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2018年9月27日木曜日

未登記建物の売買での問題点、恐ろしい話

未登記建物の売買での問題点、恐ろしい話


別荘地の格安物件を購入してもう既に住んでしまっているわけですが、未だに別荘地の不動産サイトで物件を眺めることがあります。するとたまに、これは安いっとビックリする物件に遭遇します。築15年、坪数80、2LDKで250万円など。





なんでこんなに安いのだろうと詳細をよく読んでみると、最後の方に「建物は未登記建物です」などと普通に書いてあったりします。




普通に書いてあるのでふ~んと読み飛ばしてしまう方も多いと思いますが、この未登記建物、手を出したらとんでもないことになりそう。



ということで今回はこの未登記建物の問題点、恐ろしい話について、物件探しの際に知ったことを紹介しようと思います。



そもそも未登記建物とは

不動産の登記法上、所有者は工事完成後の1カ月以内に建物の表題登記申請を行う義務があります。法律でそう決められています。


しかし登記をしなかったからと言って罰せられることもないため、極まれですが未登記のまま住んでしまう人もいるようなのです。




自宅などはその建物自体を担保にしてローンを組むことが多いため登記が不可欠(登記されないと担保に出来ない)ですが別荘などは現金で建てることも多いようなので稀にこの未登記状態が存在しているとのこと。



未登記建物を買った場合に起こりうる問題点

そもそも未登記ですので売買の対象にしたとしても、第三者が所有権を主張した場合に対抗する手段がないのです。


登記がない以上、第三者から見れば誰が所有しているかわからない建物。売主が二重売買をするおそれが無いとは言えません。


売買後、売主が建物を売主名義で登記し他の誰かに再度売られてしまったら、いくら権利を主張し裁判を起しても勝てないそう、です。借地権が発生し賃貸料を払うはめになるかもしれません。



建物は別の人のもの。土地だけ自分のもの。未登記物件にはそんなことも起こりえるのです。



まあこんな詐欺まがいなことは稀でしょうが、こういうことも起こりうるため、未登記建物を買う人は少ないのです。ということなので買ってしまったとしたら同じように売ることも難しくなる、売れなくなる、のです。実に恐ろしい話。



では買った後に直ぐ登記すれば良いのでは?

登記にはいくつかの必要な資料がありますが、それは売主側しか持っていないため、売主の協力なくして登記はできません。「建築確認書」「建築図面」「工事人からの引渡し証」「支払いの完了証明となる領収証」...。



そもそもこういう書類をもし売主が持っているとするならば、売りに出す前に登記するはずなのです。ですので、持っていないのか、または何か悪いことを考えているのか、のどちらかなの可能性が濃厚。



いずれにしろ買った後に買主が登記するのは相当難しそうです。



不動産屋の役割

不動産業務というのは売主、買主の仲介に立って安全な売買を成立させることがその役目のひとつにあるはずです。



しかし未登記物件を安心に安全に売買できる気はしません。この未登記物件の取り扱いに関しては一度、不動産屋にその立ち居地的な話を聞いてみたいとも思っています。



今ここに僕が書いたことが当っているのか、それとも何かこんな不安を払拭できる策を持っているのかという点について。



ただ、今の時点ではやはり未登記物件には手を出さない方が良さそうという結論になります。



自作小屋暮らしのBライファーの方達も自分で作り上げた後にきちんと登記していますからね。



以上、未登記の物件は怪しい、という話でした。



次の記事
トイレのDIY、壁紙リメイクの続編


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登記簿謄本を取って別荘を個人売買する



Bライフ田舎暮らしブログ

2018年9月21日金曜日

別荘地の水道料金が倍以上に跳ね上がるというちょっと怖いお話

別荘地の水道料金


僕は現在、熱海から30分、三島から35分の伊豆の山奥にある某別荘地(もうバレているかもしれませんが)に住んでいるのですが、この別荘地の水道料金が来年度から倍に跳ね上がることになりました。


現在2,000円/月ですが、4,900円/月に変更になります。


少し硬い話ですが、今回はこの別荘地の水道事情について紹介しようと思います。



値上げ幅だけを見ると2.45倍。ですので普通では考えられない上昇値です。値上げというのは10%くらいを徐々に徐々に。ということでこれは単なる普通の値上げではないのです。



この別荘地の水道事業を守っていくための施策らしい、です。



別荘地には管理組合があるのですが、役員さん達が散々議論した末に導き出した結論であろうことは間違いないと思います。


僕のようにBライフ生活を目指している者にとっては月額2,900円の値上げは非常に痛いですが、自分自身の納得性を高めるためにもこの記事を書くことにしました。なお、このページに記載している各数字は組合の資料から引用しています。



別荘地の開発は1960年代

1960年と言えば50数年も前です。それに対して水道管の寿命ですが、これは40年らしいのです。もう寿命を過ぎているためあちらこちらで水漏れも起こっているということを最近知りました。


水漏れによって地中に垂れ流されている水量は全体の6割とも言われています。そしてこのまま保守をせずにいると地震などの災害がおこれば間違いなく全壊。




修繕積み立て

普通なら修繕積み立てのように計画的な積み立てをしてしかるべきです。マンションなどを購入すると立体駐車場やマンション本体を定期的にメンテしていくお金を当たり前のように徴収されていきますよね。しかし残念ながら、ここにはそういう考え方がなかったのです。



別荘地なのでおそらく、想像ですが、組合の役員さんといわれる方々もかなりの御年配。そしてもしかしたら当時は金持ちばかりで、壊れたら現金ポンで直せばいいでしょう、みたいな感覚だったのかもしれません。2,000万円くらいの別荘がごろごろころがっていた時代ですから。




組合役員が代替わりしてもその考えはずっと引き継がれてきたのでしょう。ですので今回の決定はまさに英断だと思います。組合役員さんが若返りしたとの話も聞いています。




未認可の水道事業

水道管の老朽化の問題もさることながら、なんとこの別荘地の水道事業は昭和の40数年ごろに認可更新の手続きを怠ったらしく、以降、未認可状態のまま40年以上運営されてきたらしいのです。でも別にいいじゃない?それでずっときたのだから、とも思いますよね?



未認可のままだと何が困るか

自然災害が起こったときに行政からの復興支援を受けられないらしい、のです。それは死活問題ですよね。老朽化が進み今にもぶっ壊れてしまいそうな状況。補修とあわせて認可もとっておくべき、というのはまともな判断だと思います。




補修に掛る総額

総額はなんと22億円!どひゃ~。そりゃそうですよね。ここは東京ドームが57個分も入ってしまう膨大な敷地面積を有しているのですから。でも2,900円の値上げくらいで22億円もまかなえるのかい!とも思いませんか。第二の疑問。


このカラクリは企業債らしいのです。伊豆の国市に水道事業を移管し、市が企業からお金を借りてそれを企業債として支払っていくという。毎年2,600万円。100年くらいの返済計画なのでしょうかね。気の長いお話です。


この補修に掛るお金2,600万円の他に維持管理費というのも計上されていて、そちらが700万円。合計3,300万円分を新たに徴収していこうというのが今回の値上げ分2,900円。


900世帯くらいあるので2,900円x12ヶ月x900世帯でだいたい3,300万円くらい。計算は合います。




他の地域の水道料金

ここは元々2,000円/月だったので安いなぁと感じていましたが、値上げされてもまだまだ他と比べて安いとのことです。水道料金の高い事業体のベスト5は以下。


夕張市 6,841円
深浦町 6,588円
羅臼町 6,340円
江差町 6,264円
上天草市6,264円



まあ夕張市なんて破産してしまった市ですからねぇ。そこを引き合いにだされても....。水道料金の高い地域というのは、多分ですが行政的なものが上手くいっていなかったところ、とも言えそうです。


ちなみに4,900円/月という金額は20㎡の使用までで、以降の超過分は1㎡当たり320円になります。一人暮らしでは毎日がんがんに水を使ったとしても20㎡はいきません。



水道のありがたさ

小屋暮らしのBライファーさん達のブログをよく読んでいるのですが、水に関してはみなさん苦労しています。井戸を掘ったり、湧き水を汲みにいったり。井戸を掘って水が出ても水質が悪い場合には高額な浄水システムが必要だったりと、本当苦労されています。




ライフラインとして電気、ガス、水。この3つの中でどれが一番重要かと言えば、やはり水なのです。電気もガスも代替手段はありますから。水だけは運よく飲料に使える綺麗な水源がなければアウトなのです。



例えば一日10リットルの水を使う(風呂などは入らない)として、毎日10リットルを30分ほどかけて汲みに行かなければならないとしたら、それは本当に辛いと思います。金額にしたら30円分くらいです。だから水道って本当にありがたいものなのです。


それ故に、水道料金の値上げも、このありがたさを享受出来ていることを思えばなんとか我慢できたりもする気もします。


最近、ゴゴゴ~っという轟音がすることがあります。なんだろうかと思っていたら、もう水道管の補強工事が始まっているらしい。そうと分かるとこの轟音もなんだか頼もしく感じてくる。


自分一人では絶対に出来ないことをやってくれている。2.45倍もしかたのないことだと納得しています。

強引にまとめてみると

・水道料が勝手に2.45倍に上がりました。
・しかし別荘地に必要な費用だとも理解、納得。
・水道のありがたさも再認識。


別荘地への移住を検討している方は、水道料金とその歴史なども少し調べておいた方が良いかもです。また水道事業の民営化という世の中の流れも要注意ですね。


水道事業の民営化法案は7月に可決されてしまっているので、あとは見守るだけしか出来ませんが、海外での民営化の事例などを見ると料金は上がることはあっても下がることはなさそうですね。


ちなみにマニラで民営化されたときは水道料金がいきなり5倍になり、富裕層しか水道を使えなくなったらしいです。


今回のこの別荘地の事例は私営を公営化するものですが、日本全国での民営化の流れでも今回の事例と同様に水道管の補修費を上乗せしてくるはずですので、大変なことになりそうだ、ということは想像できますよね。


みなさんがお住みの地域でも近い将来、動きがあるかもしれません。今後、要注目ですよ。



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2018年9月14日金曜日

質素な貧乏暮らしでもソファは欲しいぞ

質素な貧乏暮らしでもソファは欲しいぞ



月6万円台のBライフ生活を目指してる自分ですが、贅沢にもソファなるものを買ってしまいました。リビングにテレビを壁掛けで設置してみたところ、Amazon Primeのビデオを観る頻度が上がってしまって寝転がる場所が必要になったからなのです。




Amazon Primeは年額3,900円。月に直すと325円。これで映画観放題、音楽聴き放題。宅配も翌日発送。こんなコスパの良いサービスは他に無いですよ、ほんと。家にいることが多い方は絶対に入っておくべきです。アレクサにも好きな音楽を終日かけてもらってます。



さて話を戻しますが、ソファ。寝転がる場所欲しさにAmazon、楽天、その他でいろいろと探しました。というのも、一つ難題がありまして、大きなものは部屋に運び込めないのです。玄関自体は大きいのですが玄関からリビングへ抜ける通路のドアがアコーデオン式で、目一杯広げても52cm幅のものまでしか通せないという驚愕の事実。





ソファの寸法は標準的に決まっていて、高さ70cm、奥行きも70cmくらいなのです。70cmの正方形は52cm幅の通路にはどうやっても通りそうにありません。って通るわけありません....。参った。



そこで組み立て式でなるべく梱包が小さいものを中心に探しました。やっと見つけたのがこれです。




梱包は
120x77x58cm(29kg)、77x67x58cm(20kg) の2つとなってました。でもこれは箱のサイズなので中身はもう少し小さいはず。52cmの通路を通すことが出きるか本当のところ分からなかったのですが、もうこれ以上考えるのが嫌になったので注文してしまいました。



もし通らなかった場合には、ドアを外す。
それでも通らなかったら....。アウト!



三日後に配送されてきましたが、梱包を玄関で解いてひとつずつリビングへ運びました。クッションのような小物は当然OK。問題はボディ。




なんとラッキーなことに、ギリギリ通すことができました。ふぅ~。ドアを外すことは覚悟してはいましたが、結構面倒な作業なのでほっとしました。



さてさて、運んでしまえば後は楽勝。組み立てなんてあっと言うまです。



ということでリビングにソファを設置できました。色はホワイトにしました。




こんな感じで寝転がりながらAmazon Primeを観ております。DIYをやったり畑をやったり、山奥暮らし的な作業は置いておいて、ひたすらビデオ三昧。昨日までは「ジャックライアン」というCIA、テロものドラマを観てました。シーズン1は8話までしかなかったのであっと言う間に観終わってしまい、今とても悲しいです。もっと観たいです。



セコイ話ですが、一日換算にすると10円です。どんだけ映画を観ても10円。これって最強のBライフですよ、実は。あまり気付いている人がいないようなので言ってみました。



ソファへの投資もこの一日10円の趣味をより快適にするための初期投資。安いものです(と自分に言い聞かせてます)。



一日10円でビデオ観放題、音楽聴き放題という、この恐るべき事実。
NHKさんは大嫌いですがAmazonさんは大好きなのです。



次の記事
何でも美味く出きるお手頃価格の魔法のナベ


Bライフ田舎暮らしブログ

2018年9月13日木曜日

山奥の冬対策に二重窓。そのペンキ塗り。

山奥の冬対策に二重窓。そのペンキ塗り。


9月13日、今朝のこの部屋の気温は17℃でした。寒い。寒いです。一週間ほど前には海水浴をしていたはずなのに。いきなり50%オフ。34℃から17℃へ急降下。体調が崩れるわけです。



冬季うつの酷い自分は温度に非常に敏感でして、気温が下がると気分も確実に下がります。このままずっと寒いわけではないとは思いますが、必ずやって来る恐ろしい冬への対策をしなければっと、今日から準備をすることにしました。




現在寝室にしているのはこの部屋。壁の内部には全面に断熱材を埋め込み済みなので壁からの冷気は遮断できるはずですが、なんと言ってもL字型に設けられている面積の大きな窓が曲者。窓からの冷気をどうにかしなくてはならない。



以前、プチプチ君を貼ったことがありましたが、効果ゼロ。多少はあったかもしれませんが、極寒の冬に対しては無力でした。確実に冷気を遮断できる方法はひとつしかないのです。



二重窓。



そう、窓の内側にもう一つ窓を設ける。これしかない。しかし、窓を設置するとなるとものすごい費用がかかります。2箇所で20万円くらい?いやもう少し掛りそうです。即、却下。



ではどうするか。答えはひとつ。自作する。となります。



しかしガラスを扱うのは難易度が非常に高く、しかも材料費がかなり高額になります。そこでいろいろと調べた結果、ポリカボードが良いという結論になりました。透明で中に空気の層が入っている、こんなヤツ。





180x90のサイズで3,200円。これが3枚あれば継ぎはぎで何とか4面の窓ができます。



実は土台となるサッシの部分は元からあって、もともとの姿はこんな障子張りの部屋でした。障子は古臭いし機能性が全くないので早いうちに外して倉庫にしまっておいたのでした。




この障子の土台を使って枠をホワイトに装飾し、そこにポリカボードを密着させて機密性の高い二重窓にしようというのが計画です。


そこで今日は障子をぶち剥がしてペンキ塗り。明日から雨のようなので今日の内にペンキまで終えようと4枚分。




汚れやザラツキもあるので一応全面にサンダーがけをして綺麗にしてから塗装。でひたすら塗る塗る塗る。面ではないので結構大変で時間もそこそこかかります。





と、いうことで頑張った結果、4枚、完成~。





でも乾いてからもう一度軽く塗るつもりなのでもう一日かかります。


ホワイトにしただけで何か洋風に見えません?障子感が全くなくなりました。よしよし。


この後、前述のポリカボードを貼り付け隙間をテーピングすれば、多分、出来あがりになります。もう入手済みです。フィルムを剥がすと完全な透明になります。




出来上がりと設置状態はまた後日。
総予算、9,600円プラス、ペンキ代。


これで暖かい部屋で過ごせるようになれば安いものかな。


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質素な貧乏暮らしでもソファは欲しいぞ



Bライフ田舎暮らしブログ

2018年8月22日水曜日

Bライフ小屋暮らしブログ--まとめ--

Bライフ小屋暮らしブログ--まとめ--


Bライフ?あまり聞きなれない言葉かもしれません。普通の社会生活を送っている方にとっては、なんだそれっ?て感じかもですね。



しかし僕にとっては、このBライフという造語、とてもとても素晴らしい言葉なのです。ここ数年間、物凄く勇気をもらってきた言葉です。



うつ病で休職、退職、離婚までしてしまった人間にとって決して大げさではなく、一筋の光明を与えてくれた強力な言葉。



そして僕自身も山奥での質素な暮らしへのシフトを始めてしまったこともあって、今一度、このブログでBライフについて再考してみようかと思います。





1 Bライフという言葉の出所


Bライフとは寝太郎こと高村友也氏が自身のブログで使い始めて広まった造語です。主に小屋暮らしを始めた方々が自分の生活を表現する形で用いられている言葉。




今の山奥での田舎暮らし自体も、このブログ自体も、Bライフという言葉から多大な影響を受けております。



僕のセカンドライフそのものが、どっぷり、この言葉に依存して成立しているような感じです。故に当然、貧乏ではあるのですが、今、心はとても穏やか。



さて、どんな意味かをもう少し詳しく。高村氏の言葉を引用すると以下になります。

------------------------------------------------------------------------
安い土地を買って、そこにテントを張るなり、ダンボールハウスを作るなり、自分で小屋を建てるなりして住んでしまおうというライフスタイルです


ホームレス以上、一般市民以下、......誰にも文句を言われずにいつまでも寝転がっていられるローコスト生活....


....ベーシックライフ....B級ライフ....ビギニングライフ....
-------------------------------------------------------------------------

ここで重要となるキーの部分がこれ。「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる」というところ。惹かれませんか?質素とかローコストとかいう点も重要ですが、第一目的ではないのです。それらは実現手段。



もう一度繰り返すと、目的は「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる環境を構築すること。



だからこの怠惰な生活をどうやって実現していこうかというのが、Bライフの醍醐味なのだと勝手に解釈しています。




2 Bライフ的に生きるとは


生きていくためにはお金が必要になります。しかし生きていくためだけに必要なお金は、Bライフ的な視点、つまり「誰にも文句を言われずに寝転がっていられる生活の確立」という視点に立てればたいしたことはないということに気が付くことが出来るように思えます。



月に20万、30万も必要ないのです。



東京のアパートに住んでいた時は家賃と駐車場だけで毎月勝手に7万円弱が出ていきました。そこに光熱費と通信費、交通費、食費、娯楽費などを加えるとやはり15万円くらいは必要だったかもしれません。



15万円必要ならば働く以外選択の余地がないのかもしれませんが、もし6万円くらいで済むのなら無理して働かなくても良いのかもと、僕自身は思い始めるようになりました。



うつ病で休職していた時にこのことをよく考えていました。出来るなら、これからは無理して働くよりも、より消費の少ない生活を選びたいと。



Bライフをブログで再考




3 Bライフの形態


Bライフの形態は自作の小屋暮らしに限られることはありません。ここでその数パターンの形態について触れておきたいと思います。



要は土地と建屋をローコストで手に入れられれば良いわけです。ランニングコストという視点もありますが、ここに関しては後述したいと思います。



パターンはざっと以下の5つの形態。費用は100万円~250万円。中には10万円で土地を買って20万円で小屋を建ててしまうというツワ者もおりますが、平均的には100~250万円とみておいた方が良いかと思います。


①自作小屋
②コンテナハウス
③トレーラーハウス
④中古別荘
⑤田舎の古民家


僕自身は④中古別荘でBライフを実践中です。中古別荘でのBライフ生活を考えている方は別荘を選ぶ上での注意事項をこちらにまとめていますので参照してみてください。→別荘生活、別荘ライフでの注意点


3-1①自作小屋


土地を手に入れて自分で小屋を作るため最も初期投資が安くすみます。土地50万円、建屋30万円、計80万円程度で完結。しかし電柱、井戸、などのライフラインも最低限必要になるのでプラス20万円。やはり最低ラインは100万円程度かと思います。



ただ、そんなライフラインも不要。すべて自力で!という方々もおられます。おそらくはこの姿が究極のBライフかと思います。



Bライフの名づけ親である寝太郎さんは自作の小屋暮らしです。10万円かそこらで建ててしまったというツワモノ。だからそれだけ人気があるのでしょうね。


そんな寝太郎さんの名著はこちら↓

      



その後に続け!と多くの方々がBライフを目指して小屋を建ててきたことは数多くのブログが証明してくれています。



ただ続いているのは数件ということも事実ではあります。


3-2②コンテナハウス



中古のコンテナ自体は20万円程度から手に入ります。搬送料が多少かかりますが、トータルは①の小屋と同程度、計100円程度になります。



自作小屋と比較した場合のメリットは小屋は製作期間に3~6ヶ月程要するのに対して、コンテナは始めから完成している箱ということでしょうか。この製作工程がないの点がメリットかと思います。



ただ格安の中古コンテナは腐食が激しいことは当たり前なので、購入以降腐食がどんどん進んでいくことを前提にいろいろと策は練っておく必要はあるかと思います。



枠組みだと割り切ってDIY前提で購入される方が良いのではないでしょうか。



3-3③トレーラーハウス



トレーラーハウスの場合、ある程度居住空間が出来ていますので直ぐに住めるのがメリットです。ただし写真のようなかなり古いものでも70~100万円くらいはしますので、①②に比べて50万円以上は掛ってしまいます。



また車両扱いにすれば固定資産税も不用というメリットもありますが、実のところ小屋の固定資産も微々たるもの(5000円/年)ですのでメリットとは言えない感じもします。



僕は中古の別荘に住んでいますが、固定資産税は6,000円/年間です。別荘でもそんなものですので気にする額ではありません。



3-4④中古別荘




土地、建屋こみで100万円程度から手に入ります。①~③と大きく違うのは、極々普通の住宅と同じ生活が送れるという点です。



トイレもあるし風呂もあります。ライフラインは全て揃っています。ただその分ランニングコストは掛ります。電気、ガス、水道で計9,000円/月くらいが最低ラインかと思います。また管理費として4,000円/月程度が必要にもなります。



少し余談になりますが、東京のアパートに住んでいる知人がガスをあまり使わないのに基本料金が取られるのはイヤだと言って昨年、ガスを解約しました。



料理が必要な時はボンベのコンロ。風呂に入るときは近場のスパに通っていたようなのですが、それで月にいくら浮くようになったのかと尋ねたところ、チャラだと言っていました。



プロパンガスは料金が高めではあるのですが、代替手段にきりかえたところで、不便になるだけで、お金はまったく浮かないということだと思います。



それに、例えBライフであっても風呂ぐらい自宅でゆっくりはるべきだとも思います。今日、明日のキャンプではないという認識も重要かもしれません。



3-5⑤田舎の古民家



こちらも土地、建屋込みで100万円程度、もしくはもう少し安く手に入ります。しかし④の別荘地と違って、その地域の情報を手にいれることはほぼ不可能です。ですので、住んでみないと何が起こるかわからないという不安は残ります。



田舎というのは現代社会でも完全なムラ社会のようです。そこには長がいてその言いつけに従わないとムラ八分という...。



僕の知人にも古民家を手に入れた後、村八分にあって苦しんだ方がいます。そちらの話はこちらを参照ください→ 田舎暮らし、移住での村八分の現実



以上の5つのパターンがBライフを実現するために実現可能な形態かと思います。




4 小屋暮らしBライフの意外な盲点


小屋暮らしで有名なブロガーさんが千葉に小屋を建てて住んでいます。Bライフに詳しいかたなら知っているかもしれませんが、この方の生活は一見たくましく、メデイアへの露出も派手で感化された方も多いのではないでしょうか。



小屋暮らしを開始してもう4~5年になると思います。多くの小屋暮らしの方が2年ほどで消息を経ってしまう(ブログの更新が突然止まってしまう)中で、この点、本当にたくましいと思います。




彼のブログを読んでいると長く続く秘訣がなんとなくわかります。



それは、無理をしないこと



夏場の暑い時期は実家の盛岡の実家に帰省する。冬場の寒い時期も帰省。



要は春と秋の数ヶ月しか小屋では暮らしていないのです。この点はこれからBライフや小屋暮らしを始めようと考えている方は深く考えておくべき点かと思います。



小屋暮らしが長く続いている人は、二重拠点や旅に出るなど、夏冬の辛さを回避する手段を持っているのです。こうなると実は非常に狭き門だとも言えるかと思います。



ローコストで暮らしたいから小屋暮らしを始めるのに別の拠点が必要になってしまうのですから、結局ものすごくお金が掛るような気がします。




5 結果として僕が選んだBライフのパターン


小屋暮らしには憧れていた時期がありました。しかし作りきれるかという点と、やはり上述した点、生活の持続という点で断念しました。



ボロくても土台ができている中古の物件、それも思いっきり値段の安い別荘地物件を僕は自分のBライフ実践の場として選びました。



現在は山奥に移住してまだ3ヶ月なので、家の改修や改造に多少のお金を使っています。でも、これもあと数ヶ月で収束する予定です。その後は月に6万円程度の支出で暮らしていけるという感触も持っています。



6万円の支出では一般的なBライフではないかもしれません。でも都会での15~20万円の暮らしに比べたら十分にBライフなのだとも思っています。それに「誰にも気兼ねなく一日中寝転んでいられる」という点は完璧にクリアしてますから。




6 Bライファーと地域住民とのいざこざ


市街地に小屋を作っても、田舎に古民家を手に入れても、絶対に避けるべきは地域住民とのいざこざではないでしょうか。



寝転んで暮らすためのBライフが、毎日ビクビクしながら不安と共に暮らすことになるかもしれません。



小屋を住宅街に建てて住民に総スカンを食ったり、結束の固いど田舎に越して村八分にされたり、こういう問題で悩んでいる方は本当に多いのです。



折角の移住先が試練の場、苦行の場となってしまいます。



そこでやはり強くおススメしたいのが中古の格安別荘。別荘地では地域住民との付き合いなど一切ありません。ただ例外として、住宅が密集している例外的な場所はありますので、その点はご自身の判断。



また毎月の管理費もゴミ収集や草刈、道路整備などに使われますので、寄り合いのように集まって何かしないといけない、ということも一切ありません。実に快適なのです。




7 持続可能な生活とは


話が重複しますが、Bライフは、2泊3日のキャンプではないということを再度念をおしておきたいと思います。



つまりは「持続可能な生活」という視点。エアコンも必要だし風呂も必要。携帯もネットも必要。水道もガスも電気もクルマも。そういった現代のライフラインを備えながら、いかに節約していくか。ここがカギなのではないかと感じています。



全て排除してしまえば、月2万円の生活も可能だとは思います。そういった苦行をあえて好む方がいても不思議ではありませんが、思い付きや刹那的な憧れだけで踏み出すべきものではないと僕自身はそう思っています。







8 先輩Bライファさん達の小屋での生活


ここに越してきて良くわかりましたが、急な冷え込みや、猛烈な暑さへの対処方法の存在は、かなり重要です。温暖な伊豆ではあるのですが、標高400メートルともなると、冬は氷点下まで気温が落ちます。




もし氷点下0℃の場所に自作小屋を建てたなら小屋の中に薪ストーブでもない限り寒くて眠りにつくこともできません。実際、薪ストーブを導入されている方もいますが、1万円程度の安価なものでは耐久年数が1,2年とも聞きます。



常に高熱にさらされていると薄い鉄板にはいとも簡単に穴が開いてしまうそうです。



ですのでキャンプ的なノリであれば1万円程度の安価な薪ストーブでも良いと思いますが、住み続けるならば数年間は持つものを手に入れる必要もあります。自分自身もかなり調べていますが耐久性が数年以上あるものは20万円以上します。




9 暑さへの対処


寒さに対しては応急処置的に安価な薪ストーブを導入することでしのげるかもしれません。しかし夏場の暑さへの対応は自作小屋であっても、多少お金をかける必要があるのではないかと思います。



エアコンを設置するには20Aほどの電力契約は必要となりますが、多くの小屋くらしの方は5A~10A。またはソーラーパネルでの自家発電という形態。



自作小屋という自負が20Aを引きたくないという気持ちにさせるのかとは思いますが、小屋であっても十分な電力とエアコン。夢を壊すようで申し訳ないですが、必須だと思います。




10 どこに土地を見つけるか


別荘、古民家以外を選択した場合、土地を購入して住む場所を自前で確保していくことになるのですが、土地をどの地域にするかという点も非常に重要なファクターになります。



ツイッターのフォロワーさんに某地域に土地を購入して昨年小屋を建てた方がいました。技術も根性もあって動画の配信も素晴らしい内容だったので毎回全て観させてもらっています。



ところが、その土地はというと、標高1,500mに位置する場所なのです。この標高だと0mの地域に比べて10℃近く気温がマイナスになります。



11月の秋ごろ。東京では最低気温が9度ほど。でもここでは既にマイナス1℃になっていたのです。あまりの寒さに12月には作業を中断し半年間放置となっているようです。



1年の内、11月~4月までの半年間は作業も出来ないし、もちろんそんな環境なので住み始めても辛くて仕方がない状況になるであろうことは容易に想像できます。



Bライフということで安い土地を求めがちですが、気温は重要なファクターです。冬場でも自分が耐えられる、いや、快適に暮らせる場所であって始めてBライフが開始できると思った方が良いと思います。




11 小屋自体の耐久年数


小屋を製作される方は、その材料に高価な木材は使わないのが普通なのですが、ホームセンターで手に入るような一般の安価な木材は防腐剤を毎年塗りこんだとしても直接雨に当る外壁部に関しては5年が耐久年数と言われています。



外壁部分が腐食してくれば中にも侵食してくるでしょうし、何の補強もしなければ6,7年で倒壊する恐れもあります。



こういった点を考慮して耐久性のある高額な木材を使用していれば良いのですが、小屋の製作過程ではとにかく安く済ませるという点に視点がおかれがちでしょうから後々大きな課題になります。



以上、雑多な内容になってしまいましたが、Bライフに生活をシフトしていくために考慮すべき点を、実際に山奥に住み始めた上で、感じている点のまとめとして紹介させて頂きました。




12 最後に


最後になりますが別荘地にはこんな感じの古い家が100万円程度から売り出されています。土地と家をあわせて100万円。いろいろと直したとしてもプラス50万円。少ない消費で暮らしていきたい方には本当におすすめですので是非一考を。




そしてこれからもこのブログでは中古別荘でのBライフ+α的な生活を紹介していきますので、是非是非、参考に。



伊豆の山奥別荘地への移住もお待ちしておりますよぉ。


次の記事
山屋の家の土砂の流れ出しを防ぐ


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山奥で暮らす田舎への移住1ヶ月目の感想


2018年6月16日土曜日

山奥で暮らす田舎への移住、隠居1ヶ月目の感想

山奥で暮らす田舎への移住


伊豆の田舎、伊豆の山奥へ移住してから約1ヶ月。移住直前までは「ここに住民票を移すのか」などという不安な思考の中を行ったり来たりしていたのですが.....。



全て杞憂でした。住めば都ということを今、実感しております。こんな感じで富士山も見えたりします。




田舎や山奥といった場所への移住に際しては、不便さ不都合さ、寂しさ、フラストレーション、そんなものをよく耳にしたりもしますが、そういうのは皆無です。僕が変わり者なのでしょうか(笑)。



今回は、そんな自分が、ここで暮らすようになって分かったこと感じたことを、いくつか紹介してみようかと思います。



1 田舎とも少し違う山奥という移住先の環境


俗にいう田舎への移住であれば、村の長へのあいさつや、隣近所への気遣い、そんな人間関係の問題が、まず初めに出現するかと思います。



しかし、ここにはそういうわずらわしさがの一切ありません。



木々に囲まれ周囲に誰もいない環境。その中で一か月過ごしてみると、東京で蓄積された心の中のモヤモヤのようなものが、日を追うごとに薄れていく感覚を覚えます。




鳥のさえずり小川の流れる音。それら以外、無音の世界です。旅行や観光で訪れたどんな場所よりも静か。そんな場所に住んでおります。



朝の一杯のコーヒーも、過去に飲んだものとは全く違って感じます。今までと同じ安いコーヒー豆なのですが。



2 移住先の田舎山奥の気温と湿度

2-①山奥の気温

ここの標高は400メートル程あります。ですので計算上、気温は地上よりも2.4℃低くなるようです。



2.4℃の差。冬場は結構寒く感じるとは思いますが、その分、6月の今の時分はとても過ごしやすいです。



日向に出れば暑いですが日陰はとても涼しい。避暑地に使われていた別荘のはずなので真冬以外は快適に過ごせる気がします。真冬への対策は、今の時期から少しずつ。



2-②山奥の湿度

何となくジメジメしているような気はしていたのですが、数週間で水取りぞうさんが満杯になったのを見て、急遽、除湿機を購入することにしました。




かなりパワフルな除湿機なので数時間程度で2リットルのタンクが満タンになります。何もしないと物凄い湿度という証明でもありますね。


アイリスオーヤマの超パワフルな除湿機



湿度も目に見える方が良いので湿度計も購入。80~90%の間をうろちょろしています。
1,000円の温湿度計



ここを購入した6ヶ月前、一番やっかいだと感じたのはカビ臭さでした。高湿度の環境で3年間程、人が住んでいなかったのだから、原因は明確なのです。目に見えないカビだらけだったということ。



いろいろと試行錯誤した結果、現在はカビの臭いは全くしません。これからもカビの発生は気をつけていこうと思います。カビ臭さへの対策はこちらを参照ください。
→ 古い家特有のカビ臭さを撃退



3 移住先での地域住民との関係

別荘地には1400件ほど家があってその半分くらいは定住しているようですが、この家の周辺では、滅多に住民に遭遇しません。散歩している人が一日に数人。なので近所付き合いというものは全くありません




本当に静かです。たまに宅配便のクルマが通ったりするとビクッとしてしまったり(笑)。



人付き合いが不要という点も気に入っているのですが、聴覚過敏に悩まされていたこともあって、今のこの環境はほんと快適。



4 移住先から街までのアクセス

標高は400メートルなのですが、街までは意外と近くて、大きなスーパーまでクルマで12分です。あと5分も行くと大きな国道につながっていて普通に栄えてます。馬鹿でかいパチンコ屋があるのが気に入りませんが...。



5 田舎で暮らす生活費

まだ出費にいくらかかっているか計算したことはないのですが、おそらく、なんとかノンビリやっていけると思います。来月から集計しようと思ってますが、ここでの生活にかかるお金はざっくりこんな感じです。


(1ヶ月換算)
・管理費   4,500円
・固定資産税  550円
・水道    2,000円
・電気    7,000円
・ガス    4,000円
・携帯    5,000円
・ネット     5,200円
・食費    15,000円
・ガソリン  5,000円
・自動車保険 1,800円
・軽自動車税  600円
・がん保険  1,900円
・娯楽    5,000円
・健康保険      6,000円
---------------------
計       63,550円


*国民年金は免除中です。今年度は払いなさいという指令がくるかもしれません。
*除湿機など初期投資で必要となったものは含めてません。



移住直後は36,000円というエイヤぁ~的な見積もりをしていたのですが、実際には6万円ちょっとかかっています。



今後もプラスマイナスはあると思いますが、6万円以内での生活というところをキープしていければ上々。これならBライフ+αくらいと言えるかもしれません。



6 田舎の山奥に住んで不便なこと

街までも大した時間はかからないし、なんだろう....。不便と感じることが今のところ何も思いつかないのです。多分ですが、住めば都なのですよ。どこであっても自分で探して手に入れた住処は都。



そうそう、もし別荘地に住むなら、道路は非常に重要なので、きちんと舗装された二車線の道がある場所を選んだほうが良いと思います。これは本当に重要!




この快適な道のおかげ危険遭遇度も格段に下がります。


7 移住先の山奥周辺でのお仕事

こちらに来ても失業保険の受給でハロワに通っていますが、週に2,3日の仕事は結構ありあそうです。今のところ全く働く気はありませんが、お金が無くなってきそうならハロワで仕事を見つけるのも可能。



知人は、この近くで3日置きに老人ホームみたいなところで宿直をやっていて、拘束時間は長いけれど、一晩寝泊まりするだけで6,000円のアルバイトをハロワで見つけたそうです。


ラクな仕事で月額6万円。こういうのもなかなか良いかもしれません。


8 田舎に移住して何をして楽しむか

僕にとっての娯楽は古い家を改造していくこととくらいですが、特に光回線が通ったことでAmazon Primeや音楽を一日中楽しむということもしばしばあります。



また山を降りれば、温泉も沢山、海へも30分程度なので、飽きることって、もしかするとないかもしれません。そう願いたいです。



9 田舎への移住とうつ病の状況

東京にいたころよりかなり良いです。たまに頓服としてデパスは服用してますが、抗うつ剤は飲んでません。睡眠剤も無しで十分眠れてます。すごい変化です。



と、ざっと書いてみましたが、今のところ順調です。




田舎暮らしのスタイルはいろいろあると思いますが、僕はこの山奥暮らしを、かなり気に入ってます。



ただ長く生活していれば、想像していなかった悲惨場面に遭遇することもあるかもしれません。悪いことも良いことも、これから少しずつ紹介していけたらと思います。



まずは一か月間、とても順調、とても快適。




山奥別荘を探し始めたころの話はこちら↓
熱海に移住するブログになるだろう隠居用別荘探し



自己紹介はこちら→ shigeの自己紹介



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家の周りに自生する食べられる野菜


関連記事
田舎暮らしブログ



2018年6月13日水曜日

退職翌年の住民税の請求 減免手続きなど知らん

退職翌年の住民税の請求 減免手続きなど知らん



先月東京の日野市から静岡の伊豆の国市へ移住したわけなのですが、1月1日に住所のあった日野市から退職翌年の住民税の請求がきました。恐れていたものがとうとう来てしまいました。





退職した友人からも「住民税の金額には超びびるよっ」と前ふりを受けていたので、超びびっておりました。おまけに減免手続きなどやり方もわからない(ほんとにそんなことできるのか疑問!)ので何もしておりません。



3ヶ月だけ働いてます


ずっと休職していたのですが、昨年は3ヶ月間だけ復職してます。休んでいた期間に有給も40日溜まっていたので実質5ヶ月間の給与をもらったことになります。もちろんボーナスも。



たかが3ヶ月間の復職でしたが、額面上は合計で413万円でした。年末調整をした時に知ったのですがこんなに沢山もらっていたようです。



ですので、6月に来るであろう住民税の請求をとても恐れてました。こんなことなら復職などせずに休職を続けて退職してしまえばよかったと.....。



ネットの自動計算


413万円をネットの自動計算にかけてみたところ、住民税は27万円と出てきました。デカイです。中古の軽自動車が買えるじゃん。










恐る恐る請求書を開けると


なんと、なんと、支払うべき金額は35,300円!!あれれ~27万円じゃなかったんかい!
よくわからないのですが、どうやら本当に3万、5千円、300円のようです。Bライファーということを察してくれたのでしょうかね(笑)。





仕組みはよく分かりませんが、いろいろと控除されてます。離婚してますが扶養控除も。結果、課税対象の金額は53万4千円。そこに掛るのが前述の金額。





税金に関しては本当に無知ですが、とりあえず良かったということで、これ以上は詮索しません。仕組みがわからなくてもいいです。安かったという事実だけで十分。




ちなみに、僕の友人は退職翌年の住民税に70万円を払ってました。


会社を退職する前年度の年収には気をつけましょうね~。


そんなに計画的に退職はできないですが。


 次の記事
山奥で暮らす田舎への移住、隠居1ヶ月目の感想



Bライフ田舎暮らしブログ

2018年5月22日火曜日

山奥への移住後の手続きいろいろ

山奥への移住後の手続きいろいろ



伊豆の山奥に移住してから2日目。とりあえず公的な手続きなどをしておこうと方々を飛び回りました。今すぐやらねければならないのはこの4つ。

1.住民票の転入
2.国民健康保険の加入
3.運転免許証の住所変更
4.ハローワークの移転

あと軽自動車の登録変更も必要だけど、これはまた暇な時に。


住民票の転入手続き

自宅から伊豆の国市の市役所までは約30分。遠くもなく近くい距離です。
こちらがその宿舎ですが、なかなか立派です。先日まで住んでいた東京の日野市役所と規模的にあまりかわらない感じ。

伊豆の国市役所



中での手続きですが、ちょっと驚きました。非常に腰が低い。そして丁寧。
しょっぱなから気分の良いスタートとなりました。



国民健康保険の手続き

ちょっと複雑なのですが、今回ここでやることは2点あります。

1.退職者への保険料の優遇申請
2.次男の丸学での保険申請


1つ目ですが、退職者に関しては昨年度年収の30/100で保険料の減額があります。日野市でも受けていましたが、これは本人が離職票を持って申請することが必要で、自動的に適用されるわけではありません。2019年3月まで権利がありますので、この申請をしました。


国民健康保険ってものすごく高いので、絶対に忘れてはならない手続きです。


2つ目ですが、次男がまだ大学3年生のため、こちらで保険料を支払いたく、「丸学」という制度を使う必要があるのですが、これがけっこう審査が厳格。①在学証明書 ②マイナンバー、戸籍付きの住民票 が必要となります。


事前に流れを把握していたので、こちらもスムーズに手続きが完了しました。









運転免許証の住所変更

市役所から最寄の警察署まで15分程度。12時10分ころ付いたのですが、なんと、昼休み!受付は午後1時からとのことだったので、昼飯を食べに行って時間をつぶしました。一応ここも完了。2ヵ月後に免許の更新時期がくるので、またこの警察署に来ます。




ハローワークの移転

本日の最難関事項。というか手続きなどよく分からない。三島市のハローワークまで、とにかく行くしかありません。車で30分程度でした。





失業保険は10月までもらえるので、あと5ヶ月間。月に2回、このハロワに通って保険をもらいます。東京でのハロワと違って、若者が多いなぁというのが印象でした。僕のような年齢の方は、やはり隠居なんでしょうか(笑)。


ちょっとビビッていた三島ハロワでの手続き。行ってしまえば、特に問題点はありませんでした。後はひたすら通うだけです。


予定していた手続きを一通り完了して、自宅へ戻ったのは4時ごろ。なんだかんだで5時間近くかかりました。でも、とりあえずこれで当面自由の身です。


慣れないことで、精神的に疲れました。
風呂に入って寝ることにします。


相変わらず直ぐに疲れてしまう自分です。
先が思いやられます。



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ついに東京のアパートを退去


Bライフ田舎暮らしブログ

2018年4月13日金曜日

伊豆の山奥に買った中古別荘の不動産取得税

伊豆の山奥に買った中古別荘の不動産取得税



伊豆の別荘を昨年11月に手に入れたのだけど、いよいよ4月になり不動産取得税の請求がやってきました。築40年以上の古い家なので、評価価格というのはどれくらいなのかさっぱり分からなかったのだけど、今回の請求書で評価価格がわかりました。


家屋の評価価格 :48万8千円
土地の評価価格 :77万1千円 ただし特例価格38万5千円




特例価格というのはよくわからないのだけど、とにかく税制上、この価格として計算してくれる価格らしいです。




不動産取得税


不動産取得税は評価価格x3%。ということで家屋と土地をあわせて2万6千円でした。安くて助かりました。
ほんと、こればかりは通知が来なくてはわからなかったので、実のところヒヤヒヤしておりました。


この後、固定資産税の請求も来る予定ですが、1.4%のはずなので、1万1千円くらいかと思います。月額にしたら1,000円。やはり古い家は金銭面で良いですね。以前新築のマンションを所有していた時期がありましたが、20万円くらい取られてました。今考えると恐ろしい.....。










移住時期


4月中に移住する予定だったのですが、役所やハロワの手続き等、5月の方が楽な感じがしたので1ヶ月伸ばしました。
だらだら移住しようと思ってます。


今月は27日にインターネットの工事があります。これでやっと快適に暮らせるようになりそうです。
それと29日に会社の友人6人で泊りがけで釣りに行く予定です。伊豆半島なので別荘から行きます。


すこしブログの更新をさぼりきみでしたが、インターネットもつながることだし、真面目に再開しようと思ってます。
これからもよろしくお願いします。



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うつ病ですが自立支援受給者を捨てました


2017年12月4日月曜日

ハローワークで失業保険をもらうためだけの活動

ハローワークで失業保険をもらうためだけの活動


9月末で失業したため、10月からハローワークに通い始めました。通ってはいますが仕事を見つけるためではありません。失業保険をもらうためです。しかし働く意思も無いのに通っているとなんだかとっても嫌な気分になります。すごく後ろめたい気分です。




一応、最低でも月に2回、就職活動の実績がないと失業保険がもらえません。ですので通っています。嫌々ながら。



しかし僕が勤めていた会社はリクルートと契約をしているので、ここに行けば一応就職活動としてカウントされます。ハローワークの窓口でウソの就職相談をするよりは気分的にラクです。



今日もリクルートに行ってきました。とってもゆるい雰囲気で就職カウンセラーと話ができます。ここ最近うつ気味だったので余計なことを沢山しゃべってストレスを発散させてもらいました。もう住居も買ってしまったし、来年の4月には移住する予定だし.....なんてことも。







こんな事も気軽に話せます。ハローワークでこんな事を話したら「認定取り消し」になるかもしれません(怖っ!)。リクルートという逃げ道があって本当によかった。3月までは月に2回、お世話になり続けようと思います。



で、問題は来年の4月以降。失業保険は9月までもらえる予定なので4月からは移住先のハローワークに通わなければなりません。リクルートともおさらばになります。調べましたが、移住先のハローワークはとても遠いところにあります。車で1時間くらい。そして、こういうことを考えていると直ぐ憂鬱な気分になってしまいます。



とても気が弱い男です。うつ病のせいなのか元々なのか、よくわかりません。でも本当に小さいことで直ぐに気分が落ち込んでしまいます。こういうところが治れば人生は楽しくなるんだろうなぁといつも思います。移住後のことをウキウキ、ワクワク考え続けられれば、きっと楽しい。でも小さなこと、つまらないことを想像して落ち込んでしまうことの方が圧倒的に多い。



抗うつ剤を飲み続けた4年間ですっかり定着してしまったネガティブ思考。ちょっとずつ変えてみせます。なるべく明るい部分にフォーカスを当てて少しでも楽しい気分で気楽に生きてくぞっ!。毎日こう言い聞かせていれば、その内そうなるのではないだろうか。



ですのでブログでもなるべく楽しいことにフォーカスを当てていこうと思います。



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離婚届けを役所に提出してきました


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一人暮らし貧乏生活


2017年11月1日水曜日

ハローワークで雇用保険受給者証明書をもらう

ハローワークで雇用保険受給者証明書をもらう



先週、ハローワークに行ってきました。雇用保険受給者証明章をもらうためでだったのですが、同時に雇用保険の説明会に参加しました。会場は結構広くて200人程が入れる大きさ。早く着いてしまったので一番前の席に座りました。



会社の同僚が続々と


一番前の席に座ってしまったため、入場してくる人、一人ひとりと目が合ってしまいます。僕より年配の方もいれば若い方も、女性も男性も種々多様。するとそこへ、結構親しかった同僚が入ってきました。静かな会場だったので、軽く会釈だけしたのですが、その後もまた一人、また一人、次々と同僚、知り合いが入ってきました。


同じ会社の早期退職者


今回、僕は会社の特別早期退職制度の募集に申し込んで退職したわけなのですが、休職中のの退職だったため、どれくらいの応募者がいるのか知りませんでした。風のウワサでは200人とも300人とも聞いていましたが、会場は知り合いで一杯。


見渡すと知った顔が30名程座っています。中には仕事でえばり腐っていた人もいて、なぁんだこの人も辞めるのかよっとちょっと複雑な思いがしました。楽しくてしょうがない様に見えてましたが、内情は悩みを抱えていたりしたのですかね。それとも独立してラーメン屋でも始めようと思っちゃったりしているのでしょうか。色々と想像してしまいます。


隣席も知った顔。なんて名前だったっけな、と考えていたら、ふいに話しかけられてしまいました。しかも僕の名前を覚えている。小声でしきりに話しかけられましたが、名前を忘れちゃっていると話し辛いですね。まあ適当話していたのですが、そんな中、ふと、彼の書類に書いてある「基本手当日額」が目にはいってしまいました。






彼の日額はなんと8,205円!!


僕の基本手当日額は6,701円でした。1,500円も差がある!予想はしていましたが、こんなにも違うのかということで、少しガックリしてしまいました。この基本日額というのは、6ヶ月間の給与の平均をベースとして算出されるのですが、僕はうつ病で休職→復職→休職を繰り返していた為、出勤時間が少なく途中途中で給与が70%程度になってしまった月が数回存在しています。これらが計算に含まれてしまっての結果です。




50万円........


一応、会社が募集した早期退職のため、会社都合という扱いになっています。ですので330日間、支給を受けられます。1年弱。上に書いた8205円と6701円の差額は....1504円。330日間だと1504円x330=49万6千円!!げげげげっ。こんなに損してしまった。ちょっと、いや、かなり悲しい。50万円も損してしまった。大損....。


でも受給できるだけで、ありがたいと思います。ほんと。


とは言いながら一応、退職して失業保険をもらおうと思っている方
退職前の6ヶ月間は、きちんとフル勤務で働いた方がいいです。


休職も退職も計画的に。



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伊豆の別荘探しブログ第三弾