。あははははっ。いいじゃん。ゾロ目or3桁そろい。ナイショ。




自分で出きることは自分で。余計なお金を使わないのもBライフの基本。これからもこの点には留意して生きていこうと思います。



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将来の夢は隠居と言っていた小学生



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働かない生き方、お金を使わない生活




2019年3月2日土曜日

急な傾斜地でも段々畑なら野菜を育てられる

急な傾斜地でも段々畑なら野菜を育てられる


先週ここに遊びに来てくれたブログの読者さんに、傾斜地の耕作を手伝ってもらったのですが、いよいよ3月に突入してしまったので本日、残りの1/3の部分をせっせと耕すことにしました。




去年も耕して畑にしているのですが、傾斜地ゆえについつい放置しがちになってしまい(歩きにくいし、なんとなく畑っぽくなかったので)、ついには雑草で森と化してしまいました。



故に今年は同じ轍を踏まないように、出入りのしやすい段々畑にきちんと整地することにします。



同じ場所の昨年の様子はこちら。まさに森状態でした。これはBライフの失敗事例として記事にも書いて紹介した元畑の様子です。



何を育てるか

育てるものも既に決まっております。段々畑の上から一段目はアスパラガス。多年草の野菜。一度植えれば10年間は収穫できる優れものなの。



しかも買うと結構高い野菜なので最上階に植えることにします。誰もいませんが盗られたりしないように一応、道路側から最も遠いところ。




二段目はジャガイモ。ホームセンターで安い種イモ(1kg280円)を見つけて1月草々に買ってしまったやつ。1kgもあるとかなりの量が収穫できると思います。



6月ごろはきっと食卓がジャガイモづくしでしょう。フライドポテトにして毎日食べるとします。お金を使わない生活の皮算用(笑)。




三段目、四段目はタネから育てるお好みの野菜。パクチー、チンゲンサイ、小松菜、ズッキーニ、オクラの5種。苗を買うと結構高額なので全てタネから育てます。バルコニーで2、3週間、ポット栽培をして大きくなったら植え替える予定です。



ズッキーニは育てやすく好物でもあるので楽しみです。



さて畑はというと


と、ここまで読んで、さぞ立派な畑ができたのだろうと思ったかもしれませんが....。一時間ほど真剣に肉体労働をしてみたところ、完全にのびてしまいました。



2時間ほどぶっ倒れて爆睡。先ほど目を覚ましました。やはり30分以上の労働は危険危険。ちょっとずちょっとずつが良いようです。



しかし一応、畑の様子を載せておこうと思います。現在こんな感じです。下にあと2段作ります。




上から2段目までは出来たので、アスパラとジャガイモを植えつけようとも思いましたが、もう少しだけ木の根や雑草を取り除いてからにしようと思います。3月中句くらいまでに植えればいいし。



畑とメンタル


1時間の耕作作業で倒れてしまったわけではあるのですが、身体が疲労した一方で、気分、メンタルに関してはとてもスッキリとしているように感じます。



少し寝てしまったというのもあるとは思うのですが、土いじりはやはりメンタルにとても良いです。



やるかやらないか。おそらく、ここだけが問題なのだとは思います。



働かない生き方を実践中なのではありますが、DIYにしても畑にしても、やろう!という気持ちだけはどこかに少しだけ存在しているような気がします。



ですので、この気持ちは今後も大切にしていきたいと思っています。



ちょっとずつ、ちょっとずつ。これからもこんな感じで生きていくとします。



関連記事
Bライフの失敗事例、畑での自給自足
働かないで生きる、お金を使わない生き方


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軽自動車のナンバーを自分で変更する



2019年2月28日木曜日

別荘での二拠点生活にはお金が掛る

別荘での二拠点生活にはお金が掛る



二拠点生活に憧れる方も多いかと思いますが、山奥の格安別荘をサブ的な生活の場にしてみた場合、それは成立するのかという点について自分なりの考えを紹介したいと思います。




中古の別荘は100万円を切る値段で売りにだされていることもあって、中には80万円で購入したというような記事を見かけることもあります。実際に不動産屋のホームページを覗いて見るとそんな値段で売りに出されているのでこれ自体はウソではないと思います。




ただ、安いからといって住むつもりもないのに購入するは、ちょっと待った!とも言っておきたいのです。つまり二拠点生活のようなイメージで手を出すのは要検討ということです。



まずお金の話なのですが、表示価格が80万円だとすれば、不動産屋の手数料に25万円ほど。実際には100万円は超えてしまいます。そしてガス、水道、電気、これらの基本料金で月額1万円弱、管理費で4,000円(合計で年間17万円)。



イメージとしては100万円で購入して年間の維持費17万円程度で別荘を持つような形かと思います。お金を使わない生き方とは真逆にも感じられますね。



年間17万円の維持費は住むとすればBライフとしても成り立つ格安な住居なのですが、別荘として考えてみると決して安くはないと思うのです。



二拠点をもつことへの憧れはあると思いますが、使用頻度を考えてみれば、その所有が自分にあっているかどうかは明確にもなってきます。



例えば10年間使うとして年に5回ほど各2泊3日滞在するケースで考えてみると、



毎年10泊程使用することになると思うのですが、この場合、一泊あたりに換算してみた金額は、(100万円/10年間+17万円)/ 10泊 = 2万7千円




一泊が2万7千円にもなってしまいます。使用頻度をもっと上げて年10回(ほとんど毎月一度は使う)としてみても、1万3千円



年に10回別荘に来て20泊する。これだけ泊まってもまだ旅館に泊まる方が安いのです。旅館なら美味しい料理も沢山食べられますし。



もちろん週末に使うような頻度の高い用途であれば問題はないと思います。




複数人で所有したらどうか

では複数人、例えば3人ほどで別荘を所有したらどうでしょうか。1万3千円/3人 = 4千300円(一泊)。これで何とかペイしそうなギリギリのラインような感じかもしれません。ただ毎年20泊もするかどうかは少々疑問ではありますが。



実は僕がまだかなり元気だったころ、頻繁に伊豆へ釣りに来ていたのですが、その時、数人の仲間でこんなことを真剣に考えていた時期がありました。




しかしそのころでも年に5泊もすれば多い方で、金銭的にはまったくペイしないという結論になったことをよく覚えています。



複数での所有は自由度が下がる

それと、この山奥の別荘に暮らしてみて明確に分かったことなのですが、家を所有する目的ってただ寝泊りができるということではないと思うのです。



東京のアパートを窮屈に感じていた理由のひとつに、何一つ改造、改装してはいけないということがありました。



何ひとつやりたいように出来ない。それはアパートを退去するときは元の状態にもどさなければならないから。だから棚を一つ作る程度でも躊躇してしまいます。



ここはそれが完全に自由です。自分の好きなように改造して構いません。大きな穴を開けても良いし、ドアをぶち壊してもいい。場合によっては部屋を増設しちゃっても誰からも文句を言われることはありません。




こんな改造欲をかき立ててくれるのも格安中古別荘かと思います。そして実際、それはとても楽しい工程でもあるのです。


だからもし複数人で所有してしまうと、自分の好きなように、好き勝手に改造するなんてことも難しくなってしまうかもしれないのです。割と、いや、かなり窮屈な選択のように思えます。



長期不在にする問題点

山奥の別荘を本当に別荘として使用する場合、一番問題になると思われるのが湿度です。この湿度によってカビが発生します。僕が今住んでいるこの家は3年間ほど人が住んでいなかったと聞いています。



前のオーナーは近くのマンションに住んでいるので頻繁に来ていたようなのですが、とにかくカビ臭くてしかたがありませんでした。カビ臭さというのは1,2時間くらいの滞在ではなんとかなるものなのですが、一日中いると本当に気持ちが悪くなってしまうものです。




人はたいていの臭いには慣れてしまうものですが、カビ臭さには慣れることが出来ません。ですので始めの3ヶ月間くらいはこのカビ臭を取り除くための戦いとなりました。カビ臭さはカビそのものを取り除かない限り消えないのです。



ですので、数ヶ月に一度しか滞在しない場合、まず、必ずカビが発生します。そしてその臭いは数日滞在して掃除をしたくらいでは取れません。ですので自然と足も遠のいていってしまうのではないかとも思います。


カビ臭さを撃退した話はこちら→ 中古物件、古い別荘特有のカビ臭さの撃退方法


結論

そこで結論なのですが山奥の格安別荘を年数泊の使用頻度二拠点用手に入れることは辞めておいた方が良い、ということになります。



格安別荘は住んでこそだと思います。もしくは将来的に住む。住む予定がないのであれば、安いからといってうかつに手を出さないことをおススメします。



最適な二拠点の形

別荘を二拠点生活の対象にすることに関してはいささか否定的な内容になってしまいましたが、二拠点自体には僕も今だ憧れを持っています。



そこで一番良いと感じているのが1ヶ月単位で滞在できる簡易的な滞在スペースを確保すること。



ツィツターのフォロワーさんに、ぐっさんという方がいるのですが、この方が沖縄の那覇で開いている下宿屋は個室30,000円/月です。保証金、清掃代、光熱費等のよけいな費用は一切かからないとう優れモノ。一日換算では驚きの千円です!




僕自身はまだ行く機会がないのですが、いつか滞在させてもらいたいと思っています。



ホームページはこちら→沖縄下宿屋 うちげ 那覇店  (残念ながら現在は満室のようです = 人気があるということ)。



年に1~2ヶ月。こういう形での二拠点生活であればお金も掛らないし理想的だと思います。二拠点を考えている方は是非こんな形も一考を。



関連記事
別荘地の廃屋事情について考えてみた
働かないで生きる、お金を使わない生き方



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2019年2月27日水曜日

気分がモヤモヤする時の解消法

気分がモヤモヤする時の解消法



本当に何もやりたくないという日は結構あります。でもなんだかモヤモヤ。そんな気分がモヤモヤする時の解消法なのですが、僕の場合、そのひとつはペンキ塗り



特にバルコニーのペンキ塗り。重いものを運ぶわけでもなく、肩が凝る作業でもないペンキ塗り。しかもバルコニーという超テキトーに塗ってよい場所なので、気軽に気軽に、気分転換に調度良い。しかもかなり楽しい作業でもあるのです。



そのバルコニーはというと増築されているため、かなりの面積があって、全部あわせると12,3畳分ほどかと思います。今日はそのほんの触りで、手すりの一部分だけ。




というのも外部の木材用のペンキが小さな缶で一缶分しかなくて、その分だけしかやれないという状況でもあったりして、調度良い作業量だという勝手な口実にもしております。




ちなみにこのペンキは結構お値段がします。こんな小さな缶で1,500円くらいだったかな?一応これは前のオーナーがストックしていたもので倉庫に入っていたペンキです。手すり全面を塗るにはこの2回りくらい大きな缶でないとダメなようですね。



多少色が違うのですが、残っているペンキがまだ倉庫にあります。使い切るまでは買わないと決めているのであくまで残り物を使います。水性のペンキは古くなっても水で薄めて調整できるのでとても重宝します。



床材はペンキは塗らず防腐剤のみを塗りこみますが、この作業は2年毎にやればよいようです。1年ちょっと前にやっているので次回は来年の春。この防腐材もまだ結構な量のストックがあります。



ペンキを塗る作業って本当に楽しい作業なのですよ。音楽を流しながら作業をしていると心地良い没入感。気分がモヤモヤするときはこの手の作業にかぎる。テキトーに塗り塗り。この作業だけの世界に入ることで全てが消えていく感じがします。



室内のペンキ塗りは養生シートをひいたりで、結構面倒なのですが、外は本当に気楽に出来ます。と、そんなことを言っていたら、ものの30分で、もうペンキの缶がカラになってしまいました。



写真の取り方を失敗してしまって良くわからないのですが、手すりの上段部分だけ一周塗り終えました。一枚目の写真だけは赤っぽく写っているのでわかるかな?

Before

After







たった30分ほどの作業でしたが、気分がスッキリしたのです。



何もやりたくない日でも、ラクで気分が盛り上がりそうなDIY的な作業をちょっとやってみると、やはり良い感じになるようです。



こんなことをしていたら昼になってしまったので、昨日激安の100円(これぞまさにBライフ的な食材)で手に入れた「菜の花」でおひたしを作り、昼ごはんの一品に加えてみました。


この量で100円は信じられない菜の花


これ激ウマ。ほろ苦さがなんともいえません。春の足音が聴こえたような気がします。




そして午後はまたダラダラと過ごしたのでありました。あははははっ。しょうもない。いつものことです。



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別荘での二拠点生活にはお金が掛る



1年以上とり続けているにんにく卵黄、うつが酷かった自分が、かなり効果を感じてます。値段も安いのでこれはかなりお勧めですよ。こちらは関連記事 →
にんにく卵黄がうつ病と自律神経に効果あり



2019年2月26日火曜日

ケトルで入れる山奥の朝のコーヒー

ケトルで入れる山奥の朝のコーヒー


コーヒー屋さんのイメージ


この山奥で田舎暮らしを始める前からコーヒーがかなり好きだったのですが、東京から荷物を運ぶ際に断舎利をしてしまい、コーヒーメーカーも捨ててしまいました。



何となく邪魔臭いと感じ、ポイしてしまったわけですが、そのために、ここでは取手の付いた小さなナベから直接お湯を注いでコーヒーを入れております。おおよそドリップとは言い難い雑な作業




ナベなのでお湯をポタポタと注ぐような芸当はもちろん出来ずに、いつもドバぁ~っと注ぐ感じです。多分、ダメな入れ方なのでしょう。ちょっと損をしているような気持ちになりました。


コーヒー用ケトル

コーヒー用ケトルをAmazonで探してみました。250cc、一人用のケトル。可愛いのを見付けました。値段は500円~1,200円とかなり幅があるのですが、安いのは中国からの直接配送がほとんどのようです。



中国からの商品は何度か買ったことがあるのですが、配送日が10~15日後というパターンが多くて忘れたころに配送。不在通知に気が付かなかったりで、結構面倒なのです。



やはり翌日午前中配送のAmazonPrime商品をどうしても選んでしまいます。



そして速攻で届いたのがこれ。



250ccなのでかなり小さいです。直接火にかけるタイプではなく沸かしたお湯をこのケトルに注ぎます。先がかなり細く出来ているので注ぐのもとても楽そうです。



早速お湯を沸かしてトライしてみました。一滴一滴。藤岡弘風に(笑)。


一滴一滴の写真が撮れませんでした。

こちらがご本尊。藤岡弘。


思いほか時間がかかります。コーヒー一杯入れるのに1~2分。ゆっくりゆっくり。注いでいる最中、コーヒーの良い香りが、ほわ~っと漂います。



美味しいコーヒーを入れるためのケトルですが、この一手間が実はとても良かったりします。こういうのを自己満足というのでしょうか。コーヒーそのものよりも、注ぐ工程で満足感を得てしまうという。



無心に。一滴一滴。わざわざ手動でコーヒーを入れる意味がなんとなく分かった気がします。働かない生活に突入している自分には時間だけはたっぷりとあります。



今まで30秒ほどで入れていたコーヒーを数分かけてゆっくり入れてみる。実に味わい深い時間



肝心の味のほうはどうかというと、ブラシボー効果みたいなものもあるのでしょうが、雑味が取れたような感じがします。とてもうまい



今日はイマイチの天気ですが、いつものようにバルコニーに出てゆっくりコーヒーを味わいました。




ゆっくりとコーヒーを入れて、ゆっくりと流れる時間に浸る。とても良い朝。一杯分のちいさなケルトのおかげ。今回手に入れた1,060円のケトルはこちら→ケトル



調子が良ければ明日から畑の開墾作業を再開しようと思います。今日はまだ休息モード。午後は映画でも観ながらゴロゴロと。



僕の人生は今、こんな小さな自己満足を積み上げることで成立しているのかもしれません。実に怠惰な一日ですが、こんな一日がとても好きなのです。



みなさんも良い一日を。



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どんな人生であれ結局、人生は自己満足
働かないで生きる、お金を使わない生き方



2019年2月23日土曜日

貧乏生活でも楽しく生きてますよ

貧乏生活でも楽しく生きてますよ


うつ病で休職。そして退職。その結果としていつの間にか今の怠惰な貧乏生活、働かない生き方なんてものに辿り着いてしまったわけなのですが、なんのなんの、毎日楽しく生きております。



そして、今、あらためて考えてみるとこれはただ自然な流れ身をゆだねただけだったのではないかとも感じております。




決してこんな流れをおススメしているわけではないのですが、ブログの内容に興味を持ってくれている方がいることも事実のようでして、先週に引き続いて今週もまたブログを読んでくれている方が山奥別荘をわざわざ訪問してくれました。



埼玉県から電車で片道3時間以上だそうです。そんなに時間をかけてわざわざ来てくれるという事実。これは本当に嬉しいことなのです。



一昨日の昼過ぎ、函南の駅までクルマで迎えに行きました。駅に現れたのは36歳の会社員Sさん。大きなリックを背負ったバックパッカーのようないでたちでした。長旅お疲れさまでした。



ただ何故そんな大きくて重そうな荷物を背負っているのだろうか。山奥へ向かう道中、実はずっと理由を考えていたのでした。家出してきたのか?



あはははっ。ハズレでした。家に到着しその答えがわかったのですが、それはというと



なんと、お米5Kg。これがその正体。埼玉産。





電車で来たにも関わらず、そんな重たいものを持ってきてくれたのでした。本当にありがたいことです。感謝感謝。お米は確実に消費していくものなので実にありがたいです。Sさん、ありがとうです。


お酒

僕は普段お酒を飲まないのですが、嬉しい来客があれば話は別なのです。少しだけ飲みます。しかし話が盛り上がるにつれてお酒もどんどん進んでしまったりして。いやぁ~実に楽しい昼間からの宴初日となってしまったのでした。実は毎回こうなる(笑)。





この日はもう晩御飯の時間まで終始こんな状態でした。Bライフについて、うつの時の状態について、山奥について、働かないことについて、いろいろん話題で話が尽きることがなく時は過ぎていきました。



そして12時に撃沈。



翌日は畑を耕す


畑を10分ほど耕してダウンした話を数日前に書いたのですが、Sさんが手伝ってくれるということで、この日は傾斜地の開墾作業をやりました。僕が5分、Sさんが30分、この繰り返し。配分が不公平過ぎ(笑)。いやぁ~本当に申し訳なかったのですが、とてもありがたかったです。




10日間ほどかけて耕す予定でしたが、この日だけで2/3ほどが完了してしまいました。残る1/3を開墾したら軽量ブロックで段差を作り3段か4段の段々畑にするつもりです。ブロックは今ある分だけでは足り無そうなので買い足します。




温泉にも行かず

折角来たのだから近場の温泉を誘ったのですが、もっと話をしていたいとのことでした。ですので、この日も外に出かけることなくバルコニーでコーヒーを飲んでまったりと山奥風にダラダラと過ごしていたのですが、やがて日が沈むころには前日に引き続き軽い宴となりました。



僕も普段はあまり人と話す機会がないので、こうした時間はとても楽しく感じます。少しお酒が入れば奥底にストックしてある面白い話が出てきたりもするので訳も無く盛り上がったり。2日間でかなり多くの話が出来き、多くの話を聞くことができました。



今回も実は泊まるのかどうかを事前に尋ねることなく来てもらったわけなのですが、気分に合わせて2泊。慣れない場所での2泊は辛いかも、とは思いましたが自然とそんな流れに。



こういうのって良いなぁと思います。お互い無理をせず、ラクにいられる範囲で、その時々で決めるという感じ



僕のことをかなり知ってくれている

この山奥の住みかにはもう既に8名の方が尋ねて来てくれているのですが、毎回思うことは、初対面ではないような安心感のようなものがあるということです。



その根拠はどこにあるのかというと、僕が乱雑に書いている、この申し分けないブログを、書き始めから現在までに至るまで何度も読み返してくれているということ。



そんなことも知っているのですか!っという感覚は親近感が沸くという面もそうですが、ちょっとした感動すら覚えてしまいます。本当にありがたいなぁと。



このブログはいつまで経っても、作業や活動をバリバリとこなしていくスタイルにはなり得ません。ただ体調の変化に依存したそんな生活の中でも、お伝えしていけることがある限りは続けていくつもりでおります。



そしてこんな形で知り合える人が増えていくことを本当に楽しみにしています。



いつも読んでくれてありがとうございます。



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ケトルで入れる山奥の朝のコーヒー



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